森田剛の“殺人鬼姿”にウディネの観衆がブラボー!

2016/04/27 05:00 配信

芸能一般

「ヒメアノ~ル」のワールド・プレミア上映が行われた(C)2016「ヒメアノ~ル」製作委員会

V6・森田剛の映画初主演作として狂気の連続殺人鬼に扮(ふん)する、5月28日(土)公開の映画「ヒメアノ~ル」。日に日に注目度が高まる本作が、現地時間4月22日よりイタリアのウディネで開催中の「第18回ウディネ・ファーイースト映画祭」のコンペティション部門に正式選出され、現地時間の25日、主演の森田と吉田恵輔監督が参加してワールド・プレミア上映を行った。、、

上映を待ち望んだ現地の人々が上映前から長蛇の列をなしたが、地元・イタリアだけでなく、ヨーロッパや南米からも本作のワールド・プレミア上映を待ち望んだ来場者が多数。

満席となった会場1200人の観客から温かい拍手が起こる中、上映前に緊張した面持ちで登壇した森田と吉田監督。国内での関係者試写では途中退席者が出るほど、容赦ない描写を体言する森田と、森田演じる殺人鬼に狙われることになる濱田岳ムロツヨシ佐津川愛美演じる若者たちのコミカルな恋愛劇とのギャップが異様な緊張感を生み出す。

2つの世界が交錯し、緊迫感あふれるシーンが連続すると、会場全体が固唾(かたず)をのんで物語の展開を見守り、上映終了直後には、嵐のような拍手喝采が巻き起こり、会場にいた森田と吉田監督を称賛した。

上映前、森田は「今回、海外のこういった形で、映画祭に参加することが初めての経験ですが、ウディネに来ることができ、光栄です。また、このタイミングで吉田監督に出会えたことも、素晴らしい出会いだと思っています」とコメント。

また、本映画祭に参加していた大林宣彦監督は、森田と吉田監督のウディネ入りを誉め称え、若き才能を賞賛。本映画祭の代表で最高顧問のサブリナ・バラチェッティは「この作品の緩急の効いたストーリー展開は、ヒリヒリと観客を締め付け、最後は憐れみさえも感じる映画」とコメントを残した。

さらに、本映画祭のフェスティバルアンバサダー、マーク・シリングは「ライトコメディーからダークドラマへの急展開。心構えなしには見られない怪作の誕生だ」と語るなど、4月30日(土・現地時間)に発表になる「観客賞」決定を前に、映画祭では大きな盛り上がりを見せた。

上映後、あらためて森田は「映画祭というものにはご縁がないだろうと思っていましたが、今後もタイミングが合えばぜひ参加したいです!」と、野望を語った。