宮澤佐江、将来の夢は「芸能人になりたいです!(笑)」

2016/12/30 10:00 配信

ドラマ インタビュー

これがAKBグループ卒業後初ドラマ出演となる宮澤佐江(C)テレビ朝日


――ちなみに、もし宮澤さんがあすかの立場だったら、部長との恋を応援するか、長谷川との恋を応援するのか、はたまた自分が春田にアタックするのか、どれでしょうか?(笑)

どうでしょう(笑)。いざとなったらこんなに身近にいたのに、なぜ私じゃなかったんだろうって寂しさは出てくると思うんですよ。実際、春田との最後のシーンでも、ちょっと寂しそうなあすかの姿を出してみようと努力したんですけど、それがどうなっているのか楽しみですね(笑)。

でも、やっぱり寂しいのかなあ。私は友達の男の子に彼女ができたら、誤解されるのも悪いし、連絡をしなくなるタイプなので。もし春田がどちらかと付き合う選択をしたのなら、私は身を引くと思います。

――春田は“33歳のモテないおっさん”という設定ですが、宮澤さんにとって“おっさん”は何歳からですか?(笑)

最近の皆さま、特に芸能をやられている方はお若いですよね! だからおっさん…って、一口に言っても難しいですね。単純に年齢だけで考えれば60歳くらいなのかな。最近は50歳でもすごくお若いですから。

でも、私の父が今60歳なんですけど、全然おじさんには見えないですよ。服装とか見た目が若いから、おじさんって思ったことはないです (笑)。

――それはお父さまも大喜びですね(笑)。そして、全国のファンのためにお伺いしますが、宮澤さんは年上と年下ではどちらがお好きですか?

わ~!!(笑) 結婚するなら年上がいいです! 恋愛は年下としても経験になると思いますし、昔から年下が好きだったんですけど、自分が幸せになることを考えると落ち着いた年上の方に甘えるくらいの方がいいのかなって最近は考えています。

――そして今回はAKBグループを卒業されてから、初のドラマ出演だそうですが、心境的に変化はありますか?

ドラマ自体も2年ぶりくらいに出させていただいて、本当に久々だったんですけど、ドラマの現場では前から個人で活動していたので、特別「おっさんずラブ」に出ることに関して、一人になった心境はそんなに感じません。

でも、応援してくれていたファンの方々や、今も応援してくれている人って、私がアイドルのときから応援してくれている方が多いので「佐江ちゃんはこういうのもできるんだ~」って思ってもらえると思うし、夢の女優へ一歩ずつ近付いているんだな~というのを見せられるのはうれしいですね。

卒業後にまずミュージカルをやらせてもらったんですけど、やっぱりミュージカルは、チケットを取った限られた人しか見に来られないので。テレビなら見たい時に録画して見るのもありだし、ふいにチャンネルを回していて見られることもありますし、いろいろな方が見られる環境なのはとてもありがたいですよね。

――今後はどういう女優さんになりたいとお考えですか?

私、コメディーが好きなんです。リアクションも大きい方だと思うので、コメディーもできるような女優さんになりたいです!「アイドルだったし、こんなのはやらせられない!」というふうには思ってもらいたくないなと考えていて、むしろ「宮澤はあんな顔もできるのか」と思ってもらえたらいいですね。

グチャグチャな顔で泣けるし、全身白塗りでもいけるし、場合によっては体を張ることもしてみたいです。

――ことしももう終わりですが、特に印象に残った出来事は何でしょうか?

やはり私のAKBグループ卒業ですね。想像以上に一人は大変なんだなというのが、卒業して数カ月ですぐに思ったので、早く年を越して新しい自分と向き合いたいと思います。

――それを受けて、来年の目標は何でしょうか?

ずっとお芝居と向き合っていたいです。それは、ドラマなり舞台なり映画なりミュージカルなり…演じる場はどこでも。ここ2、3年ドラマを全く見ていなかったのですが、この数カ月でドラマをたくさん見るようになりました。

これからもたくさん見て学んで、演じられる場所が常に隣にあるといいなと思っています。

――さらに先に、将来の夢というか具体的な目標はありますか?

そうですね…やっぱり芸能人になりたいです(笑)。

――えー!! 今は違うんですか?(笑)

違いますよ。まだ種を蒔いて、ちょっと芽が出たくらいです(笑)。本当に一目見て、「芸能人だ~!」って思ってもらえるくらいになりたいですね。

――ふわっとしていますね~(笑)。

そうですか~!?(笑) でも、本当に自分が芸能人だとは思っていないので、それが自覚できるくらいになりたいです。

――最後に「おっさんずラブ」の見どころをお願いします。

年齢を問わずの方々に楽しんでいただける作品になっていると思います。男性が男性を好きになるという感覚が分からない人も分かる人もいると思いますが、理解できない人でも恋をするとキュンとするんだよ、というのが伝わるドラマになっています。'16年の最後に皆さんの心がキュンとなってくれればいいなって思います。

そして私が演じるあすかの見てほしいところは、全体的に春田との距離が近いところですかね(笑)。友情と愛情のはざまにいる男女の関係性というのが、私の出るシーンからしっかり伝わればいいなって思うので、最後まで見てほしいです! ぜひ、皆さんも笑ってキュンとしてください。