4月23日(土)より全国公開されるファンタジーアドベンチャー「ズートピア」で、主人公のウサギ・ジュディ役の日本版声優を女優の上戸彩が務めることが分かった。また、ジュディの同僚・クロウハウザー役はサバンナ・高橋茂雄に決定した。
上戸が演じるウサギのジュディは、ティーンから絶大に人気を誇る「塔の上のラプンツェル」('10年)や日本で社会現象にまでなった「アナと雪の女王」('13年)に続くディズニー・アニメーションの新ヒロインだ。
動物にはそれぞれ決められた役割があり、小さくてかわいいウサギは農場でニンジン作りに従事するのが“ウサギの人生”とされている。
そんな性別、年齢、学歴、見た目などのさまざまな偏見が見え隠れする、人間社会の縮図のような“ズートピア”という世界で、幼いころから夢見ていた「立派な警察官になる」ためジュディは奮闘する。
ジュディの“夢を諦めない”という強い信念、さらには新しいことにチャレンジする勇気がストーリーの大きな魅力でもあり、見る者全てへのメッセージにもなっている。その真っすぐな正義感と行動力、また自然に周囲を元気にしてしまう底抜けの明るさと、深い絆で家族や仲間にも信頼されるジュディのキャラクター性が上戸にピッタリということで、今回の起用が決まった。
また、ジュディが働く警察署の受付担当のチーター・クロウハウザー役に挑戦するのがサバンナ・高橋。ドーナツが大好物で、チーターとは思えないくらい太っているのんびり屋さんだ。
ジュディや同僚はもちろん、頑固で厳格な署長や警察署に来る相談客、そして捕まった犯人からも愛されるその愛嬌(あいきょう)は、高橋の親しみやすさとも重なり、1度見ただけでかわいいと感じてしまうクロウハウザーを体現できる存在感が今回の起用へつながったのだとか。
上戸は、今回のオファーについて「正直に、即決でした。うれしかったです。ディズニーってどの作品も皆さんの中で特別な思い出になりますよね。皆さんの記憶、心の中に残る作品の声優を担当させていただけるということは本当にうれしかったです。
いつか家族に自慢できるお仕事ができたらいいなと常に思っているので、ジュディはまさにそうじゃないかなと思います」とコメントを寄せた。
また、サバンナ高橋は「小さいころからディズニー映画を見ていたので、まさかその世界に自分の声が入る、ということが本当にうれしかったです。同時にディズニーの仕事をしている、という優越感も感じています(笑)。僕が演じるクロウハウザーは、愛嬌たっぷりのかわいいキャラクターなので、ぜひみんなに愛されるようにしたいです」と意気込んだ。
その他、詐欺師のキツネ・ニック役に森川智之、ズートピア市長のライオンハート役に玄田哲章、ズートピア警察署長のスイギュウ・ボゴ役に三宅健太、ヒツジのベルウェザー副市長役に竹内順子と、豪華声優陣が勢ぞろいし、作品に花を添える。
本作は、3月4日にアメリカで公開されるや「アナ雪」「ベイマックス」('14年)を超えるディズニー・アニメーション史上1位のオープニング興行成績を樹立。(公開3日間の興収/MOJO調べ)。
また、監督は日本でも根強い人気を誇る「塔の上のラプンツェル」のバイロン・ハワードと大ヒット作「シュガー・ラッシュ」('12年)のリッチ・ムーアが務めており、ディズニー・アニメーションの第3黄金期の勢いを加速させた実力派の制作陣が集結している。
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