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2017年10月2日-2018年3月31日/NHK総合
藤吉(松坂桃李)はリリコ(広瀬アリス)からひいきの旦那と金目当てで結婚すると聞き反対するが、リリコに拒絶される。夜中に藤吉とリリコが痴話げんかしていたといううわさが長屋に広がって、それを聞いたてん(葵わかな)はショックを受ける。だが啄子(鈴木京香)から藤吉のことを信じるのが大事だと諭される。
藤吉(松坂桃李)は廃業した寄席を一目見て気に入り、てん(葵わかな)の後押しもあって、その寄席を手に入れようと決める。だが持ち主の亀井(内場勝則)は偏屈者で、藤吉の話を聞こうとすらしない。蓄えを切り崩す生活の中、啄子は野菜の行商を始め、てんも昼は食堂で働き、夜はお針子の内職をして寝る間もない。
てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)は啄子(鈴木京香)を連れ、芸人たちが住む貧乏長屋に引っ越す。啄子は寄席開業を夢見る藤吉に、1カ月たってもめどが立たなければ諦めろとくぎを刺す。てんと藤吉は寄席小屋探しに大阪中を歩き回る。一方、啄子は、万丈目(藤井隆)ら長屋の住人たちに塩を節約する極意を伝授する。
てん(葵わかな)は笑いが好きな藤吉(松坂桃李)のため、寄席経営を始めようと提案するが、啄子(鈴木京香)の猛反対に遭う。北村屋の家・土地を売った代金で借金を返済した啄子は、引越しの朝、店を丁寧に掃除して代々の先祖に泣いて謝る。てんは北村家の嫁として、これから厳しく指導してほしいと啄子に頼む。
店を取り上げられまいと必死に抵抗する啄子(鈴木京香)を見て、藤吉(松坂桃李)は捨て身の芝居を打って高利貸しを退散させる。てん(葵わかな)は店にある米を売り切ろうと決心した藤吉を助け、大阪の町中を売り歩く。万丈目(藤井隆)の店でご飯を食べるてんと藤吉に、居合わせたキース(大野拓朗)らが芸を披露する。
藤吉(松坂桃李)が北村屋の家や土地を担保に借金していたことを知った啄子(鈴木京香)は激怒する。てん(葵わかな)は啄子から京都へ帰れと言われるが、意地でも帰らないと言い張る。藤吉の窮地を救いたいてんは、貿易に詳しい伊能(高橋一生)を頼って相談に行くが、藤吉と一緒になるのは間違いだと諭される。
藤吉(松坂桃李)はキース(大野拓朗)のもうけ話に乗り、外国からパーマ機を大量に買いつけるが、欠陥品だと分かる。てんは家に戻って来ない藤吉を心配して捜し回り、リリコ(広瀬アリス)の家にいるところを見つけてショックを受ける。藤吉はキースを捕まえるためリリコの家で待ち伏せしていたと言い訳する。
藤吉(松坂桃李)が店に姿を見せなくなり、北村屋の使用人たちは先行きに不安を覚える。てん(葵わかな)は藤吉を信じて店の仕事に精を出すが、手代までが辞めてしまう。さらに啄子(鈴木京香)が、無理がたたって腰を痛める。そのころ藤吉は、キース(大野拓朗)が持ち掛けてきたもうけ話で一山当てようともくろむ。
北村屋が多額の借金を抱えていることを知った藤吉(松坂桃李)は、自分がこの借金を返済して店を建て直すことができたら、てん(葵わかな)との結婚を認めてほしいと啄子(鈴木京香)に詰め寄る。だが、店を切り盛りしていた番頭が商売敵に引き抜かれ、客を持っていかれた北村屋はさらに窮地に陥る。
てん(葵わかな)の着物がなくなり、楓(岡本玲)が疑われる。商売に励む藤吉(松坂桃李)は店の経営状態に不審を抱き、経理台帳を見ようとして啄子(鈴木京香)に取り上げられる。てんは着物を盗んだのが楓でないことを知り、楓を疑ったことを謝る。楓は自分の思う道を進むてんが疎ましくていままで意地悪したと語る。
