都内にて行われた映画「DEATH NOTE デスノート」「DEATH NOTE デスノート the Last name」(共に'06年公開)上映会での、藤原竜也、松山ケンイチの舞台あいさつ後編!
(ナレーション&モニター 2人が再び共演するとしたら何をやりたいですか?)
松山:これはですね、当時からずっとやらせてくださいと言っているんです。その後、映画「カイジ―」(‘09年)でまた共演させていただいたんですけど、それ以降はないですよね。
藤原:「カイジ―」ね、マツケン忙しいから出てくれないかなーと思ってたんです。でも快諾してくれて。忘れもしない、鉄骨渡りというシーンを10日間くらい過酷な朝から深夜まで連日撮ってたんです。
待ち時間も結構な時間を待たなければいけなくて、マツケンと光石研さんとね、3人でくだらなくもね、内容のある話をたくさんして。そこから松山ケンイチという俳優は、ナチュラルだし、品があるし、すごくいい俳優さんだなと気付けた。「カイジ―」の現場、だからすごく良かったの。
松山:その当時、今でも覚えてますけど、竜也さんは(制作側から)「痩せてくれ」って言われてて、体重を絞ってたんですよ。それでも、昼休憩のときはご飯を入れなきゃいけないですから。そのときに、竜也さんと光石さんと僕で、じゃんけんで負けた人がごちそうするっていうことで、毎日、光石さんが僕たちにごちそうしてくれた。本当に素晴らしい俳優さんですよね!
藤原:楽しかったですね、本当にありがとうございました。
松山:でも、もし2人がまた共演できるとしたらどんなのをやりたいですか?
藤原:これは、現実問題、周りの人間が動いてくれないと具体的にはならないだろうけど…。
松山:当時は、「ザ・ワールド・イズ・マイン」をやりたいって言ってましたよね。
藤原:そうだねー。「ザ・ワールド・イズ・マイン」という漫画がありましてですね。九州から、高速道をずーっと北上していく2人の男がいるんです。一方、北海道からはヒグマドンっていう体長何十mのヒグマが南下してくる。その2つが出会ったときにどうなるかっていう話なんですが、それはぜひやってみたい。
松山:とんでもない漫画なんですが、2人は相棒なんですよね。
藤原:ね。
松山:共闘していく、世界に立ち向かっていくという2人は今でもやりたいなと思ってます。同じ立ち位置に立って、あらためてプレッシャーを感じながらやりたいなという気持ちもあります。
藤原:難しいもんね。映画って僕らが「やりたい、やりたい」って声上げるほど、脚本って離れていっちゃうしさ。何にも準備していないときに、ふと台本が届いたりするときってあるわけじゃない。だから、これがやりたいって言ってても、違う俳優さんがやって、あ、この人の手に行っちゃったんだ…と思うときもあるしさ。
松山:そういうとき、デスノートに名前書きますよね(笑)。
藤原:俺はそんなことはしないよ(笑)。マツケン書くだろ?
松山:書きます(笑)!
藤原:僕は書かないよ。
松山:そうっすか…。やっぱ違うな。
(ナレーション 最後に会場の皆さんへ一言お願いします)
松山:じゃあ、僕から。これから見ていただくのですが、きょう(の舞台あいさつ)は、ネタバレせずに最後までこられたので、とてもうまくいったなと思います。えーっとですね…、何を伝えたいか分からなくなっちゃいますね。これ、難しいですね。
きょう楽にやろうと思ってたんですけど…。やっぱり、見ていただければ何か伝わると思いますので、最後まで楽しんでいただければ幸いです。きょうは短い間でしたけど、どうもありがとうございました。
藤原:10年前なんでね、さすがに何て言っていいか分からないんですけども、きょうは前作を見ていただいたこともありがたいし、松山くんとも5年ぶりですか、再会できたこともうれしいですね。
もちろん、俳優生活、人生の中でも、「DEATH NOTE デスノート」という作品は非常に大きくてですね、これがあったから今の自分があると言ってもいいんじゃないかというくらい、言い過ぎかもしれないけど、それくらい大きな作品です。それが、時を経て、土曜日に公開されるという。
ぶっちゃけて言うと、僕らは見てるんですけど、皆さんの目にもぜひ焼き付けてもらいたい。(前作も)しっかりと応援していただいて本当にありがたいんですけど、次の作品も、愛情を持って、皆さん、劇場に来ていただければ。今後とも「DEATH NOTE デスノート」をよろしくお願いします。きょうは本当にありがとうございました。
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