濱田岳主演“釣りバカ”、伝統の新春時代劇枠に参入!

2016/11/27 17:30 配信

ドラマ

「新春ドラマスペシャル『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』」の会見に出席した吹越満、広瀬アリス、濱田岳、西田敏行、比嘉愛未(写真左から)

テレビ東京系で1月2日(月)夜9:00より「新春ドラマスペシャル『釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助』伊勢志摩で大漁!初めての出張編」が放送される。

放送を前にテレビ東京本社で会見が行われ、主演の濱田岳を筆頭に、広瀬アリス吹越満比嘉愛未西田敏行が正月らしい和装姿で登場した。

テレビ東京では、'79年から毎年1月2日に新春時代劇を中心に'16年までで38作品を放送してきた歴史があり、この日に「釣りバカ―」が放送されることはまさに“大改革”。

その状況に濱田は、「一『釣りバカ』ファンとしてはお正月に新作が見られるのはうれしい」と一言。

一方で、出演者としての心境を問われると「役者として臨むには荷が重いというか、責任感が伴うオンエア日だなとも思いました。

ですが、僕が背負いきれないと思っていた看板を、キャスト、スタッフが僕の小さい背中に看板を背負わせてくれて。こんな状況を作ってもらったのだから、やるしかないという気持ちで撮影に臨みました」と力強く語った。

「毎年恒例になることを望んでいるか?」という質問には、「ファンとしては続いてほしいと思う。(俳優としては、)続けていく以上は、毎回プレッシャーのある作業になるのでは」と、作品を愛するゆえの心境を吐露した。

会見は、“テレビ東京の1月2日”ということに触れる場面では緊張感に包まれたものの、見どころや撮影の裏話が語られる際には、笑いが絶えず終始和やかムード。

西田は報道陣に向かって腕時計の日焼け跡を高々と見せつけ「釣りのシーンは必ず晴れて、こんなに肌が焼けた。これはきっと良い事がありますよ」とニッコリ。

また、連ドラの時からアドリブがたくさん盛り込まれている本作。

撮影現場の様子について聞くと「どこからが、というより本編はほぼほぼアドリブですから。台本はガイドでしかないですね」(濱田)、「濱田さんと西田さんがアドリブ合戦を終わらせてくれないんです」(広瀬)、「お腹に力入れないと笑ってしまいそうで。腹筋が割れそうでした」(比嘉)と嘆いた。

さらに、吹越は「朝原雄三監督は、リハーサルで僕とスタッフで仕込んだネタを見て『それはない』と言っていても、本番で『もう一回やってみようか』と言ってくれたこともあった。あり得ないことが実現するのがこのドラマ」と、明かした。

本作でのアドリブについて、西田は「アリスちゃんは、映画『刑事』('59年イタリア)に出てくるクラウディア・カルディナーレ、比嘉さんは映画『グレート・レース』('65年アメリカ)のナタリー・ウッドがまとう空気感が似ているから、ついついそれを盛り込んじゃいました」と告白。

広瀬と比嘉は「うれしいですけど、台本に書いていないし、ドラマに関係ないですよね(笑)」と撮影を思い出し、大笑い。おちゃめな西田にツッコみを入れていた。

「―新入社員 浜崎伝助」は、'15年10月クールに「金曜8時のドラマ」枠で放送された連続ドラマ。SPドラマでは、連ドラでは新入社員だったハマちゃん(濱田)が、入社2年目となり、初めての出張で三重・伊勢、志摩行きを言い渡される。

連ドラの最終回で交際がスタートしたみち子(広瀬)との恋愛模様や、ハマちゃんの釣りの弟子であり勤務先の社長・スーさん(西田)との関係性、そして学生時代に恋い焦がれた女性・矢島亜季(比嘉)との再会が描かれる。