「土曜ワイド劇場」の大好評シリーズを連続ドラマ化し、内藤剛志が“捜査一課長”に挑むドラマ「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日系)が、4月14日(木)に2時間SPでスタートする。
本作は、'12年7月の第1弾を皮切りに、これまで5作放送され好評を獲得してきた「土ワイ」の人気シリーズの連続ドラマ版。
タイトルの捜査一課長とは、キャリアが占める他の警察要職とは異なり、ヒラ刑事からはい上がってきた“たたき上げ”が務める特殊なポストだ。内藤自身も'80年の映画デビューから名バイプレーヤーとして活躍し、主演俳優に上り詰めた、いわば“たたき上げ役者”。
今や日本ドラマ界に欠かせない存在となった内藤が、デビュー36年目に当たることし、自らと男としての生きざまが重なる捜査一課長・大岩純一役に挑む。
主人公の大岩一課長は、いくつもの捜査本部を同時に指揮しながら捜査方針を決め、重大な局面では自ら捜査に乗り出すなど、極めて重い責務を担っているが、決してスーパーマンではない。
苦悩しながら重責を乗り越えていく“等身大のヒーロー”であり、“理想の上司”とも言える存在。大岩がもがきながら真犯人にたどり着いていく姿は、ストレス社会に生きる人々に大いなる勇気と爽快感をもたらしてくれるそうだ。
共演は、斉藤由貴、金田明夫、鈴木裕樹、矢野浩二、本田博太郎、床嶋佳子ら。
初回SPのストーリーは、品川・勝島の海沿いで、ストレッチャーに乗せられた3人の遺体が見つかる。庶務担当管理官・小山田(金田)、現場資料班主任・真琴(斉藤)らが現場検証する中、臨場した大岩は、遺体の乗ったストレッチャー3台が整然と並ぶ異様な光景にあぜんとする。
殺されたのは、強盗事件を起こして手配中の男(内野智)と、高級ブティックを営む女性社長(山口香緒里)、そして池袋の不動産会社社長・川本綾子(大寶智子)だった。
検視の結果、3人の死亡推定時刻は共に午前1時頃で、3人とも一酸化炭素中毒だと思われたが、ブティック社長だけは窒息死させられていた。強盗犯に高級ブティック社長と不動産会社社長というバラバラな3人の接点は何なのか。
そんな中、「綾子」の名を聞いた大岩は、ある事件を思い出す。綾子の夫・浩平(奈良坂篤)は、5年前に長野・軽井沢の不動産売買で大規模な詐欺を働いた挙げ句、撲殺死体となって発見されていた。詐欺被害者の犯行が怪しまれたものの、犯人はまだ検挙されていない。
3人の接点が見当たらず捜査が難航する中、遺体を運んだワンボックスカーが浮上。その車は、大手金属メーカー勤務の田代(石橋保)がレンタカー店で借りたものだった。しかも、田代は事件翌日から無断欠勤し、行方をくらましていた。
複雑な思いを抱きながら、田代の妻・万智子(賀来千賀子)を訪ねた大岩。過去に川本殺害の容疑者として万智子を取り調べていたこともあり、5年ぶりに対面した大岩に、万智子は「本当に執念深い方ですね。どうしても私たちを人殺しにしたいんですね」と強く反発する…。
仕事(事件解決)に対し熱くて真っすぐな思いをぶつける大岩に、フレッシュマンも大いに刺激を受けそうだ。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)