【紅白】最後の出場 乃木坂・橋本奈々未の軌跡

2016/12/29 05:00 配信

芸能一般

音合わせが始まる直前に笑顔を見せた橋本奈々未

12月31日(土)にNHK総合にて生放送される「第67回NHK紅白歌合戦」(NHK総合)のリハーサル(1日目)が、会場となる東京・渋谷のNHKホールで12月28日に行われ、乃木坂46が登場した。

乃木坂46が歌うのは、卒業を発表した橋本奈々未がセンターを務める「サヨナラの意味」。グループとして初めてミリオンヒットを記録したこの曲で、1年を締めくくる。

音合わせが始まる直前には、センターポジションについた橋本が、視線を宙に向けて振りや歌詞を確認するような素振り。そんな橋本に白石麻衣が何か話しかけ、二人で笑顔を見せるといった場面も見られた。

その後会見に立った橋本は、「昨年初めて紅白に出させていただいて、それはものすごくメンバー全員にとってうれしいことだったと思います。それに加えてことしは自分がセンターで立たせていただいて…。今日リハーサルをしてきたんですが、これを本番でやるのか…という気持ちになり、とにかくみんなで楽しみたいなと思っています」と大役に緊張をにじませた。

そんな橋本と同期の生駒里奈は、「ことしは、まず第一に奈々未を送り出す気持ちと、2回目ですが3回目も目指すぞというステージにしたいです」と意気込みを語った。

昨年の紅白初出場に続いて2度目の出場。橋本の卒業発表に加えて、3期生の加入などグループとしては変化の時期でもある。

秋元真夏は、「3期生とはまだ一緒に活動していないのですが、’17年に向けて一緒に活動していけたらと思っています。パワーアップした乃木坂を見せていきたいです」とさらなる“進化”を予告した。

“ラスト紅白”を控える橋本は北海道・旭川出身で、'93年生まれの23歳。'11年に乃木坂46の1期生オーディションに合格し、'12年にCDデビュー。

のちにアイドルデビューの理由を、“家計の苦しい実家を支え、弟の学費を稼ぐため”だったと語っている。

活動開始後は、ショートカットのクールな容姿が人気を集め、たびたびルックスの良さが話題になる同グループの中でも、白石麻衣、松村沙友理と並んで“御三家”として注目されてきた。

その後「CanCam」の専属モデルに起用され、ファッションモデルとしても活動。読者である若い女性たちからも支持され、グループ全体のファン層を広げることに貢献した。

'16年10月17日には「サヨナラの意味」で待望のセンターを務めることが発表されたが、10月19日深夜のラジオで、24歳の誕生日である'17年2月20日(月)を目途に、グループから卒業、芸能界を引退する意向であることを明かした。その後、2月20日(月)当日に卒業コンサートが行われることも明らかになっている。