花嫁のれん 第1シリーズのあらすじ一覧
瑠璃子（里久鳴祐果）の見合い相手・丈太郎（山下徹大）の母・節子（田岡美也子）がやって来る。瑠璃子は、わがまま放題の節子に手を焼くも、志乃（野際陽子）は静観を決め込む。一方、奈緒子（羽田美智子）は節子をもてなすために奔走。やがておかみの仕事に魅力を感じ始めた奈緒子は、志乃の許しを得て、おかみ修業を始める。そんな中、良樹（内田朝陽）が瑠璃子を心配し、「かぐらや」に現れる。良樹の気遣いに喜ぶ瑠璃子を見た丈太郎は、瑠璃子を振り向かせようと奮起する。同じころ、奈緒子の父・浩（深水三章）も来訪。奈緒子に再就職話を伝えに来た浩は、志乃の夫で板長・辰夫（山本圭）から瑠璃子の母がおかみ修業中に亡くなったと聞き、心配を募らせる。
奈緒子（羽田美智子）は、志乃（野際陽子）から首を言い渡されて以来、土産物店でアルバイトをしていた。店の目玉商品を探すことになった奈緒子は、能登で評判のしょうゆ店を訪問。亡き姉の嫁入り道具「花嫁のれん」を探したいという良樹（内田朝陽）も同行する。早速、奈緒子は交渉に当たるが、頑固者の店主・昭三（森下哲夫）は取り合おうとしない。そこで店を手伝いながら、説得を続けることに。昭三はそんな奈緒子に、息子・俊明（斉藤陽一郎）の亡き婚約者の姿を重ね、徐々に心を開いていく。一方、良樹は俊明と共に「花嫁のれん」を探すが、手掛かりがつかめない。そんな中、奈緒子は思わぬところで「花嫁のれん」を発見する。
瑠璃子（里久鳴祐果）は、志乃（野際陽子）が奈緒子（羽田美智子）の仲居としての仕事ぶりを「おかみの素質がある」と評して以来、奈緒子を避ける。奈緒子は志乃に発言の真意を確かめようとするが、志乃は冷たく突き放す。一方、照子（烏丸せつこ）と、瑠璃子の父で「かぐらや」の支配人・伸也（小林すすむ）は、奈緒子が「かぐらや」を乗っ取るつもりではないかと危ぶみ、次期おかみとしての地位を確固たるものにしようと、瑠璃子に見合いをさせる。だが、瑠璃子は友禅染の職人・良樹（内田朝陽）に思いを寄せており、その思いを知る奈緒子が良樹の気持ちを確かめる羽目に。そんな中、志乃が、仲居の仕事を生きがいにする人を雇いたいと、奈緒子を突然首にする。
奈緒子（羽田美智子）は志乃（野際陽子）の許しを得て、仲居として「かぐらや」で働きながら、宗佑（津田寛治）の帰りを待つことになった。仲居頭の照子（烏丸せつこ）は、奈緒子が嫁としては認められていないものの、ゆくゆくは志乃の孫で若おかみ・瑠璃子（里久鳴祐果）の立場を脅かすのではと警戒。奈緒子を追い出そうと邪魔者扱いするが、旅行代理店に勤めていた奈緒子は仕事をそつなくこなし、照子のいら立ちは募る。そんな中、奈緒子は、華道の家元で「かぐらや」一番の上客・村田（黒部進）の部屋に博多人形を飾るよう頼まれる。だが、人形を間違え、村田は激怒。動揺する奈緒子に代わり、志乃が大おかみとして村田にある覚悟を見せる。
