勝地涼“ゆうばり”象徴の賞に「身が引き締まる思い」

2016/02/22 07:01 配信

映画

ことしの「ニューウェーブアワード」を受賞した勝地涼、杉咲花、土井裕泰(写真左から)

2月25日(木)から2月29日(月)に行われる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」で、俳優の勝地涼、女優の杉咲花、演出家・映画監督として活躍する土井裕泰が「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」を受賞することが決定した。

同賞は、目覚ましい活躍を見せる映画人を、新しい波(ニューウェーブ)を起こしてほしいという気持ちを込めて表彰する目的で'14年に新設された。過去には俳優の東出昌大に中村蒼、女優部門では武田梨奈や松岡茉優ら、現在の映画界を支える若手スターや、宮藤官九郎、増田セバスチャンという時代をリードするクリエーターたちが受賞してきた。

新たな才能を発掘する場としても愛されている「ゆうばり映画祭」において、象徴的な賞と言っても過言ではないものだ。

'16年の男優部門を受賞した勝地は、「亡国のイージス」('05年)で一躍注目を集めた後、数々の映画や舞台、そしてテレビドラマのメーンキャストとして活躍中。

シリアスな演技派もちろん、最近ではコミカルな役柄まで幅広いキャラクターを演じ分ける力と豊かな人間性が多方面から注目を集めている。

勝地は「30歳を迎える前に、“ニューウェーブアワード”をいただけるということは、とても身が引き締まる思いです。初心を忘れず、この賞の名に負けないよう、自分の役を追求していき、出演した作品で波を起こせるように、努力していきたいと思います。本当にありがとうございました」と、喜びを語った。

女優部門の受賞者・杉咲は、デビュー以降数々の話題作への出演を果たし、現役高校生という若さながらも独特の存在感から注目を集めている。昨年、日経トレンディ誌主催の「2015の顔」に選出された期待に違わず、数々の映画賞にノミネート・受賞を果たした。

受賞に際し、杉咲は「光栄です。この機会に、また私にとって掛け替えのない作品を見てくださる方がいたとしたら、それはすごく幸せです」とコメントした。

そしてクリエイター部門を受賞した土井は、これまで映画、テレビドラマと数々のヒット作品を生み出し、日本のみならず世界的人気も獲得。映画、テレビを問わず優良なエンターテインメント作品の作り手が求められている時代にテレビ、映画を問わず確実にヒットさせ、俳優たちを作品の中で際立たせる演出力が評価された。

土井は「あの“ゆうばり映画祭”から賞をいただけるとは! 感激です! この年で『ニューウェーブアワード』をもらってもいいのか?とも思いましたが、いやいや、まだこの先の可能性に期待してもらえているのだと理解し、喜んで受賞させていただきます。これからもイキのいい作品を届けられるよう、精進いたします」と、感激していた。