NHK総合ほかで'17年4月3日(月)から放送予定の連続テレビ小説「ひよっこ」のロケ取材会が茨城県高萩市で行われ、ヒロイン・谷田部みね子を務める有村架純が登場。
母・美代子役の木村佳乃、祖父・茂役の古谷一行、叔父・小祝宗男役の峯田和伸、妹・ちよ子役の宮原和、弟・進役の高橋來らみね子の家族も取材に応じた。
会見は、束ねられた稲が並ぶ田んぼに囲まれた、みね子らが住む谷田部家をバッグに行われた。
9月27日から10月頭まで先行ロケで稲刈りのシーンを撮影。主演の有村は束ねられた稲を前に、「この場所をお借りして、みんなで稲刈りをしました。この稲たちはみんなで刈った稲です。先行ロケもあったのでチームワークも抜群で、順調に撮影を進めることができています。実際の場所に来て空気を感じると気持ち的にも開放的になるし、もっともっと中からみね子のパワーが増えていっているような気がしています」と笑みを見せた。
木村は「先月ここの場所にきてロケをさせていただいたときに、お父さん(みね子の父・実役の沢村一樹)と一緒に畑仕事をしていて、娘のかわいいみね子が自転車をこいで坂を上って、『お母さんただいま』と元気よく帰ってくる姿を見ていると、それだけでジーンと涙が出て、感動しました」とすっかりみね子の母親になっている様子。
また、有村とそろって農作業姿で登場し、「これが…私たちの最先端ファッションです!(笑) 40歳の私が見ても懐かしさを感じるファッションです。癒やされます」と有村と並んでファッションを披露した。
古谷は「本日の農作業のシーンでは脱穀のシーンを撮影したのですが、機械はなく、なかなか難しいものです。ちょっと間違えると自分の手がその中に入っていってしまう『はずみ車』を足で踏みながら回して…。農業をするのはいろいろなことが大変なことだなと思いました。冬のロケもあるそうで、いろいろな気候を味わえて四季を楽しみたいと思っています。皆さんでいい作品をお送りしたいと思っています。(出演者に向かって)頑張ろうね~」と共演者に向かって優しくほほ笑んだ。
峯田は「ちょうど以前のロケで、この場所(会見が行われている場所)で、バイクを発進するシーンがあるんですが、エンジンがかからなくて…当時の古いバイクなんですよ。ちょっと苦労しまして…。今日もこれから運転するんですが、不安です(笑)。ぼく生まれが山形なんですが、僕の子どものとき、農家をやっている親戚の家に行くと本当にこんな感じで、懐かしいなと思いました。自分が出ていないシーンでも、遠くから見ていたら泣けてくるなという感じがしました」と撮影の裏話を明かす。
宮原は「家族の皆さんから『家族なんだから敬語じゃなくていいよ』と言われたのがうれしかったです!」と笑顔に。7歳の高橋は「農作業はやりますが、遊んでいる子どもの役です。いい作品になってほしいです」と初々しく語った。
また、作中によく登場する茨城弁のせりふを聞かれると、有村は「あいづちとかが結構多くて、監督もなかなかカットをかけてくれないので、アドリブでなんだかんだやり取りがあるんです。『んだんだ』とか『そうだな』『だっぺ』とかはせりふ尻にあったりするので…『んだんだ』とかが多いかもしれませんね」と回答。
さらに、茨城弁で意気込みを、と記者からリクエストされ、取材会を見守っていた茨城弁指導の先生と話した上で「『ひよっこ』の撮影、最後まで頑張っと!」とかわいく意気込んだ。
取材会では合わせて、収録シーンが公開。第2週目、自転車に乗るみね子とバイクに乗った叔父・小祝宗男(峯田)がすれ違うシーンがそれ。有村は上はセーラー服で下はジャージーという学校帰りの姿で田んぼ道を自転車で疾走した。
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