'16年の年の瀬に、テレビ朝日ドラマ制作部の若手が集結した、変な恋愛ドラマ“変愛ドラマ”を3夜連続で放送。「年の瀬 変愛ドラマ」の第1夜は、安田顕主演の笑える愛欲サスペンス、第2夜は山本舞香主演の青春ゾンビ・ラブコメディー、第3夜は田中圭主演でおっさん同士の衝撃ラブコメを送る。
12月28日(水)放送の第1夜「緊Q速報(仮)」(夜0:20-1:20テレビ朝日系)は、安田演じるラジオDJ・ジェイク小早川が生放送中に現れた元不倫相手に公開謝罪を迫られる物語。
安田は「企画内容を聞いて『マジか!? 攻めてるなぁ!』と思いました。この作品はサスペンスな部分もあり、チクッと刺すところもキッチリある、チャレンジをしているコメディーです。
今回演じるジェイクは、僕の好感度だだ下がりの役(笑)。演じる側としては相当ヘビーですね。台本の読み合わせをしただけでも、ジェイクとして感じるものは重かった。人は時間がたてばたつほど、思い出を美化したり、心にふたをしたりしながら、自分を正当化するもの。もちろん僕にはジェイクと同じ経験はありませんけど(笑)」と告白。
愛妻家で“不倫断罪人”として人気を集めるも裏ではのうのうと不倫を繰り返していたジェイクは、ある日DJを務める生放送の番組に元不倫相手の佐伯百合(祐真キキ)がゲストで登場。百合はジェイクに公開謝罪を迫るが、何とか切り抜けようとするジェイクと百合の一進一退の心理戦が始まる。
百合を演じる祐真は、米国の大人気ドラマ「HEROS REBORN/ヒーローズ・リボーン」に出演し、今回、日本のドラマ初出演となる。
祐真との共演について安田は「初共演ですが、すごくサバサバした方で、この作品も思いっきり楽しんでくださっているので、すごくありがたいです。祐真さんをはじめ、皆さんが僕の想像とは全然違う音色を出されるので、いい意味でどんどん裏切ってくださりそうな気がして、これからの撮影が楽しみです!」と期待を込めた。
12月29日(木)放送の第2夜「恋するJKゾンビ」(夜0:20-1:20テレビ朝日系)は、“ゾンビになっちゃった”という特殊なコンプレックスを持つ山本演じる女子高生・橘まりあが、ゾンビ化に、恋に悩む物語を放送。
山本は「女の子ってみんな、周りはそれほど気にしていないのに、自分の容姿や性格にコンプレックスを持ってしまうものなんですよね。まりあを演じるに当たり、自分に近い、元気でリアルな女の子にしたいなと思っています。好きな人とちょっと目があった瞬間とかに、気持ちが溢れる感じにしたいなって。もう、考えるだけでワクワクしますね!」と笑顔を見せる。
増殖するゾンビと遭遇した女子高生のまりあは、ゾンビに引っかかれてしまい、引っかかれた場所からゾンビ化してしまう。ひそかに恋心を抱く幼なじみの冷水十吾(白洲迅)は、大のゾンビ嫌いのため、まりあはゾンビ化を隠そうとする。
そんな中、まりあは友人から十吾とまりあに片思い中の真壁匠(山本涼介)とのWデートを提案される。友人も十吾のことが好きだと知ったまりあは焦るが、父親の慎一(船越英一郎)の言葉に背中を押され、Wデートに向かう決心をする。
ゾンビを演じることについて山本は「実は今、ゾンビ化した時のうなり声とかも、毎日お風呂に入りながらシミュレーションしているんです! で、自分の出した声に怖くなっちゃったり(笑)。
ちなみに、私は特殊メークが大好き! 腕の傷に始まって、全身ゾンビになるシーンまであるんですよ。それに、ゾンビと戦うシーンもあるので、格好良くできるといいなって思っています。私、アクションも好きで特に“蹴り”がうまいんです(笑)。
今はやっているゾンビもので、さらに、キュンキュンできて、恋する女の子はもちろん、コンプレックスを持っているみんなの背中を押してあげられる恋愛ドラマです!」と見どころをアピール。
そして、12月30日(金)放送の第3夜「おっさんずラブ」(夜0:40-1:40テレビ朝日系)では、田中演じる33歳のモテないおっさん・春田創一が、乙女心を隠し持つ“おっさん上司”とルームメートの“若きイケメン巨根男子”に翻弄(ほんろう)され、あわあわする物語を放送。
田中は「『くっだらね~! 面白そうだな!』というのが企画書を読んだ時の第一印象(笑)。(吉田)鋼太郎さんや(落合)モトキくんと『何やってんの、オレたち!? 気持ち悪~(笑)』なんて言いながら、お互いの芝居を楽しんでいます。
だから、男たちから迫られる役どころに対しての抵抗感もまったくないです。ただ、『こんなにテンションの上がらないキスシーンや壁ドンはないな。やっぱ性別って大事だな』とは思いました(笑)」と明かす。
結婚したいのに全然モテない独身男・春田は、上司の黒澤武蔵(吉田鋼太郎)のスマホに隠し撮りされた、自身の写真の大量コレクションに怯えていると、春田は黒澤から壁ドンされ愛の告白をされる。
春田は同居する後輩の長谷川幸也(落合モトキ)に相談すると、お風呂で壁ドンされ「先輩が巨乳が好きなのは知っています…でも、巨根じゃダメですか?」と迫られる。完全にパニくった春田は男たちの愛を回避しようとする。
田中は「鋼太郎さんとは初共演ですが、乙女な武蔵は本当にかわいい! 仮に恋愛関係になったら、どんなプレーをされるか分からない怖さはありますけど(笑)、とにかく面白いです。
落合くんとは以前共演して、お互いの芝居感覚がある程度分かっていることもあって、いい感じで役の関係性を作れているんじゃないかな、と思います。
この作品はくだらない面白さだけじゃなく、ちゃんと各登場人物の思いや人生が描かれているドラマ。深夜、暇にしている方々にぜひ、ひとまず何も考えず見ていただきたいです(笑)」と見どころを語った。
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