「M-1グランプリ2016」ファイナリストを直撃!

2016/12/03 07:00 配信

バラエティー インタビュー

「M-1グランプリ2016」のトップで登場するアキナ(左=山名文和、右=秋山賢太)

いよいよ12月4日(日)にテレビ朝日系で、漫才師日本一を決める「M-1グランプリ2016」(夜6:30-9:00)が放送される。また、当日の昼2時30分からは「M-1グランプリ2016 敗者復活戦」(テレビ朝日系)も放送。この敗者復活戦を勝ち抜いた1組を加えた計9組が、ファイナリストとして決勝を戦う。

今年のM-1には3503組が応募。今回はその激戦を勝ち抜き、決勝まで駒を進めたファイナリスト8組にインタビュー。王座を狙う芸人たちの熱い思いを、決勝のネタ披露順にご紹介!

アキナ

山名文和:選ばれてパニックになりました。隣で相方は泣いてるし。

秋山賢太:泣いてないです! なんで嘘を!?

山名:3回抱き合って喜びを共有して。

秋山:抱き合ってないわ! 僕らはコントもするので、山名くんの演技力を漫才に織り交ぜたいです。

山名:親父に言われた「舞台は自分が一番楽しむ場所や」って言葉を胸に戦います。

秋山:お父さん、舞台関係の人ちゃうやろ! 劇場の出番を増やして幅広い世代に向けてずっと調整してきた1年でした。その成果を出して、初出場で初優勝を掴みます。

山名:銀シャリさん、スーパーマラドーナさんと、さらば青春の光は賞レースで戦ってきた間柄。ここで打ち負かします!

カミナリ

竹内まなぶ:去年は2回戦で落ちちゃって悔しい思いをしました。準決勝では先輩から「行けるぞ」って言われたので残れる自信がありました。

石田たくみ:先輩の錦鯉さん主催のライブでウケてから、いろんなライブにも出してもらえて成長できた1年です。

竹内:僕らが目指しているのは地元・茨城の友達にも伝わる漫才。

石田:茨城なまりのあか抜けない、ありのままの僕らで勝負します。唯一の20代のファイナリストとして全力で!

竹内:温かいネタだと思うので、人の良さを感じてください。

相席スタート

山崎ケイ:結成3年目の集大成をかけて臨んだ前回は準決勝で落ちてしまって。

山添寛:打ちのめされて、新しい漫才に挑戦する機会をM-1からもらいました。

山崎:なので、これまで避けてきた要素も取り入れてね。ネタに対しての考え方が柔軟になりました。

山添:決勝に残った実感がまだわいてないくらいうれしい。家に帰ったあと、シャワーを浴びるころにガッツポーズすると思います。あとはもう、当日に強い気持ちをぶつけるだけ! コンビの知名度を上げたいです。

山崎:南海キャンディーズさん、メイプル超合金さんでも出せない、男女コンビの新たな形を提示します!

銀シャリ

鰻和弘:3度目の正直で優勝しか見ていません。

橋本直:去年が準優勝だったぶん、決勝には何が何でも残らないといけないプレッシャーがありました。でも、その緊張感を維持して決勝で爆発させます。特にスリムクラブアキナの秋山くんが同期なので、負けたくないですね。

鰻:最終決戦で票が入るって想像以上にうれしいんですよ。だから、狙うはチュートリアルさん以来の完全優勝。

橋本:そのためにも、当日までにもっと面白い漫才に仕上げたい。

鰻:あとは神頼みですね。去年は2カ所の神社でしたが、今年は14カ所行きます。

スリムクラブ

真栄田賢:内間(政成)さんへの理解を積み重ねた成果が決勝進出につながりました。うちのマンションのフリースペースにあるホワイドボードにネタのアイデアを書きまくって。

内間政成:ネタの意図や役割を説明してもらって、チームプレイがやっと理解できた1年でした。いつも付き添ってくれた相方に感謝です。

真栄田:こんな風にコンビの結束が強くなって、今はディープキスできるくらいです(笑)。

内間:ネタ中も見つめ合って、“ウッシッシ ”ってできた。

真栄田:下半期のベストフレーズ出たね! 狙うは初の沖縄出身王者。賞金はサンゴ保護に使います。

ハライチ

岩井勇気:最近作ったネタのぶん、新鮮にやれたのがいい結果につながりました。

澤部佑:準決勝は楽しめました。“ゾーン”に入ったかと思うほど。

岩井:前回は9位で地獄を味わったので、もう開き直っています。初めて決勝進出したコンビに負けてられませんよ、全員敵です! 相方のおまえさえ敵視してるからね。

澤部:俺は味方だから、大丈夫だよ…。まあ、決勝は3回連続ですけど、5位、7位、9位…。ここまで下がったら、あとは上がるだけ。いける気持ちしかありません!

岩井:僕らは今年で30代に入りましたけど、漫才が好きな気持ちと夢がM-1優勝なのはずっと一緒です。

スーパーマラドーナ

武智:前回の決勝はちょっと浮かれましたね。今年は優勝だけを狙います。

田中一彦:僕はただただ武智さんに付いていくだけですね。

武智:誰がお前に付いていくか!

田中:怖いわ~。2年連続の決勝ですけど、3組もいるからアピールにはならないですね。

武智:(無視して)準決勝でやったネタは、新しく作ったまだまだ成長中のネタなんです。伸びしろがまだあるので、決勝までに完璧に仕上げます。

田中:へえ~、どう仕上げるんやろ?

武智:地獄のネタ合わせやで、おまえにとってはな!

さらば青春の光

森田哲矢:今年の「キングオブコント」で2回戦落ちして以来、漫才に焦点を合わせてきました。

東口宜隆:気になるファイナリストはカミナリ。気になる若手でずっと意識しています。

森田:夏くらいからメキメキ腕を上げていく姿を見て、決勝に来るって思っていました。

東口:決勝当日はとにかくネタを2本やって、漫才での僕らを印象付けたいですね。

森田:自信のあるネタをさらに仕上げてゴリッゴリに笑わせます。

東口:コントもやる僕らならではの漫才に注目してください。

森田:結果を残して、営業仕事につなげたいです!

【取材・文=小島研一】