竹野内豊主演ドラマが初回12.9%のグッドスタート

2016/04/22 11:55 配信

ドラマ

「グッドパートナー 無敵の弁護士」で主演を務める竹野内豊(右)と“相棒”の賀来賢人

4月21日にスタートした、竹野内豊主演ドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」(テレビ朝日系)の初回平均視聴率が12.9%を記録したことが分かった。

シリーズモノを除き、4月期連続ドラマでは、嵐の松本潤主演ドラマ「99.9 刑事専門弁護士」(TBS系)に次ぐ、グッドスタートとなった。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区。順位は4月22日時点)

同ドラマは、企業法務専門の法律事務所で、日々企業から持ち込まれる案件に法律を駆使して立ち向かうビジネスロイヤーの活躍を描く。

弁護士としては優秀なのに家庭人としては失敗してしまった男性・咲坂健人(竹野内)と、仕事上ではパートナーになれるのに、私生活では元夫とパートナーになれなかった女性・夏目佳恵(松雪)。その元夫婦と、2人を取り巻く人々が織りなす、どこかいびつで笑えてしまう“法務&ホームドラマ”となっている。

第1話では、咲坂にマミーデザインという会社の社長・重国夕子(鈴木杏樹)から著作権侵害訴訟の弁護依頼が舞い込む。

広告代理店最大手の帝都広告からの発注で、ある清涼飲料水のキャラクターデザインを作成したものの、スポンサーのイメージに合わないという理由でデザインはボツに。数カ月後、別件で依頼のあった地方の町おこしイベントのキャラクターにそのデザインを使用したところ、帝都広告から著作権侵害で訴えられたという。

損害賠償金として1億円を請求されたと語る重国。両社の間には正式な発注書が交わされており、その書面上には「キャラクターデザインの著作権は帝都広告に譲渡する」という旨の文章が記載されていた。

圧倒的不利な状況だが、帝都広告の代理人である「岬&マッキンリー法律事務所」の顧問弁護士の不誠実な態度に、咲坂はボスの神宮寺(國村隼)に「マミーデザインにはビタ一文払わせません!」と全面的に争うことを宣言。「岬&マッキンリー法律事務所」を目の敵にしている神宮寺は、佳恵と猫田(杉本哲太)に咲坂をサポートするよう指示し、総力戦で勝利をモノにするよう命じる。

しかし、帝都広告からの訴状に目を通した佳恵と猫田は「勝ち目なし」と口をそろえ、「俺は降りる」とサポートを放棄した猫田。佳恵は継続を表明するが、咲坂がひそかに考案していた小さい反訴の繰り返しという作戦を聞き、そのあまりにも無謀な案に絶句するが、じわじわと追い詰めていき…というもの。

4月28日(木)の第2話では、神宮寺法律事務所の顧問先である「シンヨーメディカル」という会社が、元社員から不当解雇で訴えられ、咲坂と熱海(賀来賢人)が当該案件を担当することに。

解雇理由は「会社の経費で飲み食いするばかりで期待したほどの働きをしなかった」というものだったが、解雇された元社員・小西(野間口徹)は「シンヨーメディカル」と“年俸1200万円の3年契約”を結んでおり、1年で解雇されたのは労働契約法に反する、というのが相手側の言い分だった。

小西側の言い分はもっともで、熱海は勝ち目がないと判断するが、咲坂は「シンヨーメディカル」の依頼を引き受け、小西の代理人・宮前(モロ師岡)と交渉を開始。すると小西は1年での解雇を認める代わりに、残り2年分の給与・2400万円を支払うことを求めてくる。

一方、佳恵とアソシエイト弁護士の赤星(山崎育三郎)は、顧問先の「チドリ電工」の合併案件を扱っていた。

合意を目前にして、合併相手の「唐松物産」から「白紙にしたい」という申し出があったことで、佳恵は「唐松物産」側の代理人と直接交渉を試みる。しかし約束の場所に現れた代理人は、こちらも宮前だった。

佳恵と咲坂は別々の案件で同じ宮前という代理人と戦うことになってしまう。

神宮寺から「同じ代理人に2人とも負けたりしたら、ウチはレベルの低い事務所だと思われる」とハッパを掛けられた咲坂と佳恵。仕事においてライバル心むき出しの2人は、自分の案件だけは負けまいと、われ先に宮前との交渉を開始する。だがそんな咲坂たちをあざ笑うかのように、手玉に取る宮前。

しびれを切らした咲坂は、反則技と分かりつつも、宮前の依頼人である小西に会うという挑発的な行動に出る…。

この春最もスマートでスタイリッシュな弁護士ドラマが、数字の面でも今後ますますブリリアントな輝きを放っていきそうだ。

ちなみに、同ドラマの“前枠”、内藤剛志主演の木曜ミステリー「警視庁・捜査一課長」(毎週木曜夜8:00-8:54)も12.2%を記録するなど、さすがの安定感を見せ、今後も目が離せない。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)