小日向文世、初の映画祭参加に「正直ビックリしました」

2016/11/14 20:52 配信

映画

「サバイバルファミリー」が第1回マカオ国際映画祭【コンペティション部門】に出品決定(C)2017フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ

'17年2月11日(土)に公開される、矢口史靖監督最新作・小日向文世主演の映画「サバイバルファミリー」が、ことしから中国・マカオ特別行政区にて開催される「第1回マカオ国際映画祭」【コンペティション部門】に出品されることが決まった。

これまで「ウォーターボーイズ」('01年)など、独自の視点で観客の好奇心をくすぐるヒット作を生み出してきた矢口監督。

待望の最新作「サバイバルファミリー」は、矢口監督によるオリジナル脚本によって、誰も見たことのない世界を徹底してリアルに描きながら、矢口流ユーモアも満載の作品に仕上がった。

物語は、東京に暮らす平凡な一家・鈴木家が舞台。さえないお父さん(小日向)、天然なお母さん(深津絵里)、無口な息子(泉澤祐希)、スマートフォンが全ての娘(葵わかな)という、一緒に暮らしているのにバラバラで、ありふれた家族のありふれた日常に、ある朝緊急事態が発生する。

テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道まで、電気を必要とするあらゆるものが完全にストップ。

乾電池さえ使えない原因不明の「電気」消滅によって情報も絶たれた中、とても不自由な生活がスタートする。そんな中、普段は頼りない父が一世一代の大決断を下し、鈴木家のサバイバルライフの幕が上がる…。

そんな本作が、12月8日(木)から13日(火)まで開催される「第1回マカオ国際映画祭」【コンペティション部門】に出品決定。主演の小日向と矢口監督が招待を受け、ワールド・プレミアとなる上映に参加する。

マカオで初の政府主導となる国際映画祭である本映画祭は、世界各国から監督、俳優、映画界のキーパーソン500人を招き入れ、アジア有数の映画祭としての地位を築いていくことを目指して創設された。

世界からも大きな注目を集める記念すべき第1回開催において、邦画で唯一【コンペティション部門】に選定された「サバイバルファミリー」が、映画祭の最高賞となる最優秀作品賞を狙う。

なお、俳優人生40周年という節目の年に、初めて国際映画祭に参加することとなった小日向は「マカオ国際映画祭への出品を知った時は正直ビックリしました。日本に先立ちマカオでの上映ですが、マカオのお客様に日本映画の面白さ、すてきさが伝わるといいなと願っています。

本作では、家族のサバイバルに立ち向かう必死さ、ドタバタやいがみ合い、そして絆が描かれていますが、それがほのぼのと伝わって、マカオの方にも喜んでいただけるのではと思っています。

マカオには初めて行きます。すてきな思い出を作ることができたらいいなと思います。特に、何か賞を頂けたら最高です!!」と喜びのコメント。

一方、矢口監督は「直球の娯楽映画ばかり作ってきたせいでしょうか、今まで国際映画祭のコンペというものにあまり縁がありませんでした。記念すべき第1回のマカオ国際映画祭。レッドカーペット。初めて尽くしなので、何が起きるか全く予想できません。

『サバイバルファミリー』というタイトルからは想像できない、最もサバイバルに向いていない鈴木一家の奮闘を楽しんでもらえるか、今からワクワクしています」と、期待に胸を膨らませた。