堺雅人主演の大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)が、いよいよ1月10日(日)に初回放送を迎える。
「真田丸」の主人公・真田信繁(幸村)は、大坂の陣を豊臣方として戦い、徳川家康をあと一歩まで追い詰めた名将。誰もが知るヒーローでありながら、実は大坂の陣以前は名もなき男。そんな青年・信繁が、家族と共に戦国の荒波に翻弄(ほんろう)されながらも生き抜き、大坂の陣を迎えるまでを三谷幸喜の脚本で描く。
気になる第1話は、名将・武田信玄の死から9年を迎える甲斐の名門・武田家を舞台にスタート。織田信長(吉田鋼太郎)の軍勢に攻め込まれた武田家は、当主・勝頼(平岳大)の下、絶体絶命の危機を迎えていた。
武田に仕える信繁の父・真田昌幸(草刈正雄)は、自らの居城・岩櫃城で織田を迎え撃つよう勝頼に進言し、準備のため一足先に出発する。
しかし、その夜、信繁とその兄・信幸(大泉洋)の元を勝頼が訪れ、岩櫃城には行かないと告げる。先祖代々の家臣ではない昌幸は裏切る可能性がある、とほかの家臣たちの進言を受けた勝頼は、行き先を急きょ変更したのだった。
初回の見どころは、冒頭で映し出される最晩年の信繁の姿。“真田の赤備え”として知られる赤いよろいに身を包み、ひげをたくわえ、眼光鋭いその顔貌は普段の堺とは別人のようだ。一転して青年期の信繁は、好奇心と冒険心にあふれた若々しいキャラクター。堺の演じ分けにも注目だ。
そしてもう一つの注目は、草刈正雄演じる信繁の父・昌幸。冷静に状況を見極め、権謀術数と長年培った勘で危機を乗り越える心強い大黒柱だが、生き残るために必死であるが故に言動がコミカルに映る場面も多々ある。
かつてNHKで放送された「真田太平記」('85年)で真田幸村を演じた草刈が、今回は父・昌幸を演じるというところも往年のドラマファンの心をつかみそうだ。
もちろん彼ら以外にも、「これまでにないほど真面目(な役)」という信幸を演じる大泉や、信繁と信幸の姉・松(木村佳乃)、公家出身の信繁の母・薫(高畑淳子)、肝の据わった信繁の祖母・とり(草笛光子)といった真田家の面々、そして内野聖陽演じる徳川家康ら真田と敵対する大名にも魅力的なキャラクターたちが並ぶ。
大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)は1月10日(日)夜8時からNHK総合ほかで放送。ついに出航する話題作に乗り遅れるな!
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