企業法務専門の弁護士たちの活躍を描く「グッドパートナー 無敵の弁護士」(毎週木曜夜9:00-9:54テレビ朝日系)。劇中に登場する、竹野内豊演じる主人公・咲坂らが働く「神宮寺法律事務所」に潜入取材を敢行! ドラマの美術デザインを務める秋元博氏にインタビューを行った。
――咲坂らが勤める「神宮寺法律事務所」のセットはどのようなイメージで造られたんですか?
咲坂らが勤める「神宮寺法律事務所」のセットは、流行の“リノベーション”がポイントになっています。ブルックリンなどの雑居ビルに入っているようなリノベーションしたオフィスという設定です。事務所の代表である神宮寺(國村隼)が設立した事務所ということで、オシャレな神宮寺自身が“海外で見たオフィス”を取り入れてみたというイメージです。
――パートナー弁護士はそれぞれ個室を持っていますが、咲坂の部屋の特徴を教えてください。
咲坂の部屋は、仕事に集中できる空間にしています。不器用な咲坂は、仕事となるとそれに没頭する人だと思っていて、だからこそ他の人より多めに資料を置いています。そんな咲坂でも、心が洗われる象徴として娘のみずき(松風理咲)の写真を飾り、少しだけプライベート感を出しました。
――佳恵(松雪泰子)の部屋はとても女性らしい印象を受けましたが、ポイントはありますか?
佳恵の部屋は、パステル調がポイントです。一番明るい部屋ですね。パステル調の淡い色をイメージしたので、じゅうたんも淡いピンク色に。その色合いが佳恵の優しさを表現しています。佳恵の部屋にも咲坂と同じく、佳恵の心のよりどころとしてみずきの写真を置きました。
――猫田(杉本哲太)の部屋は咲坂と佳恵の部屋よりも狭く感じましたが…。
実は、猫田の部屋は一番狭いんです…。猫田は、閉鎖的な空間で仕事をするイメージがあります。“婚活サイト”の閲覧など、見られたくないことをパソコンでやっていると考えると狭い部屋の方がいいのかなと。もちろん、猫田だけに猫の絵や招き猫など遊び心もありますよ!
――神宮寺の部屋は、とてもオシャレですね。
ボス・神宮寺の部屋は広々とした空間になっています。一番洗練された部屋で、黒を基調に椅子は白にして、スタイリッシュにしています。趣味のグッズでレコードを並べたり、ゴルフバッグを置いたりしました。あとは、部屋にはみんなの仕事ぶりをのぞくことができる大きな窓があります。
――ボスのデスクの上にはピーナツもありましたね(笑)。
ピーナツは、ボスがお好きなようです(笑)。ボスがピーナツを食べているシーンもありますよ!
――アソシエイト弁護士らが仕事をするスペースはどういった場所になっていますか?
アソシエイト弁護士らが仕事をするスペースに、フリースペースみたいな感じで椅子とテーブルがあるんですが、本来は秘書やアソシエイト弁護士が座って休憩するところとして設けました。しかし、使われ方としてはそれに固定されなくて、みんなが集まりながら仕事をするというスペースでもいいと思っています。
――それぞれのデスクで視聴者の方にぜひ注目してほしいポイントはありますか?
実は、城ノ内(馬場園梓)のデスクには、猫田の担当ということなので猫の置き物を置いています。あとは、赤星(山崎育三郎)のデスクには赤いグッズを置いていたりするのでそこも注目してみてください!
【5月12日(木)OA第4話】
顧問先である「鳥飼シューズ」でお家騒動が発生。保守的な考え方の創業者、会長の健三(竜雷太)と、異業種にも参入するなど息子で社長の孝太郎(矢柴俊博)は、経営方針をめぐって対立していた。
健三は神宮寺(國村隼)に、孝太郎は咲坂(竹野内豊)に、「相手を解任する」とそれぞれ宣言、咲坂らは2人を仲直りさせようと和解案を提示するが受け入れられない。神宮寺は、健三を解任するという孝太郎の意向に従うよう咲坂に命じるが、咲坂は納得できずにいた。
そんな中、孝太郎の顧問弁護士である咲坂が解任されてしまう事態に。長年の付き合いである「鳥飼シューズ」の一大事を見過ごせない咲坂はある秘策を実行しようとする。
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