人気漫画「咲-Saki-」が実写化され、テレビドラマが12月からTBS/MBSで放送。また、'17年2月からは映画が公開となる。
同作品は、マージャン競技人口が1億人を超え、日本でも大規模な大会が開催されている世界を舞台に、女子高校生たちがマージャンに打ち込む姿を描く、小林 立の青春スポ根漫画が原作。
奇跡的なマージャンを打つ主人公・宮永咲を演じるのは、ドラマ「あ の日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」('15年フジテレビ系)や映画「君の膵臓をたべたい」('17年公開)などの実写化作品、さらにアニメと実写で描かれた12月17日(土)公開の映画「妖怪ウオッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」など、話題作への出演が続く浜辺美波。
浜辺に初主演作への意気込み、咲に対する思いなどを聞いた。
──今回が初主演になりますね。
主演を張るというのはなかなかできることではないですし、やりたいと言ってできることではない。女優をやらせていただくからには、主演を張るというのは夢というか、憧れはありました。(話をいただいた時は)本当にうれしかったです。
──原作を読んだことは?
名前を聞いたことあるくらいで、読んだことはなかったです。(出演が)決まってから読ませていただきました。原作の漫画だけではなく、アニメも見ました。すごく面白かったです。マージャンのルールはわからなかったんですけど、それでも(キャラクターは)格好良かったですし、すごくワクワクしました。早く次の巻が見たいって思いましたね。
──初めて触れたマージャンはいかがでした?
難しいんだろうなっていうイメージがあったんです。でも、基礎的なルールは本当に簡単でわかりやすくて、誰でもできるんだなって思いました。
最初は難しくて、ルールがとても複雑なのかなって思っていたんですけど、やってみるとすごく楽しくて、(撮影の)空き時間には(出演者の)みんなでマージャンを打っていました。
──マージャン用語は難しかったんじゃないですか?
マージャンのルールを知らないまま原作を読んだんですけど、それでも格好良かったり、ワクワクしたりしました。ルールを知らないことを感じないくらいに面白い作品で、(マージャンの)役名とか後からついて来ればいいので、この牌とこの牌で役になるとか、関係なしに見られたので面白い作品だと思います。
──マージャンのような頭を使う競技は得意ですか?
神経衰弱とか、ポーカーなど、頭を使うカードゲームは好きです。無言で真剣勝負というのが好きなので、マージャンは私に向いていますね(笑)。
──咲を演じた感想を教えてください。
これまでやらせていただいた役の中で一番自分と離れた役で、一番難しく感じました。必死になったり、笑ったり、感情がころころ変わる子だったので、つかみにくいなっていうのがありました。
──共感できる部分はありましたか?
咲ちゃんはちょっと変わっていて、「ん~?」という部分が多かったんです。本当に自分と全然違うなって。共感できるようなところは見つからなかったですね。でも、そういうところがかわいかったりするので、とても好きなキャラクターです。
──アニメの実写化作品への出演が続いていますね。
原作ファンの方がいらっしゃる作品で、咲というキャラクターを愛している方もいますよね。私も漫画やアニメを見るのが好きなので、キャラクターが大事という気持ちがよくわかります。とにかく「原作を大切に」という気持ちがありました。
──原作に近づこうと意識されますか?
役作りは、原作を読んで、そこから自分で考えてお芝居をしています。原作ファンの方が大切にしているキャラクターがあるので、仕草などの動きは原作やアニメなどを参考にさせていただきました。
──小沼雄一監督から言われたことは?
最初は癖をなくすことでしたね。リハーサルをたくさん重ねたんですが、眉や口の癖など全部なくして、まっさらな感じでやらせていただきました。最初は(演技をする中で)我慢しているのがわかってしまう感じでしたが、だんだんと「動いていないなぁ」とか「やってないな」というのが自分でもわかるようになりました。
あと、最近はジョギングを始めたんです。監督から「歩き方が変わるから運動を始めるといいよ」って言っていただいて。運動はほとんどしていなかったんですけど、少しずつ始めるようになりました。
【浜辺美波、マージャン通し“格好いい”女子高校生に へ続く。同記事は11月30日(水)朝7時掲載予定】
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