武則天

李泰は李世民に自分が即位すれば息子を殺して李治を皇太子に据えると誓うが、皇太子には選ばれなかった。楊淑妃はこの機、亡き夫・元吉の敵を討ち、息子の李恪が帝位に就かせるために李泰や李治、さらには李世民も排除しようともくろむ。母の積年の思いと真実を知り、謀反に同意した李恪の前に突然武媚娘が現れる。

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懐妊できない体となり将来に絶望した蕭薔は、武媚娘と徐慧を道連れにして自害しようと企む。蕭薔が放った火により武媚娘と徐慧は火事に巻き込まれ、武媚娘を救った徐慧はその勇気を賞賛され、李世民から賢妃に封じられる。その後、徐慧との友情を再認識した武媚娘は、謀反の件で疑っていたことを徐慧に謝る。

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李世民の怒りを買って甘露殿を追い出された武媚娘は李牧に関する報告を燃やすが、李牧の両親が流刑地に向かう途中で焼死したと記されていることに気付く。そして、李牧が李世民に報復すると考え、李牧と共に皇宮を出る決心をする。一方、徐慧は蕭薔の錯乱は芝居だと見抜き、二人で武媚娘に対抗しようと持ち掛ける。

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大臣や呉王、魏王は朝議の席で北伐の是非について話し合うが、なかなか結論が出ない。そこへ李治が現れて武媚娘から教わった通りに李世民に献策するが、呉王や魏王はそれに危機感を覚える。一方の武媚娘は徐慧が皇太子を陥れた黒幕ではないかと疑いを持ち始める。そんな中、李世民は武媚娘にわなを仕掛ける。

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韋貴妃は武媚娘を殺害しようとした罪と蕭薔を流産させた罪により、掖庭の獄に入れられる。そんな中、韋貴妃が拷問に耐えられずに全てを白状しかねないと考えた李泰は、韋貴妃を自害に見せかけ殺す。一方、武媚娘は雉奴を皇太子の座に就かせるため、さまざまな名著や奏上文を読ませて政治について学ばせる。

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武媚娘は皇太子の謀反に関与していないと判断されるが、事情を隠した罰として才人の称号が剥奪され、古書の筆写をすることになる。一方、長孫無忌は韋源承の不正の証拠を李世民へ報告。さらに、獄丞の自白により韋貴妃が武媚娘を殺そうとしたことが明らかになる。そんな中、徐慧からの手紙を読んだ蕭薔はある行動に出る。

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韋貴妃は武媚娘を自害に見せかけて殺害しようと企むが、楊淑妃と李牧により武媚娘は命を取り留める。その後、楊淑妃は李牧に“李故”という新しい身分を与える。そんな中、昔から武媚娘に恋心を抱いていた李牧は武媚娘に自分と西域に逃げるよう誘うが、宮中で生きる決意を固めていた武媚娘はその誘いを断る。

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徐慧の密告により皇太子の謀反は失敗に終わり、武媚娘も共謀したと見なされ、掖庭の獄へ連行される。そこへ駆け付けた雉奴は武媚娘を助けると言うが、武媚娘は皇太子が重罰に処されぬよう陛下に嘆願することを勧める。一方、武媚娘の出自を調べさせていた楊淑妃は、武媚娘に李牧という幼なじみがいることを知る。

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魏徴の意識が戻ったと知らせを受けた李世民魏徴の元へ向かい、魏徴は最後の力を振り絞り、皇太子の廃立の行方を尋ねる。その後、魏徴は亡くなり、皇城内を周るひつぎには白絹が掛けられており、武媚娘は胸をなで下ろす。しかし、徐慧の計略により皇太子位を廃されると思った李承乾は、承慶殿に攻め入る計画を練る。

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凱旋した侯君集は李承乾の元を訪れ、皇太子は侯君集に謀反の企てを明かして仲間に加わるよう誘う。一方、李世民は皇太子に肩入れする侯君集を警戒し、警告を兼ねて彼を牢獄に送る。同じ頃、文娘は徐慧が武媚娘を陥れようとしていると知る。文娘はそれを止めようとするが、怒った徐慧に燭台で殴り殺されてしまう。

