長瀬智也、神木隆之介は「かわいい変態ですよ」

2016/06/25 21:46 配信

芸能一般

若くして死んじゃった高校生・大助を演じる神木隆之介(C)2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. / KDDI CORPORATION / GYAO Corporation

宮藤官九郎監督最新作、長瀬智也主演映画「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」が、6月25日に全国公開初日を迎えた。

このたび、公開初日を記念して主演の長瀬をはじめ、神木隆之介尾野真千子森川葵桐谷健太清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、そして宮藤監督がTOHOシネマズ 六本木ヒルズでの初日舞台あいさつに登壇した。

上映後の熱気冷めやらぬ中、長瀬らが登場すると場内のボルテージは一気に最高潮に。満席となった観客に向けて「皆さんありがとうございます。昨日は地獄のライブ『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)があって、疲れています(笑)」とお礼を言った長瀬は、初日を迎えたことに「ちょうど撮影は1年前だったのですが、ようやく公開を迎えられて良かったです。ここにいる素晴らしいキャストとスタッフでしか表現できない作品だったと思います。何回も見てもらえれば、その数だけ違った感動をしていただけると思います」とコメント。

続けて「無事この日を迎えられたのは、本当に皆さんのおかげです。ずっときょうを楽しみにしていたので、うれしいです!」(神木)、「本当に公開できて良かったと、しみじみと喜サントラ(「TOO YOUNG TO DIE! 地獄の歌地獄」)も販売開始しているので、それを聞きこんでから映画を見るとまた面白いと思います。宣伝じゃないですよ!」と、お薦めの鑑賞方法を提案する場面も。

また、MCから「一番鬼だと思う人は誰?」という質問には、「桐谷くん。昨日の『ミュージックステーション』での、桑田佳祐さんへのいじり方は鬼でしたよね(笑)」(宮藤)、「健兄(桐谷)はアドリブがすごく多くて、鬼でした(笑)。全く聞いてないことを本番にするので『え、聞いてないよ!』って驚くことも多かったです」(神木)、「プライベートでは桐谷さんですね。こういう場なので監督ということにしますけど」<古館)と、なぜか桐谷に集中する中、当の桐谷は「隆(神木)ですね。撮影の合間に、ケータリングでカレーをいただいたのですが、普通ルーとライスって半々がバランスいいじゃないですか。それを隆はルーをスプーン1杯くらいしかと取っていなくて。「ああ、こいつ変態やな」って(笑)。変態だし、カレーを作った人にとっては鬼やなと。もう、“隆”じゃなくて“ルー”だね。神木“ルー”之介だね」と得意の”神木いじり”で笑いを誘い、続く長瀬も「隆だと思います。隆は地獄の拷問を受けるシーンが多くて1日つるされていたりしていたんですが、スタッフの気遣いにも、爽やかに全然平気な顔を見せた。

最後の方は快感を覚えてきたんじゃないかなって(笑)。健太の言う通り、変態かもしれませんね。あ、でもかわいい変態ですよ。大丈夫! そんな隆も大好きだから!!」と乗っかり、場内は爆笑に包まれた。

「清野さんはスマイルが鬼かわいい! 映画だと終始真赤な鬼の顔なので、同じ人じゃないみたい!」と森川が清野をベタ褒めする中、照れ笑いを浮かべた清野は「私は、鬼と言えばやっぱり監督! ベースを人生で一度も触ったことがなかったのですが、スラップの技をやるってなったときは、鬼だと思いました。5カ月くらい猛特訓したんです!」と明かす。

尾野も「監督です。少年のパンツを降ろさせるシーン、普通女性にやらせませんよね? あと、トイレにいるアシカと闘ってくださいって当日言われたり、、鬼でしたね。うそです! 楽しかったです(笑)」、古館も「全く鍵盤を触ったことのない男に、ピアノ演奏をさせるっていうのが鬼でしたね。毎日必死に練習したのに、本番違うピアノが用意されていたり、もっと笑顔で!って言われたり…」と監督を指す中、最後に皆川が「痔の手術をしたんですが、手術前に僕のお尻を蹴ってきた! 宮藤監督は本当の鬼です」と締めくくり、これには一同「やっぱり一番の鬼は宮藤監督だね」と笑顔で納得していた。

さらに、輪廻転生を描いた本作にちなみ、「輪廻転生するなら何が良いか?」と聞かれた長瀬は「宮藤監督になってみたい。かれこれ15年くらい一緒に仕事しているので、宮藤監督は僕が知らない僕の一面を知っていそう。客観的に僕のことを知れる気がするので」と語る。

対する宮藤は「俺になるときついよ、腰痛いし、つらいところいっぱいあるよ(笑)」と謙遜。同じ質問に、神木は「長瀬さんです! 近くでギターを弾いているところをたくさん見て、こんなに自由に弾けるなんて、気持ちの良さそうだなって」と答えると、長瀬は少し照れつつ「隆がこれくらい(手を足元に持ってきて)小さかった時から知っているので、すごく大人になったなって感じますね」とあらためて神木とのこれまでを振り返った。