一青窈が出産後初のイベント出席で映画主題歌を熱唱!

2015/12/20 09:05 配信

映画

映画「はなちゃんのみそ汁」で主題歌「満点星」を歌う一青窈

'16年1月9日(土)より全国拡大公開する映画「はなちゃんのみそ汁」が、12月19日に先行公開初日を迎えた福岡で広末涼子滝藤賢一一青窈、阿久根知昭監督が舞台あいさつに登壇した。

いよいよ先行初日を迎えた19日、本作の舞台となった福岡での公開とあって、家族連れなど公開を待ちわびた観客で会場は満席状態に。

鑑賞を終えたばかりで感動冷めやらぬ中、一青の主題歌「満点星」に載せ、広末、滝藤、一青、阿久根監督が登場すると、観客からは割れんばかりの拍手が沸き起こり大歓迎ムード。

広末は「家族や命の温かさを感じさせてもらえる映画になったのではないかな、と思っています。初日を迎えて、皆さんの温かい笑顔を見ることができて、本当に幸せです。この映画に関われて良かったなと思います」と初日の喜びを口にした。

一方、滝藤は「安武信吾を演じました、滝藤賢一“ばい”。福岡の皆さんと迎えられたことがとってもうれしい、ばい」と微妙な博多弁であいさつすると、客席からは笑いが起こった。

また、広末の姉・千恵役で出演し、出産後これが初めてのイベント登壇となる一青は「この映画に携わっていた間中、妊娠、そして今出産した後で、私にとってはものすごい人生の大きな変換期をこの映画と過ごすことができました。それを見てくださったことがすごく私の中でうれしい」と感慨深くコメントした。

さらに本作について、広末は「本当にどのシーンも大切なエピソードがいっぱい詰まっていて」と前置きし、「急に涙を誘われたり、また笑わされたり、そしたらまた次ちょっと切なくされたり。それがすごく日常的というか、淡々とした日常の中の小さな大切なことを教えてくれるから、全てのエピソードがいとおしくて大切です」とかみしめるように語った。

福岡で思い入れのあるロケ地は、実際の安武さんが勤務する新聞社という滝藤は「僕のファーストシーンで、広末さんと芝居するのも初めてだったので思い入れがありますね。実際の場所でやれるって気持ちが違いますよね」と振り返った。

そして、今回一青がサプライズで「満点星」を初披露。本作のために書き下ろしたという主題歌を丁寧に歌い上げ、会場中を魅了した。大きな拍手が沸き起こる中、映画の余韻も相まって涙を拭う人の姿も見られた。

隣で聞いていた広末も口ずさみ体を揺らしながら聴き入っていたが、曲が終わると「滝藤さんが汗を拭いているのか涙を拭いているのか分からなくて」と突っ込みを入れると、滝藤は「もちろん涙です。生で聴けると思わなかったんで、鳥肌が立ってきました」と、照れ笑いを浮かべた。

歌い終えた一青は「生まれてくれてありがとうという気持ちを毎日実感しながら、自分の音楽と対峙(たいじ)しているんです。それが実際歌詞に書けて、これから歌い続けていけることが自分にとってもすごくうれしいです」と感想を語った。

さらに広末は「記憶がよみがえってきて感動しました。この映画の力というか、もしつらいことがあったり困難があっても、きっと打ち勝てると思わされる力強い歌声」と絶賛し、「この映画も皆さんの勇気につながったらうれしいなとあらためて感じさせられました。本当に、たくさんの人に愛される映画になったらいいなと思います。これからも『はなちゃんのみそ汁』をよろしくお願いします」とアピールし、舞台あいさつは大盛況のうちに終わった。