'16年1月3日(日)にフジテレビ系で二宮和也主演の新春ドラマスペシャル「坊っちゃん」が放送される。
夏目漱石没後100周年という節目にドラマ化することが決定した不朽の名作「坊っちゃん」。そんな期待作に宮本信子、佐藤浩市、小林薫、浅野ゆう子、又吉直樹という豪華キャストが出演することが追加発表された。
同作は、二宮演じる暴れん坊の坊っちゃんが、数学教師として赴任した愛媛・松山の旧制中学校で同僚の教師たち、生徒たちとぶつかり合い大暴れする痛快ストーリー。
親譲りの無鉄砲と真っすぐ過ぎる性格で、子供のころから問題ばかり起こしている坊っちゃんは、周囲からは問題児として煙たがられていた。だが、住み込みの女中だけは立派な気性だと褒めてくれ、坊っちゃんのことを何かとかばってくれていた。
宮本が演じるのは、そんな坊っちゃんにとってこの世でたった一人の理解者である女中の清。宮本は7年ぶり2度目の共演となった二宮について「今回、坊っちゃんを演じるのが二宮さんと聞いた時、本当に良かったと思いました。二宮さんは坊っちゃんにピッタリですから。揺らいだり流されたりせず、とにかく真っすぐですてきな方です。そんな二宮さんが演じる坊っちゃんの、育ての母というべき存在が清ですが、芝居では自然に二人の関係を演じることができたと思います」と撮影を振り返った。
また、佐藤が演じるのは物理学校の校長で、坊っちゃんが松山へ赴任するきっかけをつくる大事な人物。小林と浅野も、松下奈緒演じる町一番の美人・マドンナの両親という役柄で物語を盛り上げていく。
そして、又吉は坊っちゃんの下宿先の隣の部屋に住み、坊っちゃんのことを気に掛けている夏目漱石役として登場。「坊っちゃん」の世界に漱石本人を登場させるのは史上初のアレンジ。
先に発表された、松下奈緒、古田新太、八嶋智人、山本耕史、及川光博、岸部一徳という正月ならではの豪華キャストと共に作品に花を添えていく。
物語は、物理学校を卒業して就職のあてがない坊っちゃんは、校長(佐藤)の勧める愛媛・松山の中学へ数学教師として、赴任することを決める。
着任早々、校長(岸部)から生徒の模範となるように言われると、うそのつけない坊っちゃんは「できません」と答え、周囲の教師たちをあぜんとさせる。そんな坊っちゃんを、教頭の赤シャツ(及川)と画学教師の野だいこ(八嶋)は快く思わない。
そんな中、坊っちゃんは生徒たちともうまくいかず、しまいにはいたずらを受けてしまう始末。当事者を突き止めようとするが、犯人は名乗り出ず、納得がいかない坊っちゃん。
さらに、町一番の美女・マドンナ(松下)をめぐって、赤シャツの汚い思惑を知った坊っちゃんは、学校、そして町を変えようと大暴れする。
以前二宮も「家族や親戚が一堂に会するのが、お正月の良いところだと思いますが、ドラマを制作している側も、これだけの方々を集めるのは、お正月じゃないとできないのだろうな、という顔触れがそろっていると思います。お正月のすごさを知りました。この方々が2時間、画面に居続けるということだけでも、このドラマの見どころだと思います」と語っていた通り、豪華キャストで贈る今世紀初の「坊っちゃん」。新年一発目に見るドラマにふさわしい作品となること間違いなし。
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