3年B組金八先生のあらすじ一覧
卒業式が間近に迫るなか、金八(武田鉄矢)が辞任するとの噂が、3Bの生徒たちにも広まった。「個人的な問題」という金八のばく然とした説明に、生徒たちは納得できず、クラス中が騒然となる。伸太郎(濱田岳)は金八の進退をかけて、ある提案をする。一方、しゅう(八乙女光)は、家庭裁判所の審判を受けることに。しゅうは罪を反省し、卒業式への出席を切望する。
しゅう(八乙女光)を救えなかった無念さから金八(武田鉄矢)は退職願を提出。金八はすっかり元気をなくし、3Bの生徒たちに心配される。落ち込む金八を元気づけようと、生徒たちは「卒業遠足」を計画する。そんな中、しゅうの弁護士・稲葉(光石研)から電話が。金八はしゅうとの面会許可が出たために警察署へ。だが、面会中にしゅうは幻覚を見てパニックに。
しゅう(八乙女光)の逮捕を受け、桜中学では父母や地域住人を集めた説明会が開かれる。父母らは、しゅうをすぐに警察に引き渡さずに、生徒たちとドラッグについての授業を行なった金八(武田鉄矢)に、教育者としての責任を追及。一方、3Bの生徒たちはあまりのショックな出来事に動揺を隠せずにいた。そんな中、金八はしゅうにひと目会おうと警察を訪れる。
学区内で摘発された高校生の覚せい剤売買グループの自供から、客に桜中学の生徒がいたと判明。桜中学に捜査協力要請がくる。そんな中、しゅう(八乙女光)の腕に注射痕を見つけた金八(武田鉄矢)は、職員室でその事実を報告。即座に警察に連絡しようとする国井(茅島成美)らを引き止め、薬をやめさせるための話し合いを嘆願する。現状を知った3Bの生徒たちを交えて、薬物依存についての授業を行なう。だが途中、幻聴などの禁断症状に苦しむしゅうが錯乱。ハサミを手にクラスメートに襲いかかる。
都立高校の受験が本番に突入。麻子(加藤みづき)は試験当日の朝に急病の老婆を助けて遅刻し、試験を受けられなくなってしまう。金八(武田鉄矢)は麻子の試験実施を嘆願しに試験会場へ駆けつける。一方、しゅう(八乙女光)は母・光代(萩尾みどり)の説得で覚せい剤を断ち切る決意を。禁断症状に耐えながら登校し、病院の登校許可が下りた崇史(鮎川太陽)に再会する。
弥生(岩田さゆり)がバレンタインの手作りチョコを持参して金八(武田鉄矢)宅を訪問。同伴した母・昌恵(五十嵐めぐみ)は、弥生が就職の面接を受けると報告する。翌日、私立受験組の結果が続々と発表。そんな中、自分だけが進学しないと知った弥生がパニックに。就職の面接を拒否しようとする姿を見た3Bの生徒たちは、昌恵に弥生の受験を懇願する。一方、しゅう(八乙女光)の母・光代(萩尾みどり)が拘留を終えて帰宅。しゅうの覚せい剤使用を疑う光代は、舞子(黒川智花)の相談を受け、確信をもつ。
給食費が払えなくなったことを苦に、給食を食べなかった健一郎(筒井万央)が倒れた。この一件で2年以上滞納している伸太郎(濱田岳)に非難が集中。伸太郎はたまらず父・伸介(田口浩正)に泣きつくが伸介は聞く耳をもたない。翌日、金八(武田鉄矢)に嘘をついて学校を早退した伸太郎は、家から高価な壺を持ち出す。一方、麻薬所持で逮捕された両親をひとり家で待つしゅう(八乙女光)。通報した崇史(鮎川太陽)を自殺未遂に追い込んだ責任から逃れるために麻薬に手を出し、やめられなくなっていた。
高校入試を間近に控え、金八(武田鉄矢)は模擬面接を実施。生徒たちの予想以上の不出来ぶりに不安を覚える。そんな中、推薦入試の面接本番で博明(府金重哉)がハンドマイクを使用。面接官の怒りをかい、その場で不合格を言い渡されてしまう。小学校時代のいじめをハンドマイクで克服した博明は、ハンドマイクなしでは会話ができない”依存”状態に陥っていた。
