大島優子「堤監督は何でも私にやらせる(笑)」

2016/03/18 12:49 配信

映画

映画「真田十勇士」に豪華キャスト集結!

豊臣・徳川の最後の決戦“大坂の陣”から400年となる'14年。大ヒットを記録したスペクタクル超大作舞台「真田十勇士」が、同作品の演出を手がけた奇才・堤幸彦監督により超エンターテインメントムービーとして映画化され、“真田イヤー”と言われる今秋、9月22日(祝・木)に全国公開される。

本作の全国公開と同時に、堤監督演出で舞台上演されることも決定し、映画と舞台を同時期に公開・上演するという、映画界・演劇界にとって史上初の画期的な試み、“世紀のダブルプロジェクト”がいよいよ本格的に始動する。

先日、約2カ月半に及ぶ撮影がクランクアップを迎えた本作のクランクアップ報告会見に、主演で猿飛佐助役の中村勘九郎、霧隠才蔵役の松坂桃李、火垂役の大島優子、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、青木健の十勇士メンバーが勢ぞろい。さらに、加藤雅也、大竹しのぶ、石垣佑磨、本作を手がける堤幸彦監督など総勢14名の超豪華布陣で実施された。

和太鼓団体「信州上田・真田陣太鼓保存会」による勇壮な和太鼓演出披露の後、出演キャストは皆、劇中衣装に身を包み登壇。撮影中のエピソードや本作に懸ける思いなどを語った。

主演の中村は「本当に過酷だった撮影が終わりまして、このようなクランクアップ会見ができたことをうれしく思います。'14年にあった舞台中に『映画にしてくださいよ~』と冗談で言っていたら本当になってしまって、さすが堤監督だなと思いました。撮影は過酷でした。時代劇、戦国ものである程度は覚悟していましたが、予想以上の大変さで。顔だけでなく心の中も格好良く美しい俳優陣、優秀で信頼のできるスタッフのおかげで無事に撮影を終えました」と、振り返った。

一方、松坂は「台本からは想像できないことがたくさん起こっていまして、空を飛んだり、馬と共に走ったり、敵陣に突っ込み、敵兵をバッサバッサと切ったり、忍者は少年漫画を地で行くような動きの連続だなと思い、楽しい日々を過ごしていました。『馬と一緒に走ってください』と堤監督に言われて、『馬に乗るんですか?』と聞くと『いや、馬と一緒に並走して走ってください』と言われて…。『何を言ってるんだろうか?』と思ったのですが(笑)。不可能を可能にする監督だなと思いました(笑)」と、鬼才の演出スタイルに戸惑いを見せながらも感服。

また、“紅一点”の大島は「女性は一人しかいなくて、男臭い現場だなと思いました(笑)。皆さんすごく仲が良く、現場は朗らかで雰囲気はとても良かったです。撮影に入るとキリッと顔が変わる姿に、遠目から見てすてきだなと思っていました。何よりも皆さんの殺陣とアクションがとてもカッコイイです。現場スタッフさんたちも大変そうでしたが、武士のように闘っている姿を見て本当に格好いいなと思っていました。

監督は何でも私にやらせるんですが(笑)、今回は木を縦に走るアクションをワイヤーでやりました。なかなか難しかったですが、いい経験になりました。堤監督は何度かご一緒させていただいていますが、イチイチすごいなと思いました。細かなところまで行き届いていて、迫力のある斬新なものをお届けするというパワーを秘めている方だなと思って、今回もご一緒させていただけることをとてもうれしく思っています。圧倒的な映像を楽しみにしていてください。

最後には、“真田イヤーの主役”と言われる「真田十勇士」が出陣するという事にちなみ、登壇者全員で威勢良く“出陣のご発声”をし、イベントは熱気に包まれて終了した。