元高校球児の阿部サダヲ、始球式は「真っ白な感じ…」

2016/04/14 15:55 配信

映画

始球式前に熱く語る阿部サダヲ(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会

5月14日(土)に全国公開を迎える阿部サダヲ主演映画「殿、利息でござる!」より、主人公の穀田屋十三郎(阿部サダヲ)が4月13日、250年の時を超え(?)プロ野球東北楽天VS千葉ロッテ戦の始球式に登場した。

着物を身にまとい、大きく振りかぶって投げられたボールは、真っすぐキャッチャーミットへ収まり、場内から大歓声が上がった。

現代にタイムスリップしたような格好で登場した阿部は、まず場内の観客に向かってあいさつを。阿部は「楽天koboスタジアム宮城にお越しの皆さま、こんにちは! 穀田屋十三郎です。私は約250年前の江戸時代、仙台藩・吉岡宿、今でいう大和町に実在した人物です。まずは5月7日(土)にここ宮城で先行公開いたします。そして、14日(土)に全国公開です。

殿様にお金を貸して、その利息で町を救った格好いい男たち、9人の男たち、9人の男が頑張る…野球でございます! ぼくは野球が大好きでございます! ありがとうございます。ハラハラドキドキしながら、最後には感動する、そんな映画が出来上がりました。ぜひ皆さんご覧ください! 後ほど、始球式をやらせていただきます!」と、熱く語った。

続いてマウンドに登場するや、着物ながら大きく足を上げて投げたボールは、見事“ノーバウンド”で外角低めにズバッと決まる。投球がキャッチャーミットに収まると、スタジアムは大歓声に包まれ、投球後は楽天のキャッチャー嶋基宏選手と熱く握手を交わした。

続く囲み取材では、始球式を無事に終えてホッとしたような阿部が登場。感想を聞かれると「真っ白な感じでしたね、緊張して。でも嶋さんがとても優しかったです。ナイスピッチング! と言っていただきました!」と笑顔を見せた。

投球の自己評価について聞かれると「着物ですしうまく投げられないかな、と思っていたのですが、意外とちゃんと投げられました。練習の時より足が上がったのでびっくりしました! ってなんかヒーローインタビューみたいですごく緊張しますね(笑)」と心境を告白。

また、野球経験の有無を聞かれた阿部は「高校までやっていましたが、今回は着物にちょんまげですから関係ないです(笑)」と答えて笑いを取りつつ、「この映画はとても感動して楽しめる話ですので、野球ファンの方をはじめ、宮城の方、そして全国の皆さんにもたくさんの方々にご覧いただきたいです!」と、アピールすることも忘れなかった。