橋本環奈、初主演作に実父が涙

2016/07/27 20:30 配信

芸能一般

父が涙したことを明かした橋本環奈撮影=島田敏次

映画「セーラー服と機関銃 -卒業-」(前田弘二監督)のBlu-ray&DVDが8月3日(水)にリリース。目高組四代目組長・星泉を演じ、本作で初主演を飾った橋本環奈が初主演作への思いを振り返った。

――初主演とあり、思い入れが強い作品になったと思いますが、振り返ってみていかがですか?

初主演作は後にも先にも1度だけなので、私の中でもとても大切な作品です。死ぬ時は、棺桶に「セーラー服―」のポスターやこのDVDを入れて欲しいなと思うくらい(笑)。今でもセリフを覚えていますし、普段の生活の中でも、ふと「セーラー服―」のシーンが蘇ってくる瞬間があって…。

中でも、機関銃を打つシーンは印象に残っていますね。学ぶことが多すぎて、主演という実感はあまりなかったんですけど、ロケ先の高崎(群馬)では、目高組組長・星泉として、充実した2カ月間を過ごさせていただきました。

――お父さまは、元祖・星泉を演じた薬師丸ひろ子さんのファンだそうですね。

本当に偶然なんですけど、大ファンなんです。お父さんは普段あまり感想を言ってくれないんですけど、今回の作品は特別だったようで、試写を見た後、「良かった…。泉がすごく強くて、ドシッと構えてる感じが良かったよ」と言ってくれました。

顔を見たら「あー泣いたんだろうな~」っていうのが分かったんですね。お父さん、年々涙もろくなるんです(笑)。

――特に印象に残っているシーンは?

機関銃のシーンはもちろん、伊武雅刀さんとの対峙(たいじ)、目高組の戦闘…どれも印象に残っていますが、月永(長谷川博己)家のお墓に語り掛けるシーンは、監督も私もなかなか納得できなくて、20テーク重ねたんです。ものすごく迷って、時間を空けてまた撮って…。

どのシーンも最大級を目指してきたつもりですし、自分なりに妥協せず、1シーン1シーン心を込めてやってきたので、ぜひDVDで何度も見ていただきたいです!

――次回作、映画「ハルチカ」('17年公開)の撮影も無事にクランクアップ。「セーラー服―」での経験が生かされているな…と感じたことはありました?

「ハルチカ」で私が演じた穂村千夏は、泉とは真逆ともいえる役。大先輩方に囲まれていた「セーター服―」の現場とは違って、同年代のキャストと合宿状態で撮影に臨みましたが、「セーラー服―」で地盤が固まっていたからこそ、今回の現場も、楽しみながら立ち振る舞うことができたのかな?と思います。

具体的にどう生かされている…とは言えないですけど、1つの作品をみんなで作り上げる過程は同じなので、前作での経験が自然と生かされていたような気はします。

――最後に、ファンの方にメッセージを!

学園ものの魅力もありますし、闘いのシーンは、組員たちの熱い気持ちが込められた迫力ある映像に仕上がっているので、いろんな視点で楽しんで頂けたらうれしいですね。現場で私が撮影したメイキング映像も収録されているので、ぜひこの機会に見ていただきたいです!