12月17日(木)に最終話を迎える「遺産争族」(テレビ朝日系)がクランクアップを迎えた。
今作は、大手葬儀会社を経営する一族に婿入りした研修医・育生(向井理)が、その創業者の遺産をめぐる争いに巻き込まれていく物語。
この日の撮影は、楓(榮倉奈々)、恒三(岸部一徳)、陽子(余貴美子)、月子(室井滋)、凜子(板谷由夏)と河村家に加え、育生の母・華子(岸本加世子)、弁護士・利子(真飛聖)の主要キャストがそろい、河村家の邸宅前で、にぎやかな雰囲気の中でのクランクアップとなった。
その数時間後にクランクアップを迎える向井も現場に入り、全シーンを撮り終えた“家族”一人ひとりに花束を渡した。
榮倉は「クランクインがつい先週かのように、すごくあっという間に感じる現場でした。皆さんに仲良くしてもらえて、とても楽しかったです」と笑顔を見せた。
余も「こんなに終わるのが寂しいと思うことがありましょうか! 皆さんと楽しく撮影できてよかったです!」と話すと、室井も「月子は専門用語が難しくて…(笑)。特に吉沢(渡辺いっけい)さんとのシーンの用語が難しかったですが、とても楽しくできました!」と振り返り、板谷も「河村一族、本当に楽しかったです! それに尽きます(笑)」とそれぞれ感想を述べた。
「弁護士役だったため、専門用語のせりふが難しく、自分にあまり余裕がなかったため、皆さんとお話ができなくて残念でした。でも、ひとつのものを作れて本当に幸せでした」と真飛がこぼすと、岸本も「本当に楽しい現場で終わっちゃうのが寂しいです。もっともっと続けていたかったです」と名残惜しそうな様子を見せた。
また、今作で“ムコいびり”を見せていた岸部も「本当に楽しかったです。作品に中身はこういうドラマでしたけど、作る過程は“ホームドラマ”だった気がします。『こんなに仕事が楽しいものなのか』とつい思うくらいでした。河村家がなくなってしまうのが寂しく、実生活よりも恒三がいいな、と思ってしまったり…(笑)」と打ち明けた。
さらに、数時間後ひとりでクランクアップだった向井のため、榮倉と岸部が現場に残り、向井の最後を見守った。
監督の「カット、オッケー!」の声がかかった瞬間、みんな安心し笑顔に。撮影を終えた向井に、榮倉から花束が送られ、そんな若き夫婦を見守るしゅうと・岸部にも笑顔が。
妻としゅうとに見守られての撮影終了となった向井は「なんだか終わった感じが全然ないです(笑)」とニッコリ。そして「皆さんの笑顔がとても印象的な現場でした。これが一つの区切りですが、また皆さんとご一緒できるようこれからも頑張らなくてはいけないと思いました!」と思いを口にした。
ついに12月17日(木)で最終話となる「遺産争族」。
これまで龍太郎(伊東四朗)の遺産をめぐり、数々の争いを繰り広げてきた河村家。お金に関心のなかった育生の豹変がきっかけで、龍太郎が起こした一連の遺産相続争いの真意が明かされた第8話。
しかし、そんな河村家が仏壇のろうそくが原因で火事に。火の手が迫る中、恒三たちは脱出を試み、育生も龍太郎を背負い部屋を出るが、龍太郎は「金庫が気になる」と、育生を振り切り部屋に引き返してしまう。
龍太郎の運命、育生と楓夫婦にも平穏で幸せな時が訪れるのか、“争族”の結末に注目だ。
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