NHK BSプレミアムで'17年2月15日(水)に放送される東京・足立区発ドラマ「千住クレイジーボーイズ」の取材会が足立区の銭湯「タカラ湯」で行われ、主演の塚本高史をはじめ、小池徹平、比嘉愛未、品川徹、北村有起哉が登壇した。
物語は、人気ガタ落ちのアラサーピン芸人・恵吾(塚本高史)が、昔組んでいた漫才コンビ“クレイジーボーイズ”の相方・行(小池徹平)が住む北千住エリアの家に転がり込むことから始まる。
恵吾は、シングルマザー・のばら(比嘉愛未)、元ヤンキーの床屋さん・野町(北村有起哉)、銭湯の旦那・岩丸(品川徹)ら、個性豊かな面々と出会い、明るく生きる極意を町の人から学んでいく。
本作にも登場する銭湯での取材会ということで、塚本は「銭湯での記者会見は初めてです。千住の方々が放送を楽しみにしてくれていると思いますし、放送された暁には千住の人たちが誇りに思ってくれるようなドラマを作っていきたいと思います」と意気込んだ。
小池は「元お笑い芸人の役をやらせていただくんですが、僕も一応元ユニットを組んでまして、解散したという、ちょっとした共通点のようなものがあります。若干自分の役に親近感が湧いております」と自身の境遇と重ね合わせた。
二人は元コンビ役ということで、作中ではコンビ時代の漫才も披露するという。
ツッコミ役の塚本は「そのシーンの撮影に向かって練習していましたが…まぁ問題ないんじゃないでしょうか。あとは場の雰囲気を大事にしながらやっていきたいです」と自信をのぞかせた。
一方ボケ役の小池は「元ハリガネロックのユウキロックさんにご指導いただいて、短いネタではあるんですが、なんとなくベテラン感というか、こなれた感じやリアル感を追求したいなと思っています」と漫才撮影に意欲を見せた。
比嘉は「会見の前に商店街をぶらり散歩していたんですけど、ある八百屋さんを見つけまして。販売されている方が、気さくに『おい、姉ちゃん安くしてやるよ』って本当に値引きしてくれたりとか、距離感がすごく近くて心地良いなあと。その北千住の温かさ、人間味ある雰囲気を作品に生かせたらと思います。私は沖縄出身なんですけれど、銭湯に行ったことがなくて、チャンスがあれば入ってみたいなと思います」と希望を口にした。
品川は自身の役について、「最初台本の準備稿をもらったときはすごく口の悪いおやじさんで、これはもってこいだと思っていたら、決定稿を見たらすごく優しいおじいさんになっちゃって。
『今こんな口の悪い人はいません』ということだったらしいんです。僕は困っちゃって、どうやっていいのかなと難渋しているところなんですが、見た方が『異物が一人いるな』というような感じで見てくれれば、私の持ち味は出せるかなと考えています」と胸の内を明かした。
そして現在も銭湯には通っていると言い、「家の近くの銭湯によく行くんですが、友達みたいになる人がいるんです。今でも一人いて、会うと『ちょっと一杯』とお酒に誘われます。そういう友達がなんとなくできるので、割と銭湯は好きです」と告白した
北村は「僕は東京生まれ東京育ちなんですが、北千住のような町が僕は大好きです。蒲田とか、赤羽とか、飲み屋がたくさんあるような町が僕は大好きなんです。
このドラマを通して、下町の良さを発信していきたいです。風呂なしのアパートに住んでいたときによく行きました。まさに神田川の近くに銭湯があって、『なんでこんなに熱いんだろう』というくらい熱いのに、上がったら彼女と帰るんですが、大体そこで冷えちゃうっていう…。甘酸っぱい思い出があります」と懐かしそうに振り返った。
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