広瀬すず、山崎賢人、石井杏奈、中川大志という4名の若手俳優が集結した映画「四月は君の嘘」。キャスト全員によるリレー連載最終回は、4名全員がそろった対談の後編。最後ということで、作品の見どころをちょっとひねって聞き出してみると、4人それぞれが褒め合う展開に。最後にたどり着いたのは焼き肉? 一体、誰の奢りになるんでしょうか。
さて、WEB連載の最終回です。
広瀬&山崎&石井&中川「イェー!」
最後なので、公開を間近に控えた『四月は君の嘘』の見どころを聞きたいのですが、少し趣向を変えて…。
広瀬&山崎&石井&中川「?」
ご自身以外の見どころをお伺いしたいと思います。広瀬さんは、石井さんのシーンで見どころを、石井さんは山崎賢人さん、山崎さんは中川さん、中川さんは…。
山崎「板谷(由夏)さん、ね」
中川「えっ? あ?」
広瀬&石井「(笑)」
違います。中川さんは、広瀬さんです。
中川「アハハハ、わかりました」
広瀬「椿ちゃんのシーンは……、『かをちゃんは渡が好きなの!』」
石井「(笑)。絶対、そこだと思った」
山崎「それは間違いない」
中川「間違いないね」
広瀬「かわい過ぎる! あんなかわいいシーンはほかの映画でもなかなかないと思うぐらいかわい」
中川「石井杏奈史上、最もかわいい」
広瀬「ヤバい!」
石井「恥ずかしい……」
広瀬「名シーン!」
山崎「アチッ、もね」
石井「(笑)」
広瀬「(缶コーヒーが熱くて)アチッって言いながら、ぐわーっと飲んじゃう」
山崎「あれはかわいい」
中川「口の中はヤケドしてるけどね」
石井「実際は、ね(笑)」
広瀬「あのシーンはかわいい。ホントにかわいくて大好きなシーンです」
山崎「渡の公生の背中を押してくれるひと言って、僕が公生を演じながらも伝わってきたんだよね。そういう言葉は、作品の中にたくさんあったと思う」
中川「そうなの?」
山崎「でも、(公生が)『僕は宮園さんが好きだ』と言ったシーンの……」
中川「あ〜、はいはい」
広瀬&石井「(笑)」
山崎「渡の顔というか」
広瀬「(セリフは)『知っているよ』だったね」
山崎「顔と言葉、渡の人としてのデカさ。その渡を演じる大志の力量がすごいなと」
広瀬&石井「イェー!」
山崎「そんな感じかな」
中川「今日は何?」
山崎&石井「(笑)」
広瀬「(中川さんが)奢ってくれるかもよ」
中川「そんなに褒めても、何も出ないぞ(笑)」
山崎「(こっそり)中川さん、今日は焼き肉を」
中川「しょうがないな。ついて来い」
石井「みんなでついて行こう!」
広瀬「ついて行こう!」
石井「公生は、最後の手紙を読んでいるシーンもいいんだけど、やっぱりピアノを弾いているところかな。初めて音を聴く側で心を動かされました」
山崎「おお! 撮影のとき?」
石井「そう、撮影の時に客席から観ていて、公生がホントに戦っている感じがして」
中川「クライマックスのシーン?」
石井「そうそう。本当にすごかった」
中川「最後は僕か。(自分と広瀬さんを交互で指差して)ここか」
広瀬「ごめんね」
中川「賢人のシーンを考えていたよ」
石井「えー!」
広瀬「ホントにごめんなさい」
中川「かをちゃんはいっぱいあり過ぎて。ちょっとマニアックなところをおススメしようかな。かをちゃんと公生が川に飛び込んだ後で……」
(全く関係ない話を始める広瀬&山崎)
中川「公生の家にかをちゃんがいって……。って、ちょ、ちょっと、聞いてる?」
広瀬「何?」
中川「あなたを褒めているんだよ」
広瀬「ありがと(笑)」
中川「だから、川に飛び込んでふたりで公生の家に行くシーンがあるじゃん」
山崎「行くね」
中川「そこで公生のスウェットを借りて着ているかをりちゃんが、すごくかわいらしいなと」
山崎「マニアックだ!!」
中川「だって、今までにいろんな見どころを言っていると思うからあえて違うシーンを挙げてみようかなと」
山崎「おじさん?」
石井「目線が違う!」
中川「オレ、おじさん? おじさんではないけど、かをちゃんのシーンの見どころの話は出尽くしているだろうからね」
山崎「(笑)。そうだね。そういう視点もある」
広瀬「うん、うん」
中川「逆に、かをりの姿を見たときに公生も印象的だった」
広瀬「緊張して、スープがビチョビチョに(笑)」
中川「あの公生の表情も好きなんだよね」
山崎「普通にスープを注いでいたら、公生のTシャツをブカブカ状態で着たかをりがやって来て、焦ってしまう」
石井「表情がいいよね」
広瀬「いいよね(笑)」
山崎「何? 何? そんなに褒めてどうしたの?」
広瀬「……、今日はふたりの奢り?」
石井「やったあ。高いところに行こう!(笑)」
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