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蕭薔は李世民と会えるよう手はずを整えるが、それはすぐ韋貴妃に露見する。そして、韋貴妃は自分の庇護下にいることを感謝すべきだと蕭薔をたしなめる。一方、皇太子が謀反を画策していると知った武媚娘は魏徴に皇太子をいさめてほしいと頼む。しかし、魏徴は謀反に反対せず、皇太子への伝言としてある計略を武媚娘に話す。

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魏徴は禁足処分となった李承乾が酒を飲み酩酊している姿を目にして、倒れてしまう。その夜、称心の遺品である衣を山中に埋めることにした李承乾を心配した皇太子妃が彼の様子を見守っていると、武媚娘が来たとの知らせが入る。そして、皇太子妃と武媚娘が話し込んでいると李承乾が現れ、武媚娘に本心を明かす。

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徐慧から称心が生きていると知らされた武媚娘は、二人でこの情報を李世民から隠すことにする。しかし、魏王と内通している徐慧は李世民が称心の生存を知るように仕向け、事実を知った李世民はすぐさま称心を斬殺。そんな中、幽閉処分となった兄の無実を信じる李治に対して、武媚娘はこれ以上関わらないようくぎを刺す。

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韋貴妃の企みを知った蕭薔は徐慧を乾祥宮に招き、助けを求める。徐慧はお産までに子が流れれば韋貴妃のもくろみは外れるかもしれないと助言し、後から堕胎に必要な薬を蕭薔に届ける。一方、皇太子妃は称心がかくまわれていることを何者かの手紙によって知らされる。皇太子妃が武媚娘に会いに行くと、そこには徐慧がいた。

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李承乾は称心を殺せずに東宮へ戻り、魏徴は再度称心を殺すよう諭す。その夜、李承乾は刀を手に称心の元を訪れる。翌朝、称心が死んだとの知らせを受けた皇太子妃は、祝宴を催すことに。一方、韋貴妃に外出を禁じられていた蕭薔はこっそり庭で韋貴妃と春盈の話を盗み聞きし、韋貴妃がある企みを計画していることを知る。

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女帝武氏の身代わりを仕立て上げた武媚娘は、東宮と手を組み後宮での地位を盤石なものにする。そんな中、称心の身を案じていた李承乾は、李世民から称心の処分を迫られることに。一方、皇太子を排除するもくろみが失敗に終わった李泰は、徐慧に武媚娘への疑心を植え付け、徐慧は武媚娘に対する嫉妬に駆られる。

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魏徴は女帝武氏の予言を覆すために、李承乾に武媚娘と手を組むよう進言し、皇太子妃と武媚娘を接触させる。武媚娘は女帝武氏となり得る人物を仕立て上げるよう言い、魏徴は女帝武氏らしき人物を見つけ李世民にその旨を報告する。一方、具合の悪かった彭婆は、「永遠に呪う」という李世民への遺言を武媚娘に託して亡くなる。

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狩りの途中で李世民とはぐれた武媚娘の前に李?が現れ、突然武媚娘に襲い掛かる。しかし、皇太子がそこに現れ、間一髪のところで武媚娘を救う。それにより皇太子が李世民から恩恵を受けることを恐れた魏王は、翌日の朝議で皇太子を陥れ、面目をつぶされた皇太子は怒りに任せて武媚娘を殺す旨の奏上書を記そうとする。

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李泰が設けた酒宴に乗り込み醜態をさらしたことで李世民からますます遠ざけられた李承乾は、ついに魏徴に助けを求める。そんな中、狩りを翌日に控えた夜、李世民は李?を呼び、武媚娘を秘密裏に長安から逃がすよう申しつける。一方、魏徴や楊淑妃はそれぞれが支持する皇子に武媚娘を守るよう指示する。

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武媚娘は楊淑妃に懇願し、李世民に会うために承慶殿の明かりをともす役目をもらう。しかし、李世民を待つが何日経っても現れないため、手紙まで送る。李世民はそんな武媚娘に対し、徐慧の舞を見せ、誰が舞おうと同じだと言い放ち、武媚娘は悲しみに暮れる。一方、徐慧は武媚娘に対する李世民の愛が強いことを思い知る。

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