柄本佑、生涯初のジム通いで「初日の撮影乗り切れた」

2016/06/17 09:00 配信

ドラマ

だまされやすいが、 まじめで心根の優しい青年。美人に弱く、ほれ っぽい一面もあるタカオ役を演じる柄本佑(C)テレビ東京

7月22日(金)よりスタートする伊原剛志主演「金曜8時のドラマ『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~』」(夜8:00-8:54テレビ東京系)のレギュラー出演者が決定した。

本ドラマは、東京・築地を舞台に、“宿ナシ無一文”でありながら食の天才で素性は謎に包まれているヤッさん(伊原)が、東京に憧れIT企業に就職したものの流れ流れて宿無しになってしまった青年・タカオと共に、食べ物への愛情のないハイエナたちを成敗していく痛快な人情喜劇。

伊原演じるヤッさんは、口が悪いが面倒見は良く、みんなから愛される豪快な人物。そんなヤッさんに引けを取らない、一癖も二癖もある人物を演じる俳優陣には、実力派俳優をはじめ、個性派俳優から有望株の若手俳優まで豪華な面々が集結した。

ヤッさんに弟子入りし、相棒となる青年・タカオ役には柄本佑。そば好きでそば職人になる夢を抱く女子高生・ミサキ役を山本舞香が演じる。

また、築地市場の仲買人であり、「築地食堂」を営む働き者の正一役には上地雄輔。ヤッさんの幼なじみの韓国料理店の女店主・オモニ役を板谷由夏

さらに、唯一ヤッさんの過去を知る老舗そば店の店主・橋田役を里見浩太朗が務める。

IT企業のサラリーマンから宿無しになってしまうタカオを演じる柄本は、役どころについて「最初はダメ人間なんですが、ヤッさんと出会って、『最後には男らしくなっているのかな?』という役です。僕自身、タカオとの共通点はあまりないですが、どちらかというとヤッさんをはじめ、すごい人たちが周りにいて、タカオは普通の人。むしろちょっとダメな人なので共感できることは多いです」とタカオに親しみを覚えた様子。

また、「タカオを演じるに当たって心掛けたこと」について、「今回、体力作りをしました。生涯で初めてジムに通って筋トレをしています。初日の撮影でいきなり腕立てを50~60回やったんですが、筋トレをやっていたので乗り切れました」と明かした。

そして、ヤッサン役の伊原について「伊原さんは佇まいから『ヤッさん』でした。最初から明るく接してくれたので、現場に居やすいですしとても楽しいです。一緒にやっていてもタカオとヤッさんという感じが最初から出ている気がしますし、この関係はとても面白い関係だなと思っています」と笑顔に。

今回ドラマの舞台となる築地。柄本は「築地への憧れはありますが、なかなか機会がなくて…。僕、朝は比較的遅い時間まで寝ちゃうので(笑)、起きた時にはもう大体の場所が閉まっているんですよね。行くならコアな場所を見たいですし。実は、同級生のレストランの息子が築地に行くときに誘ってくれるんですが、朝電話がかかってきても出られなくて、寝坊しています」と話す。

その一方で、「今回、移転する前の築地の場内も見ることができてうれしいです。『食』へのこだわりは特にないんですが、おいしいものを食べるのは好きです。この作品にも出てきますが、おそばは好きです」と目を輝かせた。

■1話あらすじ

東京のど真ん中、銀座で路頭に迷っていたタカオ(柄本)は、ひょんなことから“矜恃(きょうじ)”を持つ宿ナシ無一文のヤッさん(伊原)と出会う。ヤッさんに連れられ訪れた築地市場や高級ホテルで、ヤッさんが確かな舌と食の知識や情報で対価を得ていることを知り、タカオは弟子入りを懇願。

翌日からヤッさんと行動を共にするようになったタカオは、おいしいものを食べながら食の知識を習得していく。そんな中、ヤッさんのなじみの韓国料理店の女店主・オモニ(板谷)やそば店「はし田」を営む橋田(里見)の元を出入りするようになり、謎に包まれたヤッさんの素性も少しずつ明らかに。

そしてある日、タカオは高級ホテルでヤッさんに声を掛けた雑誌ライターのミキと再会。師弟コンビで料理店を語る企画に協力してほしいと依頼されるが、ヤッさんが極度のマスコミ嫌いだと知り、一度は依頼を断る。しかし、ミキに頼られたタカオは、ヤッさんに内緒で雑誌の企画に協力するが、思わぬ事態を引き起こしてしまう。