12月24日(土)より新宿テアトル他で全国公開される映画「14(じゅうし)の夜」は、国内の映画祭で数々の脚本賞に輝き、映画界から最も注目される脚本家・足立紳の監督デビュー作品として注目を集める話題作だ。
「自分のことを大嫌いな人間が、今の自分から一歩でも脱却しようともがく話にしたい」と語る足立監督が作り出す本作は、'80年代の田舎町のレンタルショップが舞台。性へざわめき、やがて冒険に出る中学生男子たちの悶々とした思いを描いている。
情けなくも愛すべき“性春”を通じて成長していく少年たちの姿は、あの名作「スタンド・バイ・ミー」をほうふつとさせる。約730人のオーディションで主演・タカシ役を勝ち取った犬飼直紀と、ユニークな同級生を演じる青木柚、中島来星、河口瑛将。
このたび、本作でイカ臭い中学生を演じる4人(犬飼、青木、中島、河口)と、同級生の巨乳ヤンキー少女・メグミを演じる浅川の初対談が実現した。
AV女優・よくしまる今日子のおっぱいめがけて真夜中を駆け抜けるタカシは、とにかく走るシーンが印象的だ。このシーンについて、犬飼は「何kmも走って吐きそうになりましたね。夜なので体は寝てるけど、撮影だから逆に頭はすごくさえていて、頭で無理やり走った感じです。
今日も学校で体育の授業出てから来たのですが、衰えを感じます…」というと、中年のスタッフ陣から「ええ!」という声が上がった。
この犬飼の発言に、浅川は「犬飼くんの演技は本当にスゴい。待機中に光石(研)さんと話す機会があったのですが、あの大ベテランの光石さんが太鼓判を押してましたから。目の前でお芝居を見て、勉強になったし、圧倒されました」と絶賛する。
自身が演じたヤンキー少女・メグミについて「(私は)あそこまでじゃないけど、普段とあんま変わんないっす」とも言っており、インタビュアーから“あのすごむシーンも…?”との問いには「あのにらみも素ですかって? うるさいわ!(笑)」と話し、場を和ませた。
現役アイドルとの共演に、緊張もあったそうで犬飼は「タカシとメグミの関係性には特別感があります。僕たちが4人集まって話題にする時は高根の花の扱いだけど、近所の幼なじみとしてメグミと2人で話す時は興味ない素振りを見せる。
思春期の男女の距離感というか。けんかのシーンは、すごく近距離でつば飛んでないか心配でした…緊張したけど、とても楽しかったです!」と振り返る。
河口は「浅川さんにリハで最初にお会いした時に、演技する前と始まった後のスイッチの切り替えがすごいなと思いました。しっかり役作りされていて、しかもドヤンキー役で、ちょっと震えました…」というと、浅川は「怖がられてなんぼなんで(笑)」と、満更でもない様子。
一方、中島は「浅川さんは演技も、バラエティーやトークもできてさすがだなと思います」と絶賛し、青木は「僕が演じたミツルはタカシとメグミと小学生の頃から同級生で、2人の過去を知っている。タカシに、後々キーになるせりふをふっかけたりするので、そこも見てほしいですね」とアピールした。
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