泉澤祐希「俳優人生で1、2を争うくらい大変な撮影でした」

2017/02/08 08:00 配信

映画 インタビュー

「ウォーターボーイズ」('01年)をはじめ、数々のヒット作で知られる矢口史靖監督の最新作「サバイバルファミリー」が、2月11日(土・祝)より全国公開される。

川を渡るシーンの撮影は11月だったらしく「水も冷たくて、あれは本当につらかったですよ(笑)」とか


本作で東京に暮らす、平凡な一家・鈴木家の無口な長男・賢司を演じる泉澤祐希にインタビューを敢行。

過酷な撮影の裏話や共演者の印象、バレンタインの思い出について語ってもらった。

――まずはご出演された率直な感想を教えてください。

台本を読んで、本当にこれを撮影できるのかな?と思いました。高速道路とかもそうですが、車を全部止めるという描写があったので、最後まで撮影できて良かったです。

――本当に高速道路を使って撮影されたのですか!?

そうなんですよ! CG処理かなと思ったら、本当に高速道路に行ったんです。高速道路を走るなんて普段はできないので、すごくテンションが上がりました。

――この仕事ならではですよね。実際に高速道路を走ってみていかがでしたか?

めちゃめちゃ気持ち良かったです! 解放感があって大声を出したくなる感じがしました(笑)。本当にすごかったですよ。車も全然動いていないので、ついつい「うえ~い!」って声が出てしまいました(笑)。

――この状況に追い込まれた鈴木家はいかがでしたか?

台本の字面だけを読んでいても、すごく大変そうだなと思っていたんですけど、実際に撮影するとその想像を遥かに超えて大変でした。でも、毎日みんなと一緒にいられたので、撮影していくうちに一致団結感というか、そういうのは自然と出ていたんじゃないかなと思います。

――例えば家族4人でこういうお芝居をしようか、などと話し合いはありました?

そういうのはなかったですね。やはり撮影が過酷だったので自然とまとまっていったと言いますか、お父さん(小日向文世)がいなくなったら自分がしっかりしなきゃとか、お母さん(深津絵里)を助けなきゃ!というのも自然と思えてきました。

――賢司も家族それぞれも成長していく感じがありましたが、賢司自身についてはどういう子だと捉えましたか?

結構自分と似ているところは多かったと思います。自分も大学に行っていたので、少し反抗するとか、親がいないところでははっちゃけるとか、そういう気持ちは分かります。

自分自身、お父さんに反抗的な態度を取ったことはほとんどないんですけど、賢司の立場で考えると分かるんですよね。