'17年1月よりWOWOWプライムにて放送が始まる仲間由紀恵主演、日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 楽園」(毎週日曜夜10:00-終了時間未定)。今回、その脇を固めるキャスト陣が発表された。
弁護士の高橋治美役に黒木瞳。長女を殺害し16年間床下に隠していた両親の元で思い悩む次女の土井崎誠子役に夏帆。誠子の父親・元役に小林薫が決定。その他、金子ノブアキ、松田美由紀、石坂浩二らの出演も明らかになった。
本作で描かれるのは、宮部みゆきの代表作「模倣犯」の9年後の物語。仲間は「模倣犯事件」のトラウマを抱えながらも新たな難事件に立ち向かっていく女性ライター・前畑滋子を演じる。
■黒木瞳コメント
原作は出版された時に拝読しておりましたので、今回お話をいただき、久しぶりに自分の本棚から「楽園」を取り出しました。ドラマは原作とは多少異なる部分もありますが、宮部先生の大事になさっている世界観が感じられる作品になっているかと思います。
私が演じる高橋治美は、この物語の中で思い悩む土井崎元さんのマスコミ窓口としていろいろ手助けをするという役柄なのですが、考え込むシーンがとても多く。また、仲間さん演じる前畑滋子さんに辛辣(しんらつ)なせりふをぶつける場面が多々あるのですが、一つ一つのせりふが大変難しくもあった分、やりがいのある撮影になりました。
さまざまな謎をつなぎ合わせるうち、途中で見るのをやめられなくなる作品になっていますのでお楽しみに(笑)。
■夏帆コメント
両親が姉を殺害したことが発覚し、当たり前だと思っていた日常が突然壊れていく中、どうにか自分を保つため葛藤する、土井崎誠子という女性を演じています。
私の経験したことのない場面の連続で、彼女の気持ちを追い掛けていくのがとても大変でした。でも、疑問に思ったことや誠子の気持ちを監督に相談すると、すぐに明確な答えを返してくださったので、混乱することなく撮影に挑むことができました。
原作を拝読する前に、台本を3話までいただいて読んだのですが、私自身一気に引き込まれてしまって。話が進むにつれ、事件が明らかになっていく面白さがある作品です。ぜひご覧ください。
■小林薫コメント
今回は権野(元)監督の力をお借りしようと思って、撮影に入りました。最初の打ち合わせで「頼みます」って言ってもらったんですけど、監督の方が僕よりも圧倒的に台本を読み込んでいるというのが分かっていたので、「こうしてほしいとかっていうのは言ってください」というふうにお話ししました。
また、私が演じる土井崎元は非常に影のある役柄なので、現場でも休憩中に共演者の皆さんと明るく和気あいあいっていうよりも、静かにしていようとは思っていました。
でも、仲間さんはプライベートで親交があったり、黒木さんとは以前夫婦役で共演したり、それぞれニュアンスは違いますが「久しぶり」っていうメンバーがそろっていたので、もう少しいろんな話ができても良かったかな(笑)。
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