12月31日(土)にNHK総合にて生放送される「第67回NHK紅白歌合戦」のリハーサル(2日目)が、会場となる東京・渋谷のNHKホールで12月29日に行われ、初出場となるKinKi Kidsが会見に出席した。
'17年にデビュー20周年を迎えるKinKi Kidsが満を持して歌う曲目は、デビューシングル「硝子の少年」。
音合わせでは、一音一音を大切にするように入念なリハーサルを2回行った。
リハーサルの感想を聞かれた堂本光一は「ちょっとしたトラブルがありまして。僕らの知っていた音のサイズと違っていた部分があったので、その調整で時間を取ってしまい、申し訳なかったです」と明かし、堂本剛は「(この調整があったので)本番は大丈夫です」と前向きに語った。
初出場でデビュー曲を歌えることに、光一は「僕らにとっても非常に大事な楽曲。20年やってきた中でもずっと土台としてある」と思いを告白。
また、「紅白に関しては新人ですが、20年やってきたプレッシャーを自分に課して、見ている方に『さすが』と思わせるものをお届けできたら」(光一)と、並々ならぬ闘志を燃やす。
また、報道陣から、ことしいっぱいで解散するSMAPへの思いを聞かれると、光一は「忘れられない言葉がある」と切り出した。
光一は、「(KinKi KidsがSMAPのバックダンサーでツアーに同行した際に)僕たちのコーナーを設けてもらっていたのですが、お客さんがトイレ休憩で離席しないよう、『応援してあげてね!』と言ってくださった。
それは、光GENJIのコンサートでSMAPのコーナーになると、多くのお客さんがトイレに行ってしまって、僕らには同じ思いをさせたくないからだったんです。思い出深い言葉です」とエピソードを語った。
一方、剛は、SMAPについて「僕らにとって、先輩というより、お兄ちゃんのような存在。お兄さんたちからは、ステージのことや、エンターテインメントのこと、スタッフへの思いやりなど、いろんなことをたくさん教えていただいた。
本当に大きな存在なので、存在は変わることなく、僕たちはお兄さんたちのことを尊敬し、愛していくのだろうなと思います」とコメント。深い絆を感じさせた。
また、この日、会見直前に根津甚八さんの訃報が飛び込んだ。
剛は、ドラマ「若葉のころ」('96年、TBS系)で親子役で共演しており、まだ頭の整理がついていない様子で「とても言葉に言い表せられない衝撃を受けています。『もう一度』と言わず、二度三度と共演したい役者さんでした」と話し、早過ぎる別れを悲しんだ。
KinKi Kidsは、番組後半の33番手で「硝子の少年」を披露する。
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