「真田丸」船出へ!初回試写会に堺雅人が登壇

2015/12/14 20:38 配信

ドラマ

大河ドラマ「真田丸」の初回試写会に、主演の堺雅人が登壇!

'16年1月10日(日)からスタートする大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)の初回完成試写会が行われ、主演の堺雅人が登壇した。

真田丸」は、戦国武将・真田幸村こと信繁(堺)の波乱の生涯を三谷幸喜の脚本で描く。信州の弱小領主・真田家の次男として生まれた信繁は、父・昌幸(草刈正雄)や兄・信幸(大泉洋)の背中を追いかけ、やがて徳川家康(内野聖陽)さえ恐れる名将へと成長していく。

第1話では、さっそく真田の一族が仕える武田家が滅亡の危機に。次々に裏切り者を出す武田勢にあって、当主・勝頼(平岳大)を自分の城に迎えて最後まで戦おうとする昌幸は、準備のため一足先に城に向かう。しかし、勝頼は出発直前に、父・信玄の代に家臣になった昌幸ではなく、先祖代々の家臣の城に入ることを決める。

三谷脚本らしく随所に笑いを入れつつも、制作統括の屋敷陽太郎氏が「登場人物全員が真剣だからこそ生まれる笑い」と語るように、緊迫感のある情勢の中で必死に生き抜こうとする人々の姿が真正面から描かれている。

堺は、第1話の感想を「草刈さんのお芝居に尽きますね。若々しくて何を考えているか分からなくて、でも時代の波に必死に抗おうとしている昌幸そのものでした。草刈さん(昌幸)の背中を見ながら僕(信繁)は育っていくんだな、という思いを新たにしました」とコメント。

作品の魅力については「どんどん領地を増やす右肩上がりの話ではなく、第1話も武田の滅亡という終わりから始まっています。迷いながら悩みながらも、いろんな価値観を共存させて前に進んでいく、という“騙し騙し”の感じが作品の魅力で、今の日本が一番見たい物語なのではないかと思っています」と語った。

第1話のもう一つの見どころは、冒頭、大坂の陣で命を散らす直前の信繁の姿が一瞬映し出されること。堺は、「あのシーンで、信繁のシンボルである赤備えの鎧(よろい)が、スタッフに初お披露目されたんです。その時のスタッフさんの目の輝きや、その場で撮影会が始まったことが印象的です。鎧一つにあれだけ沸き立つピュアなスタッフと作っているんだな、という喜びがありました」と目を細めた。

戦国の荒波を乗り越える真田家を一艘の船にたとえた「真田丸」。その船出は非常に良好なものになりそうだ。

大河ドラマ「真田丸」は'16年1月10日(日)夜8時からNHK総合ほかで放送!

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