てん(葵わかな)との結婚を啄子(鈴木京香)に認めてもらうため、藤吉(松坂桃李)は産地から米を直接買い付けて売り出そうと考える。だが仕入れた米は、味は良いが値段が高いと番頭に一蹴される。そんな中、しず(鈴木保奈美)が北村屋に現れる。啄子と面会したしずは、娘を一人前の商人に仕込んでほしいと頼み込む。
てん(葵わかな)は勝負に勝つが、楓(岡本玲)は藤吉(松坂桃李)の婚約者のままだった。そこへ現れた風太(濱田岳)は女中姿のてんを見て衝撃を受け、思わず藤吉を殴ってしまう。てんを京都に連れて帰るという風太に、藤吉は「てんを一生笑わせる」という約束は守ると誓い、てんも藤吉と一緒にいるときっぱり答える。
てん(葵わかな)と楓(岡本玲)は、藤吉(松坂桃李)が間違って仕入れた古米や外米をどちらが多く売るかで競うことに。当初は楓がリードするが、古米を団子にして客の関心をひくことや、カレーの試食で外米を売るアイデアで、てんが逆転勝利を収める。啄子(鈴木京香)は、てんに北村屋の「始末の極意」を伝授する。
北村屋で女中として働くことになったてん(葵わかな)は、掃除に炊事、洗濯と毎日忙しく働く。娘が心配なしず(鈴木保奈美)はトキ(徳永えり)を大阪に送り込む。藤吉は楓(岡本玲)に結婚する気はないと伝えるが、啄子(鈴木京香)がてんと楓に米を売る勝負をさせて、どちらが嫁にふさわしいかを決めると宣言する。
藤吉(松坂桃李)はてん(葵わかな)を連れ、実家である大阪・船場の米問屋・北村屋へ向かった。母・啄子(鈴木京香)は戻った藤吉を喜んで出迎えるが、てんのことは認めようとしない。それどころか婚約者だと言って、楓(岡本玲)を藤吉と引き合わせる。てんは何とかして北村屋に置いてもらおうと啄子に頼み込む。
藤吉(松坂桃李)のおかげで笑いを取り戻したてん(葵わかな)だが、密会していたことが儀兵衛(遠藤憲一)にばれてしまう。藤吉はてんと結婚させてほしいと願い出るが許してもらえず、儀兵衛はもしてんが藤吉と一緒になりたいと言うなら勘当だと言い放つ。それでも藤吉を諦めきれないてんは、家を出る覚悟を決める。
藤吉(松坂桃李)は風太(濱田岳)から、てん(葵わかな)を諦めろと言われて初めて、てんを愛していることに気付く。一方、蔵に閉じ込められたてんは一切の食事を拒絶して笑わなくなり、藤岡家は暗い雰囲気に包まれる。風太は伊能(高橋一生)を訪ね、てんとの縁談を考え直してほしいと頼みこむが、断られてしまう。
婿を取って藤岡屋を継ぐ身のてん(葵わかな)と、米問屋の跡取りの藤吉(松坂桃李)の恋は許されるはずもなく、儀兵衛(遠藤憲一)は藤吉を放り出し、てんを蔵に閉じ込める。てんは笑顔を見せなくなり、しず(鈴木保奈美)が食事を持ってきても手を付けない。そんな中、藤吉が夜こっそりと来て蔵の外から声を掛ける。
てん(葵わかな)は藤吉(松坂桃李)のけがが治るまで店の蔵でかくまうことに。てんは藤吉を懸命に看病するが、それ以上は関わらないように一線を引く。だが藤吉の行方を捜していたリリコ(広瀬アリス)が店に押しかけて来て、騒ぎを起こす。事情を知った儀兵衛(遠藤憲一)は激怒し、蔵の中にいた藤吉を引きずりだす。
てん(葵わかな)は藤吉(松坂桃李)がなぜウソをついたのかを知りたいと思い、寄席へ会いに行く。実は藤吉は芸人ではなく大阪の米問屋の跡取り息子と知ったてんは、藤吉への思いを断ち切ろうと決める。だが再びてんは藤吉と出会ってしまい、藤吉の芸人仲間・キース(大野拓朗)のケンカ騒動に巻き込まれてしまう。
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