毎週火曜に放送中のドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジテレビ系)が12月7日、ついにクランクアップを迎えた。
快晴で迎えた最終日は、群馬県内の病院で撮影が行われ、主演を務める刑事・里見役の松坂桃李の他、ヒロインで里見の恋人・猪熊役の木村文乃、美しき殺人鬼・カラ役の菜々緒の3人がそろった。
木村の撮影が終わると、今回で共演が4度目となる松坂から、一緒に作り上げてきた“同志”としてハグが。
それを受けて木村は「終わっちゃいましたね~!」と撮影を振り返り、「本当にあっという間で…あれ? もう終わりなの? なんか足りないカットはない(笑)?」と名残惜しい様子。
また、木村は「アクションもコスプレも初めてでしたし、いろんなことをやらせていただきました。本当、つらいことが全くなかった! それもこれも、スタッフの皆さんのおかげであり、現場を盛り上げていこうという座長の心意気であり、本当に座長のおかげで楽しかったです」と、満面の笑みを浮かべて撮影の終了を喜んだ。
一方、松坂と菜々緒の撮影は「サイレーン―」らしく、最後まで緊迫したアクションが盛り込まれていた。
ラストカットをモニター前で見守っていた菜々緒は、オールアップの声を聞いた瞬間、「ストーリーとは違って、終始現場は和やかだったよね」と周囲のスタッフたちと笑顔を交わした。
続けて、菜々緒は「数々の悪女をやらせていただきましたが、今回は“完全悪女”ということで、かなり振り切ったお芝居をやらせてもらいました。…こうやって泣いてもたぶんウソ泣きだって言われると思うんですが…皆さんが毎日笑顔で迎えてくれて、本当に楽しい現場でした、終わってほしくないです。感謝の気持ちでいっぱいで、言葉にしきれない。皆さんとご一緒にできるようまたがんばります」と声を詰まらせた。
涙ぐむ菜々緒に、周囲からは“ウソ泣きじゃないよ!本物だよ!”と温かなエールが次々に湧き起こり、菜々緒からも笑みがこぼれた。
そして、主演を務め上げた松坂も大拍手の中で、「いや~、皆さん、大変でしたね! でも、それ以上に楽しかったですね、本当に!」と語り掛けるような口調でスタッフ全員の顔を見て話し始めた。
「クランクインもアップもロケ先がどんどん遠くなって(笑)、雨にもよく降られましたが、それが『サイレーン』ぽいなって。だんだんナイターシーンも多くなり、朝まで撮影しましたが、そんな中、こんなに心強いスタッフがいるのかと僕はただただ感動していました。
すごいぜいたくな時間をワンクール過ごしたと思います。これが主演の特権なんですね…! 素晴らしい監督、スタッフ、共演者と濃厚に関わることができるというのは、今回本当に良かったと心の底から思うことです。毎日の現場がワクワクでした。皆さんのおかげです。感謝の極みです」と語った。
そんな中、松坂は最後の撮影を病院着で終えたことについて、スタッフに「なんで病院着なの? ここはスーツでしょ!」とツッコみ、「こうして言えるのもサイレーンだからなんですけどね(笑)」と笑顔を見せていた。
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