阿部サダヲ主演、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、千葉雄大、松田龍平、草笛光子、山崎努ら豪華キャストが出演する映画「殿、利息でござる!」が、アーティストのレキシと奇跡の“歴史エンターテインメント”コラボレーションを実現した。
同作は、磯田道史の近著「無私の日本人」(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を中村義洋監督が映画化。
今から250年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿で、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、地域を立て直した実在した住人たちの活躍を描く。
今回発表されたコラボレーションPVは、レキシの「年貢 for you」の楽曲に乗せて、同作のPVと映画「殿、利息でござる!」の本編映像とを新たに編集した内容となる。舞台は寂れ果てた宿場町、映画の設定説明と共にイントロが流れ、農民に扮(ふん)したレキシが登場。
映画の映像が差し込まれ、年貢に苦しみ貧しさ憂う庶民の姿が描かれる。町を救いたいと「殿様に銭を貸して、利息を取る」という奇想天外な作戦を練る庶民たち。
サビの部分では、そんな庶民が仲間と共に立ち上がり、さまざまな苦難を乗り越えながら銭集めに奔走する姿が描かれます。そして、いよいよラストでは「年貢 for you」と共に「庶民サイコー!」の文字が。
時代と、ジャンルを超えて、実在した庶民たちの格好良さをリスペクトし、たたえる音楽と映画の奇跡の“歴史エンターテインメント”コラボが誕生した。
松竹の池田史嗣プロデューサーは「泣いたり、笑ったり。怒ったり、恋をしたり…江戸時代も平成の今も、きっと、人間のやることは大して違わないはず。一見おかしなタイトルの歌、聞いてみると深い深い珠玉のラブソング。“一生を共にする相手を決める勇気と喜び”を歌う名曲『年貢 for You』。
一見おかしなタイトルのコメディ、見てみると実は実話の感動ストーリー。“横暴なお上のせいで生活が苦しい” 時に庶民がどうしたかを描いた映画『殿、利息でござる!』両方とも面白おかしそうで、実際におかしくて、でも深くて泣けて、しかも現代でもありそうな話、という共通点がある!
というやや強引な理由にもかかわらず、快く楽曲使用を認めてくださったレキシの池田貴史さん、その懐の大きさに、深く感謝いたします。歴史物や時代劇って、何だか難しそう…と思っている方はだいぶ損をしています。気分を晴らしたい時には、気軽に楽しめるレキシ・エンターテインメントの世界へ。『殿、利息でござる!』×『年貢 for You』のコラボレーションが、そのきっかけになることを願っています」と、今回のコラボについて語った。
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