いよいよ12月4日(日)にテレビ朝日系で、漫才師日本一を決める「M-1グランプリ2016」(夜6:30-9:00)が放送される。また、当日の昼2時30分からは「M-1グランプリ2016 敗者復活戦」(テレビ朝日系)も放送。この敗者復活戦を勝ち抜いた1組を加えた計9組が、ファイナリストとして決勝を戦う。
今年のM-1には3503組が応募。今回はその激戦を勝ち抜き、決勝まで駒を進めたファイナリスト8組にインタビュー。王座を狙う芸人たちの熱い思いを、決勝のネタ披露順にご紹介!
■アキナ
山名文和:選ばれてパニックになりました。隣で相方は泣いてるし。
秋山賢太:泣いてないです! なんで嘘を!?
山名:3回抱き合って喜びを共有して。
秋山:抱き合ってないわ! 僕らはコントもするので、山名くんの演技力を漫才に織り交ぜたいです。
山名:親父に言われた「舞台は自分が一番楽しむ場所や」って言葉を胸に戦います。
秋山:お父さん、舞台関係の人ちゃうやろ! 劇場の出番を増やして幅広い世代に向けてずっと調整してきた1年でした。その成果を出して、初出場で初優勝を掴みます。
山名:銀シャリさん、スーパーマラドーナさんと、さらば青春の光は賞レースで戦ってきた間柄。ここで打ち負かします!
■カミナリ
竹内まなぶ:去年は2回戦で落ちちゃって悔しい思いをしました。準決勝では先輩から「行けるぞ」って言われたので残れる自信がありました。
石田たくみ:先輩の錦鯉さん主催のライブでウケてから、いろんなライブにも出してもらえて成長できた1年です。
竹内:僕らが目指しているのは地元・茨城の友達にも伝わる漫才。
石田:茨城なまりのあか抜けない、ありのままの僕らで勝負します。唯一の20代のファイナリストとして全力で!
竹内:温かいネタだと思うので、人の良さを感じてください。
■相席スタート
山崎ケイ:結成3年目の集大成をかけて臨んだ前回は準決勝で落ちてしまって。
山添寛:打ちのめされて、新しい漫才に挑戦する機会をM-1からもらいました。
山崎:なので、これまで避けてきた要素も取り入れてね。ネタに対しての考え方が柔軟になりました。
山添:決勝に残った実感がまだわいてないくらいうれしい。家に帰ったあと、シャワーを浴びるころにガッツポーズすると思います。あとはもう、当日に強い気持ちをぶつけるだけ! コンビの知名度を上げたいです。
山崎:南海キャンディーズさん、メイプル超合金さんでも出せない、男女コンビの新たな形を提示します!
■銀シャリ
鰻和弘:3度目の正直で優勝しか見ていません。
橋本直:去年が準優勝だったぶん、決勝には何が何でも残らないといけないプレッシャーがありました。でも、その緊張感を維持して決勝で爆発させます。特にスリムクラブとアキナの秋山くんが同期なので、負けたくないですね。
鰻:最終決戦で票が入るって想像以上にうれしいんですよ。だから、狙うはチュートリアルさん以来の完全優勝。
橋本:そのためにも、当日までにもっと面白い漫才に仕上げたい。
鰻:あとは神頼みですね。去年は2カ所の神社でしたが、今年は14カ所行きます。
■スリムクラブ
真栄田賢:内間(政成)さんへの理解を積み重ねた成果が決勝進出につながりました。うちのマンションのフリースペースにあるホワイドボードにネタのアイデアを書きまくって。
内間政成:ネタの意図や役割を説明してもらって、チームプレイがやっと理解できた1年でした。いつも付き添ってくれた相方に感謝です。
真栄田:こんな風にコンビの結束が強くなって、今はディープキスできるくらいです(笑)。
内間:ネタ中も見つめ合って、“ウッシッシ ”ってできた。
真栄田:下半期のベストフレーズ出たね! 狙うは初の沖縄出身王者。賞金はサンゴ保護に使います。
■ハライチ
岩井勇気:最近作ったネタのぶん、新鮮にやれたのがいい結果につながりました。
澤部佑:準決勝は楽しめました。“ゾーン”に入ったかと思うほど。
岩井:前回は9位で地獄を味わったので、もう開き直っています。初めて決勝進出したコンビに負けてられませんよ、全員敵です! 相方のおまえさえ敵視してるからね。
澤部:俺は味方だから、大丈夫だよ…。まあ、決勝は3回連続ですけど、5位、7位、9位…。ここまで下がったら、あとは上がるだけ。いける気持ちしかありません!
岩井:僕らは今年で30代に入りましたけど、漫才が好きな気持ちと夢がM-1優勝なのはずっと一緒です。
■スーパーマラドーナ
武智:前回の決勝はちょっと浮かれましたね。今年は優勝だけを狙います。
田中一彦:僕はただただ武智さんに付いていくだけですね。
武智:誰がお前に付いていくか!
田中:怖いわ~。2年連続の決勝ですけど、3組もいるからアピールにはならないですね。
武智:(無視して)準決勝でやったネタは、新しく作ったまだまだ成長中のネタなんです。伸びしろがまだあるので、決勝までに完璧に仕上げます。
田中:へえ~、どう仕上げるんやろ?
武智:地獄のネタ合わせやで、おまえにとってはな!
■さらば青春の光
森田哲矢:今年の「キングオブコント」で2回戦落ちして以来、漫才に焦点を合わせてきました。
東口宜隆:気になるファイナリストはカミナリ。気になる若手でずっと意識しています。
森田:夏くらいからメキメキ腕を上げていく姿を見て、決勝に来るって思っていました。
東口:決勝当日はとにかくネタを2本やって、漫才での僕らを印象付けたいですね。
森田:自信のあるネタをさらに仕上げてゴリッゴリに笑わせます。
東口:コントもやる僕らならではの漫才に注目してください。
森田:結果を残して、営業仕事につなげたいです!
【取材・文=小島研一】
12月4日(日)夜6:30-9:00
テレビ朝日系で放送
「M-1グランプリ2016 敗者復活戦」
12月4日(日)昼2:30-4:30ほか
テレビ朝日系で放送