藤竜也が衝撃作「愛のコリーダ」撮影秘話を明かす

2016/01/13 23:04 配信

バラエティー

藤竜也が「愛のコリーダ」秘話や北野作品ならではの演出などを語り尽くす(C)BS朝日

1月17日(日)放送の「熱中世代 大人のランキング」(毎週日曜朝8:00-8:55BS朝日)に俳優・藤竜也が出演する。

藤は'62年に映画「望郷の海」で銀幕デビュー。それ以降、日活を退社するまで専属俳優として、約90本の作品に出演してきた。北野武大島渚黒沢清など、世界的な映画監督の作品に出演し、国内外で高い評価を得ている。

番組では、官能表現から当時問題作として話題になった、大島監督の「愛のコリーダ」について取り上げる。藤は同作品で主役の吉蔵を演じたが、その過激な内容から当初はキャスティングが難航。藤が大島から「とにかく読んでください」と台本を渡されたのは、制作発表会見の前日だったことを明かす。

作品について藤は「内容が内容ですからね、『はい! やりまーす!』というような感じではなかった」と言う。

しかし「ただ…感じたことは、これだけベッドシーンを、セクシャルなシーンを重ねて重ねて、そうして男と女がほれる喜び、悲しみ、不条理、つまり全体でいえば“愛”ですよね。こういう切り方があるのかと思ったわけです。で、これ出なきゃばかだな、と思ったんですよ、俳優としては」と出演への経緯を語る。

またベッドシーンについては藤とヒロインの松田英子、そして大島監督の3人だけで撮影を行っていたという。藤は「闇の中でね、潜んでやるときは、なんかもうおかしな感じですよね(笑)」と当時の心境を暴露する。

さらに番組は、藤の地元横浜で散歩ロケを敢行。妻で元女優の芦川いづみとの心温まるエピソードが語られる。