瓔珞＜エイラク＞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜

女官がこぼした血豆腐の匂いに誘われ、おびただしい数のコウモリが入ってきたことで、重陽節の宴は大混乱になる。高貴妃はこの騒動に紛れて皇后を高所から突き落とし、自らもわざと負傷する。皇后は一命をとりとめたものの、意識不明の状態に陥る。皇后を見舞うため長春宮を訪れた瓔珞は、皇后への恨みを大声でぶちまける。

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辛者庫で精力的に仕事に励む瓔珞を屈服させたい乾隆帝は、瓔珞の仕事を増やすよう命じる。そんなある日、瓔珞が張管事に襲われかけた袁春望を助けたことで仲良くなった二人は、協力して紫禁城で生き抜くことを誓い合う。一方、後宮では皇太后が主催する宴が開かれ、身重の皇后に流産を引き起こす鹿の血豆腐が用意される。

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皇后は瓔珞を辛者庫に送った上で皇帝に許しを請うが、皇帝はこれを無視して、瓔珞は苦役を課せられる身となる。そして、自分を救い出すため辛者庫にやってきた傅恒にもう関わるなと冷たく言い放つ。しかし、瓔珞の言葉が自分たちを巻き添えにしないためのうそだと気付いた傅恒は、孤立しようとする瓔珞を引き止める。

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瓔珞は裕太妃が住む寿康宮へ乗り込み、大勢の前で裕太妃と和親王の罪を大声で暴露する。無実を主張する裕太妃がうそなら天罰を受けると言い放つと、途端に雷に打たれ息絶える。これにより裕太妃の名誉は地に落ち、偽善者に天罰が下ったとうわさが流れる。しかし、長春宮に戻った瓔珞は、皇后から叱られ辛者庫へ送られる。

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傅恒は皇后に瓔珞を娶りたいと打ち明ける。瓔珞の気の強さを知っている皇后は難色を示すが、傅恒は両親を説得してくれるよう皇后に頼む。そんな中、皇后が懐妊したことが分かり、乾隆帝は大喜びする。しかし、傅恒が瓔珞を娶るつもりだと知った乾隆帝は、瓔珞が傅恒を誘惑したに違いないと思い込み、瓔珞を脅す。

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阿満を凌辱した弘昼は瓔珞のわなに落ち、乾隆帝に捕らえられる。裕太妃は弘昼を助けるために皇太后に救いを求めるが、冷たくあしらわれる。そこで瓔珞の元を訪れ弘昼の過ちをわびるが、瓔珞は受け入れない。それに激怒した裕太妃は改めて瓔珞を呼び出し、瓔寧を殺した真犯人の名を明かし、一族を皆殺しにすると脅す。

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瓔珞は“阿満”を襲った弘昼への復讐に固執しないよう傅恒から忠告される。瓔珞は郭太妃への供物を届けるふりをしてわざと弘昼に尾行させ瓔寧の供養を行う。しかし、その様子を見た弘昼は瓔寧の代わりに自分に奉仕するよう脅す。瓔珞は弘昼に薬をかがせて反撃し、養心殿へと逃げ込み弘昼に襲われたと乾隆帝に訴える。

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真犯人は侍衛を装った宗室だと推測した瓔珞は、皇帝が宗室を招き内輪の茶会を催すことを知る。その茶会の帰り、皇帝の弟・昼弘は稲妻が光った瞬間に髪が乱れた女の幽霊を見る。「幽霊はあの女だ」と言っておびえる弘昼を富恒はなだめる。そして翌日、弘昼は自分に女官の幽霊を見せた犯人捜しを始める。

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女官の落死事件は高貴妃と舒貴人が皇后を陥れるために仕組んだわなだと判明し、皇太后は高貴妃を罰する。そんな中、舒貴人は高貴妃に瓔珞を味方に引き入れるよう勧める。そして、瓔珞を儲秀宮に呼び出し、瓔寧を襲った犯人が傅恒であると告げ、その証拠の帯を見せる。さらに、舒貴人は毒で皇后を殺すよう唆す。

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舒貴人から“仏の蓮”を盗まれた瓔珞は、宴の場で物体移動の念力に見せかけて仏の蓮を取り戻す。そして、瓔珞は皇后に洛神の衣装を着て舞を披露させ、そこへ現れた皇帝は足を止める。こうして夜伽へ向かう舒貴人への報復に成功する。そうして女官たちの間で古代の美女に扮する遊びがはやる中、女官の一人が転落死する。

