ダンディー声優・大塚明夫がドラマ初主演に「有頂天」

2016/03/24 11:25 配信

ドラマ

「真夜中の百貨店~シークレットルームへようこそ~」の取材会に登場した大塚明夫

BSジャパンで4月5日(火)からスタートするドラマ「真夜中の百貨店~シークレットルームへようこそ~」の取材会が行われ、ドラマ初主演を務める声優の大塚明夫が出席した。

本ドラマは深夜の百貨店を舞台に、“伝説のコンシェルジュ”の精霊が、特別な客にピッタリな「人生を切り開くアイテム」を選ぶ物語を映像化した作品。ロケは伊勢丹本館で行われ、毎回登場する逸品も伊勢丹が厳選しているという。

大塚は「芝居は仲間とやっていますが、映像で演技するチャンスはなかなかなくて、今回こういった形で呼んでいただいたことを誇らしくうれしく思います。謎のコンシェルジュは何者か…僕の見解は、伊勢丹で働くスタッフの皆さんの、お客様や品物に対する思いみたいなものが結晶のように固まって、人の形となって現れたんだと思っています」と粋なコメント。

俳優と声優の演じ分けについて「声優は、せりふだけじゃなくて間合いや呼吸、表情なんかを使って演技をしているので、そのバランスを壊さないようにするのが難しい。せりふがいかにナチュラルでも映像の空気感となじまないと絵とせりふが乖離(かいり)してしまう。

それに比べると映像は自分の顔であり動きなので、何かに合わせなきゃいけないということはないので裸になる気分ですよね。それが恐ろしいといえば恐ろしいですけど」と説明。“裸の大塚”を披露することを予告した。

今回、脚本は大塚にあて書きをしていることを聞いた大塚は「きょう初めて知りました」とニッコリ。脚本について「このような上品な紳士の衣装を着せていただけたことは驚きでした。だいたい私はいつも汚い粗暴な役柄が多いんですけど、こういうふうにちゃんとした大人、深い人というイメージで見てくれる人がいると思うだけで有頂天になります。今が人生の絶頂じゃないかと(笑)」と喜びを表現した。

ドラマの設定にちなみ、「もし『真夜中の百貨店』の客だったら、何が欲しいか?」と質問を受けると「ゆったり余裕を持って仕事ができるように、自分が2、3体欲しいですね。どこにも売ってないですけど」と回答。

さらに「お客さんに『大塚さんのそのダンディーでステキな声をください』と言われたら?」と問われると「コンシェルジュとしては、何でもあげられるものはあげたいですけど(笑)。取り換えっこしたりもいいですね」とおちゃめに切り返した。