大阪環状線　Part4　ひと駅ごとのスマイル

東京で暮らす祖父・周一郎（宇崎竜童）に頼まれて、“差出人のない手紙”の差出人を探すつるぎ（西畑大吾）。大阪にやって来た周一郎と大阪の街を探しまわる中、カメラ少女・日向子（鎮西寿々歌）との出会いをきっかけに、差出人探しに進展の兆しが見える。2人は日向子の祖母・栞（萬田久子）の元を訪ねる。

• 西畑大吾
• 宇崎竜童
• 萬田久子
• 鎮西寿々歌

大学生のつるぎ(西畑大吾)は、祖父の周一郎(宇崎竜童)に届いた“差出人のない手紙”の差出人を探している。手紙には「私はもうじき視力を失います。まだ見えてくれているうちに見たいもの…あなたにとても会いたい…」とつづられていた。東京に住む周一郎は、自ら大阪に出向き、つるぎと共に差出人を捜す。

• 宇崎竜童
• 西畑大吾

恋人と別れ、傷心のOL・瞳(中村静香)は今宮駅で財布を落とす。すぐに拾おうとするが、黒い糸のようなものに財布が絡めとられ引きずられていく。瞳は財布を追いかけた先に、地面まで伸びる長い髪をひきずる赤いドレスの女(間寛平)を目撃。彼女が今宮に伝説として伝わる妖怪「引きずり女」だと知る。

• 西畑大吾
• 間寛平
• 中村静香
• 森田哲矢

ちひろ(水崎綾女)は、売れない声優業の傍ら、図書館で子どもたちに絵本の読み聞かせをしている。ある日、野田駅近くの図書館で、絵本の読み聞かせを終えたばかりのちひろの前に、一人の男性が現れる。絵本の作者だと名乗るその男性(神保悟志)は、入院中の父親に自分の描いた絵本を読んでほしい、と依頼する。

• 西畑大吾
• 水崎綾女
• 神保悟志

地元を離れ、優雅な生活を送る姉・佳代子(南野陽子)と3人の子育てで忙しい妹・美恵子(濱田マリ)は、久しぶりに桜ノ宮駅で再会。実家が取り壊される前にもう一度見に行こうと約束していたのだが、どこかぎこちなく、会話も盛り上がらない。久しぶりに実家に帰った佳代子は、ふいにあることを思い出す。

• 西畑大吾
• 南野陽子
• 濱田マリ

大阪環状線・鶴橋駅に降りたかすみ（徳永えり）は、監督として映画の撮影中だった昔の恋人・勇作（桐山漣）と偶然再会する。互いに映画製作に熱中し、また恋人同士だった頃から15年がたち、2人は思い出の場所を巡ることに。かすみは「青春って気付かんうちに終わってるんやね」とつぶやき、昔と今は違うと言う。

• 西畑大吾
• 桐山漣
• 徳永えり

シングルファーザーの憲吾（徳井義実）は、小学4年生の娘・萌絵（平尾菜々花）と西九条駅前を歩いていた。向かう先は、体育の時間に萌絵がぶつかって、けがをさせてしまった2人の同級生の家。1人目の母親への謝罪を無事終え、2人目の元へ向かう途中、萌絵は行くのをやめないかと憲吾に提案する。

• 西畑大吾
• 徳井義実
• 平尾菜々花
• 山下穂乃花
• 山崎千惠子

中学時代に同じ吹奏楽部に所属していた渚（谷村美月）と楓（水上京香）はある日、森ノ宮駅前の信号待ち中の交差点で偶然再会する。結婚式に向かう青いドレス姿の渚。一方の楓は喪服姿で、葬式に向かう途中だった。互いが同じ“式”に参加するものだと思っていたため、2人はそれぞれの服装に戸惑う。

• 西畑大吾
• 谷村美月
• 水上京香

誠一（三浦誠己）と愛子（鈴木紗理奈）は、結婚記念日に毎年同じ場所で、白ひげのおじいさんに夫婦の似顔絵を描いてもらっていた。ところが10年目の結婚記念日、いつもの場所におじいさんがいない。別の描き手で妥協しようとする誠一に、愛子は「それやと意味がない」とこだわりを見せる。

• 西畑大吾
• 三浦誠己
• 鈴木紗理奈
• 三浦誠己
• 鈴木紗理奈

居酒屋を営む順平（波岡一喜）と、それを手伝う母・昌子（キムラ緑子）。昌子の同級生・雄太（中川浩三）が座長を務める大衆演劇を観賞した2人は、その終わり、路地裏で雄太と娘の美麗（曽和瑠布子）の親子げんかに出くわす。同じ大衆演劇に出演している美麗は「自由にさせて」と、その場を走り去ってしまう。

• 西畑大吾
• キムラ緑子
• 波岡一喜
• 中川浩三
• 曽和瑠布子