現在、東京・台場で開催中のフジテレビ夏の恒例イベント「お台場みんなの夢大陸2016」では、アーティストによるライブや、さまざまなアトラクションを楽しむ人たちで連日にぎわいを見せている。
そこで、AKB48・小嶋陽菜のTwitterに登場したことでも話題になった「―夢大陸2016」の団長・矢延隆生氏(フジテレビ人事局長)に、あらためてことしのイベントに対する思いなどを聞いた。
――まず、イベント名に「みんなの」と入れた理由をお聞かせください。
みんなが楽しみながら参加するというのが今回の目的なんです。「お台場みんなの夢大陸2016」は、来た人みんなを笑顔にするという意味もあるんですが、スタッフ、出演者全員でおもてなしするという意味でも付けました。
なので、ことしは社内各局でシフトを組んで社員たちも積極的にこのイベントに参加しています。例えば、アクアガーデンの監視員であったり、うちわやチラシを配ったりとか。あとは、ミストマンを“社員ミストマン”としてやっていますね。
内定者もアルバイトとして参加してるんですよ。入社後、番組に配属されるとお客さんと接する機会も少なくなってしまうので、イベントではお客さんからどういったリアクション、どういった声があるのかというのを説明させています。
――現在も絶賛開催中の「夢大陸」ですが、ことしはどこが一番反響ありますか?
「めざましライブ」とか「アクアガーデン」とかは去年もやってたんですけど、ことしはやっぱり「DMM.プラネッツ Art by teamLab」ですね。実は、あれだけの規模のものをフジテレビのイベントで過去やってきたことがないんです。だから、体験された方は必ず「これはすごい。これは見に来なければ分からないから、絶対に見るべきだ」と言っていて、反響と手応えを感じています。
最大70分待ちということもある「DMM.プラネッツ―」ですが、いまは夜間営業もやっていますし、1500円で買えるプライオリティチケットという、並ばずに入れるチケットも発売しています。
――大人気の「DMM.―」ですが、そもそもやろうと思ったきっかけを教えてください。
毎年、暑くなるお台場で涼しく快適に過ごせるアイテムを作ろうということで、「アクアガーデン」やことしは「アクアスノーガーデン」を造りました。そこで、「アイススケートリンクを造りたい」とteamLabさんやDMMさんに話して、スペース的な問題とかがあった中で今回の案が出てきました。
teamLabエンジニアの山本龍一さんは、発想がものすごく膨らんで、結果的に3300平方メートルという、teamLab世界最大規模のアトラクションになりました。視覚、聴覚、触覚、嗅覚と、味覚以外のものを体で感じてもらおうというのが趣旨となっています。
――「DMM.―」の他にも、番組とコラボしたVRなど、やってみないと分からない、体験型のアトラクションが多いですよね。
ことしのイベントポスターには「みんなではじける新体験」というキャッチコピーを入れました。「DMM.プラネッツ―」やVR、「アクアスノーガーデン」の雪など、「さまざまな新体験をみんなで味わってください」というのが一つのテーマになっています。
――新しい挑戦の一方で、恒例となっている「めざましライブ」などのステージも大切にされていますよね?
長年、夢大陸でやってきている「めざましライブ」には、楽しみにして来てくれる固定ファンがいらっしゃいます。また、「行ったら有名人に会える」というのが、テレビ局が主催するイベントの醍醐味(だいごみ)かなと思っているので、お笑いライブにせよ、ライブを提供していくというのは大事にしています。
番組収録などもそうですが、タレントやアーティストと目の前で触れられるというのが魅力だと思うので、これからも続けていきたいと思いますね。
ワンピースのルフィの格好で「夢大陸」のPR活動をしていた矢延団長の姿からも、パワーアップしたことしの「夢大陸」の魅力を感じた。
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