第7シリーズ折り返しの拡大スペシャル。3B生徒たちとの生活も残り3か月に。当初は、翻弄されっぱなしの金八(武田鉄矢)だったが、文化祭などを経てようやく生徒との関係も落ち着いてきた。年が明けてセンター試験も迫り、受験組がにわかに騒がしくなる一方、麻薬問題が意外な展開を見せる。
桜中学に近隣する小学校で小学6年生の妊娠騒ぎが発生。金八(武田鉄矢)は、3Bの卒業生でその生徒の担任教師・ルミ(松下恵)を心配する。そんな中、伸太郎(濱田岳)が「聞いてほしい話がある」と、妹のアミを伴って金八宅を訪問。アミは、例の妊娠騒ぎの生徒・マドカの親友で、「マドカから”相手は伸太郎”と聞いた」と証言。伸太郎はアミに責められ、困惑していた。
金八(武田鉄矢)と和田教育長(長谷川哲夫)は、桜中学の民間校長候補・板橋(木野花)を訪問し、校長着任を打診する。国井(茅島成美)や北(金田明夫)は、金八の動きに反感。金八不在の学活で、シルビア(マリエム・マサリ)を巻き込み、大騒ぎをした3Bに厳しく当たる。そんな中、板橋は金八の勧めから桜中学を訪れ、隣接するデイケアセンターや授業風景を見学。元校長の君塚(赤木春江)、弥生(岩田さゆり)ら数名の生徒を交えて食事会を開くことに。一方、三者面談を始めた金八は、真佐人(冨浦智嗣)らの進路相談に乗る。
崇史(鮎川太陽)の父・靖史(升毅)が経営する物産会社が、覚せい剤密輸の疑いで摘発された。崇史は、マスコミ報道や自宅への家宅捜査に、大きなショックを受ける。崇史に思いを寄せる玲子(福田沙紀)は、崇史と仲がよかったしゅう(八乙女光)に手紙を託し、渡してほしいと頼む。一方、薬物使用を懸念される孝太郎(竹内友哉)が和晃(村上雄太)の部屋に入り浸っていることが問題に。和晃が孝太郎に友情を感じていると知った金八(武田鉄矢)は、いきり立つ和晃の母・律子(柳岡香里)をなだめる。
金八(武田鉄矢)は、ソーラン節の衣装を粗雑に扱ったと、3年B組の生徒を叱った。「文化祭の参加を取り消せ」とまで言ってしまう。反発した生徒たちは、直明(今福俊介)を中心にソーラン節を完ぺきに踊ると団結。金八に「踊りが評価されたら、先生の負け」と挑戦する。
文化祭に向けて、ほかのクラスが出し物の練習に励む中、何をやるかさえ決まっておらず、だらけきった3Bの雰囲気に金八(武田鉄矢)は不安を覚える。その後、英語教師・シルビア(マリエム・マサリ)が「いっしょに踊りたい」と発言したことをきっかけに、ようやく3B伝統の「ソーラン節」を踊ることに決定。だが、練習は今ひとつ真剣味を帯びてこない。代々受け継がれてきた大切な半纏(はんてん)も粗末に扱い、寄贈したケアセンターの田中センター長(堀内正美)の逆鱗に触れることに。それでも、大した反省を見せず、説教をする金八にも平気でタメ口をきく生徒たち。あまりのひどさに金八は怒鳴り声を上げる。
弟思いの征幸(平慶翔)が、耳の不自由な弟・幸夫(沼田和紘)がいじめられていると察知。報復のため1年生の教室で暴力をふるい、関係のない生徒の前歯を折ってしまう。征幸は千田校長(木場勝己)にとがめられるが、非を認めるどころか障害のある弟へのいじめに対する周囲の対応を猛烈に非難。金八(武田鉄矢)は征幸に代わって被害者の親に謝罪することに。その夜、金八は商店街の路上で寝ている孝太郎(竹内友哉)と和晃(わこう・村上雄太)を発見。明らかに異常なようすから、ドラッグの影響と気づく。