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乾隆帝の誕生日に二種類の絵を用意した皇后はどちらを贈るべきかを考え、それに口をはさんだ明玉を叱る。そんな中、舒貴人は高貴妃に取り入るために瓔珞を失脚させる作戦を考える。乾隆帝の誕生日当日、乾隆帝は舒貴人から仏舎利が入った仏塔を贈られるが、侍女が少し目を離した隙に仏舎利が消えてしまう。

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乾隆帝は皇后との約束を破り、儲秀宮で夜を過ごす。瓔珞はそれを知って悲しむ皇后に同情し、乾隆帝への怒りを傅恒にぶつけるが、逆に傅恒から優しくたしなめられる。一方、玉佩の持ち主を捜す瓔珞は、李総管から玉佩の紋についての重要な手掛かりを得る。そんな中、乾隆帝は激しいかゆみと発疹が全身に広がる病にかかる。

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乾隆帝は医師に第五皇子を診察させ、第五皇子は金瞳ではないことが判明する。純妃は高貴妃に皇子殺しを画策した罪を着せ、乾隆帝は高貴妃に禁足処分を科す。そんな中、貴妃の父・高斌は、乾隆帝から治水工事を任される。母を死に追いやった父を憎む高貴妃は、後宮で返り咲くため、乾隆帝の同情を買おうとする。

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皇后は出産を控えた愉貴人を長春宮に呼び世話をする。その後、皇后は暢春園に出掛ける間の留守を瓔珞に一任するが、明玉が長春宮を仕切り始める。間もなく愉貴人は赤子を出産するが、生まれた子は全身が異様に黄色く金色の目を持ち、不吉とされる「金瞳」だった。そのうわさを聞いた高貴妃が長春宮に乗り込んでくる。

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嫻妃は、息子を取り戻す企みが明るみになり北三所へ送られた金氏の元を訪れる。そして、高貴妃の指示で怡親王が父を密告したことを知ると、金氏を殺害し、自分を追い詰めた者への復讐を誓う。一方、極度の寒気に襲われる皇后は純妃を部屋にこもるが、それを知った高貴妃は二人がただならぬ仲にあるとうわさを流す。

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瓔珞から瓔寧を殺したと疑われる傅恒は手刀を差し出して潔白を誓うが、瓔珞はその手刀で傅恒の胸を刺す。しかし、傅恒はけがを事故と偽り瓔珞をかばったことで、瓔珞は気持ちを動かされる。一方、嫻妃が皇帝に養育を命じられた第四皇子が風邪をひく。懸命に看病する嫻妃だったが、皇子の容体が急変し騒ぎとなる。

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皇后から書道を習うことになった瓔珞は、練習で使った紙が一枚だけ消えていることに気付く。そんな中、慶錫から瓔寧の死の真相が分かったから夜更けに御花園で会おうと誘われる。それを怪しく思った瓔珞は太監たちに命じて慶錫を袋だたきにする。そこへ怡親王がやって来て、侍衛を誘惑した罪で瓔珞を連行しようとする。

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瓔珞は雪球をひそかにかくまい、その姿を見た傅恒からの信用を獲得する。一方、嫻妃は、父・那爾布が弟を救うために怡親王に賄賂を渡して投獄されたことを知る。しかし、清廉潔白を父から教えられた嫻妃は乾隆帝への命乞いを拒み、そんな娘に失望した母が自害する。嫻妃に同情した皇后は乾隆帝の元へ請願に向かう。

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瓔珞は何者かの陰謀で茘枝の木が枯れたと知り、その犯人と戦う決意をする。瓔珞は愉貴人に高貴妃らと向き合い、茶会に出席するよう促す。そして、皇后が茘枝の実を摘もうと待ちかねる茶会に、瓔珞が茘枝の木を持ってやって来る。すると、茘枝にかぶせられた布の中から高貴妃の愛犬・雪球が飛び出して大騒ぎになる。

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皇后と御花園を散策していた愉貴人は、愛犬を連れた高貴妃と鉢合わせるが、イヌが苦手な愉貴人は恐怖のあまり倒れてしまう。皇后は愉貴人のために真珠粉を届けるが、瓔珞は薬が何者かによって毒薬にすり替えられていることに気付く。しかし、瓔珞は犯人を油断させるため、愉貴人にはだまされたふりを続けるよう勧める。

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