テレビ朝日系では3月16日(水)の夜8時より、水谷豊×反町隆史コンビによる「相棒season14 最終回スペシャル」『ラストケース』を放送する。
これまで警視庁特命係・右京(水谷)の相棒は、初代・亀山薫(寺脇康文)、2代目・神戸尊(及川光博)、3代目・甲斐享(成宮寛貴)と、全シリーズまで全て警察官であったが、反町演じる“4代目相棒”冠城(反町)は、警察官ではなく法務省のキャリア官僚という異色の経歴を持つ人物。
それ故、捜査一課の伊丹(川原和久)や「暇かっ?」でおなじみの角田課長(山西惇)らには「お客さん」と呼ばれ、ある意味では右京以上に腫れモノ扱いされてきた。しかし、機知に富んだ行動やキャリアならではの“剛腕外交”を駆使して、右京と共にひょうひょうと事件解決に貢献してきた。
そんな中で迎える3月16日(水)の最終話では、警察学校で訓練生による銃乱射事件が発生する。実弾射撃の訓練中だった伴野(瀬川亮)が、教官1人と同期生6人を射殺。
「閣僚を殺害する」との犯行声明を世間に伝える役割として、金井(小柳友)だけ生き残らせると、訓練用に準備された全ての弾丸を回収して逃走し、その日のうちに文部科学大臣射殺の凶行に及ぶ。
警察が全力を挙げて伴野の捜索と閣僚の警護に当たる中、冠城はさる事件において、裁判官に働き掛け令状の執行を阻止するという捜査妨害をしたということで法務省への強制帰還を、右京はそれを看過した連帯責任があるとして謹慎が言い渡される。
そんな冠城の前に突然、公安調査庁の慎子(高岡早紀)が姿を現す。冠城と旧知の中の慎子は、どこからか冠城の危うい状況を聞き付け、冠城の名誉挽回に役立つ重要な情報を携えてくる。
それは、慎子が伴野と連絡を取れるというもの。事情を知った右京は冠城、慎子を伴って特別捜査本部に乗り込む。
慎子によれば、伴野は唯一の家族だった姉を5年前に起きた爆弾テロで亡くしていた。為政者たちはいつでも「テロに屈せず断固戦う」と勇ましく表明してみせるが、犠牲になるのは決まって一般人で、伴野はそこに憤りを感じていたのだという。
程なく慎子は伴野とのコンタクトに成功。特別捜査本部はおとり捜査に踏み切るのだが、本当に伴野は現れるのか。そして右京&冠城がたどり着いた結末とは?
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