宮藤官九郎監督最新作、長瀬智也・神木隆之介出演の映画「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」が公開から9日間で観客動員50万人超え、興行収入6億7000万円を突破する“鬼”ヒットを記録。ヒットを記念し、7月4日に主演の長瀬と共演の神木、宮藤監督が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズでの舞台あいさつに登壇した。
上映後の熱気に包まれた満席の会場。長瀬、神木、宮藤監督が登場すると、大きな拍手と歓声が巻き起こる。長瀬は「鬼ヒットということで、本当にありがとうございます! 宮藤監督とはこれまでいくつも作品をご一緒させていただいたのですが、数字的に褒められる経験があまりなかったので、お互い戸惑っています(笑)。でも、ずっと一緒にやってきたコメディー作品で、こうして鬼ヒットとなったことが本当にうれしいです」と、笑いを交えしみじみあいさつ。
続いて神木も「本当にうれしいです! 数字は大き過ぎてピンときてませんが、それだけたくさんの方に見てもらえて、感謝の気持ちでいっぱい。唯一無二の本作に携われて、すごくうれしいです!」と、満面の笑みで感謝の気持ちを語る中、「初日からそれほど日がたっていないのに、また舞台あいさつに立たせていただけてありがたい」と明かした宮藤監督。
「50万人の方は映画を見て徳を積んだので、成仏できますね。まだ見ていない方は、残念ながら行いがよろしくないということで…(笑)」と冗談を飛ばしつつ、宮藤監督は「先日、仙台のキャンペーンの際に作品名を『トゥギャザートゥギャザー』と間違えられたので、まだまだ宣伝しなきゃなとあらためて思いました」と語り、観衆を笑わせた。
イベントでは、映画を見終わったばかりの興奮冷めやらぬ観客らに向けて本作の特別映像がスクリーンに流され、長瀬、神木らと共に主題歌「TOO YOUNG TO DIE!」を熱唱する場面も。「映画を見終わってすぐ歌わされるのって、ある意味拷問ですよね(笑)」と観客をフォローする宮藤監督の心配も何のその。「皆さんが、恥ずかしくないくらいの暗さと、音も歌いやすいように少し高くしてもらえますか?」と、神木が歌いやすい雰囲気づくりに徹し、長瀬は「俺も本気で歌う! みんなも楽しみましょう!」と宣言。
これには観客も総立ちで大興奮し、「マザーファッカー!!」との長瀬の掛け声とともに、大熱唱が巻き起こり、劇中長瀬が演じる“赤鬼”キラーK率いる地獄専属ロックバンド“地獄図(ヘルズ)”が披露する地獄のライブに匹敵するほどの盛り上がりを見せた。
場内一体となった素晴らしい歌声に、長瀬と神木は「映画館がライブハウスと化しましたね。きょう集まってくれた皆さんは、全員地獄行き!」と大興奮の表情を浮かべる一方、宮藤監督は「今衝撃的なことが分かったんですが、この曲歌ったことなかったです(笑)」とまさかの暴露で、場内はさらに笑いに大きな包まれた。
また、大ヒットと合わせて、主題歌をはじめとした劇中の楽曲が収録されたサウンドトラック『地獄の歌地獄』が「楽天ブックス 週間アルバムランキング サントラ部門1位」「TSUTAYA 週間アルバムランキング サントラ部門1位」、さらには先日“リアル鬼野楽器”として話題になった山野楽器では、週間アルバムランキング総合部門で2位を飾るなど、大好評を祝し、キャスト・監督と観客で「TOO YOUNG TO DIE!鬼ヒット~!!」の掛け声の中くす玉が割られ、一丸となってお祝いした。
長瀬は「宮藤監督とも、昔から共に培ってきた思いもありますし、隆(神木)とも久しぶりに共演できてうれしかったです」とあらためて映画を振り返りつつ、「そうした僕らのいろんな気持ちを踏まえて見てもらえると、きっと皆さんもいろんな気持ちになってもらえるかなと思うので、ぜひ何度も見てほしいです」と、胸中を吐露。
神木も「皆さんにとって本作が伝説になってくれたらうれしいです!」と思いを語り、最後には宮藤監督が「大きい画面で、大きい音で楽しむのが本作にとっての正しい楽しみ方ですので、これからも劇場でお待ちしています!」と締めくくり、イベントは大盛況のうちに終了した。
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