NHK BSプレミアムで、12月10日(土)に放送される豊川悦司主演のSPドラマ「漱石悶々」の制作開始が発表された。
本作では、豊川演じる夏目漱石が、死の前年に京都祇園のお茶屋の若おかみ・多佳(宮沢りえ)に思いを寄せたことから始まる、文豪の京都での29日間をユーモアを交えて描く。
大正4年、「硝子戸の中」を書き上げたばかりの漱石は、強度の神経衰弱と胃潰瘍に苦しんでいた。友人の画家・津田青楓の勧めで京都での静養を決めた漱石は、木屋町の旅館で芸、才、美貌を兼ね備えた祇園一の人気者の女・多佳に出会う。
2人が出会ったとき、多佳は36歳、漱石は48歳だった。漱石は多佳に言い寄る多くのライバルに気をもみながら、やがて胃潰瘍を悪化させてしまい、動揺した友人の津田は、漱石の妻・鏡子(秋山菜津子)を京都に呼び寄せてしまう。
文豪・漱石が、意外にも恋に“悶々”と人間らしく悩みながら生きる様子を鮮やかに映し出す物語となっている。
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