ワッチャプリマジ！

まつり以外の5人は、ユーフォリアレビューで頑張った褒賞として、それぞれが次のステップに進むための援助を願い出る。だが、まつりだけはまだ悩んでいた。一方、「オメガでの仕事は終わった」と自分探しの一人旅に出ようと決心した祈瑠を、ひゅーいと橙真は見送ろうとする。

• 廣瀬千夏
• 小池理子

全てが終わった穏やかな朝。みゃむも加えた陽比野家では、楽しげな声が飛び交う。しかし、ジェニファーをアポローンから取り戻す為、まつりを助ける為に使った魔法により、みゃむのマジは尽きて人間界にその身体を留めておくことが出来なくなっていた。その事を分かっているまつりとみゃむは二人とも、さよならのきっかけを探す様に、思い出をなぞり街を歩きまわる。

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6人のプリマジスタたちはジェニファーと対面するも、アポローンに意識を乗っ取られたジェニファーに言葉は届かない。ジェニファーはプリマジを始めるが、観客たちに恐怖を感じさせるだけだった。封印されたリューメも、そのプリマジは本来のジェニファーのものではないと感じ取る。

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あうるによるシステムが完成。オメガ・コーポレーションも全面協力し、ユーフォリアレビューが幕を開ける。

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自分の野望が間違っていたと受け入れた阿智彦は、若い世代のために動いていた。阿智彦は自身の過ちに気付くきっかけをくれた祈瑠に、感謝の言葉を伝える。一方、プリマジスタたちをユーフォリアステージに運ぶシステム開発が進む中、ひならはジェニファーを救う決意をする。

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ウンディーネの導きにより、翠子がヴォルテール学園に現れる。あまねの話から想像していた翠子の人柄と実際とのギャップに、まつりたちは驚く。翠子の意外なこどもっぽさ、まつりと似た衝動的な振る舞いを見て、みるきは翠子の突然の留学は、あまねを置き去りにしたのではなく逆にあまねに見限られたくない、と言う翠子の本心を隠したものではなかったのか、と指摘する。他方、道人はユーフォリアレビュー復活に必要な魔法界との和解には阿智彦の存在が重要だと考え復帰を頼むが、阿智彦は自分にはその資格がないと拒む。

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あうるは道人から、ユーフォリアレビューを実際に行う為に天空にプリマジスタを届ける為のシステムの開発を依頼される。一方で祈瑠もプリマジ再開の為にオメガコーポレーション取りまとめを始める。あうるはシステム開発に励むが、難しさに挫けそうになる。そんなあうるの事も分からない様子で、フラッシュエレメントのボルトは御芽河邸を抜け出し各所で騒動を引き起こして回る。

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れもん、ひなとヘブンズ化を成功させたのを見て、みるきは自分が失敗するのでは、と焦る。そんな中、はにたんによって呼び出されたブライトネスエレメンツのルークスは、ヘブンズ化したければ、自分の好みに合わせて黒髪に戻して欲しいとみるきに頼む。ルークスに対してみるきの本質を見誤っているとれもんは憤慨するが、みるきは自分が黒髪に戻す事で、ヘブンズ化出来るのであれば、と決心する。まつりは、そんなみるきに迷いを感じ、好きな自分自身の姿でプリマジをすべきだ、とみるきを諭す。

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まつりらは、れもんのヘブンズ化を見ても考えを変えないフェスリダの頑固さに落胆する。一方、ひなは「ジェニファーに勝ちたい」という思いから抜け出せていない自分のプリマジでは、ヘブンズ化はかなわないのではと悩んでいた。そんな時、ひなはまつりからある相談を受ける。

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魔法だけに頼らないまつりのプリマジを見て、勢いづくひな、あまね、れもん、みるき。しかし、ユーフォリアレビューを行う、エレメンツコーデを復活させるには、自分たちもまた改めてプリマジと向き合う事が必要だと知る。ゲーム仲間に相談するが、自分の思う答えにならず、思い悩むれもん。一方、ジェニファー＝アポローンを刺激する事を恐れたフェスリダによって、ユーフォリアレビュー中止が提案される。

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新システムの稼働は阿智彦の目論見とは違い、ジェニファーと太陽のエレメンツ・アポローンとの融合を引き起こしてしまう。強い悲しみからプリマジ自体を憂うジェニファー＝アポローンにより全てのコーデが失われ、プリマジが出来なくなる事を意味していた。まつりたちは、ジェニファーを救うためには、伝説のユーフォリアレビューをプリマジを通じて再現させるしかない事を知るが、エレメンツたちも含めてマジが失われた世界でプリマジを行う手段はない。

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「リューメを取り返す為」と言う阿智彦の言葉に促され、グランドフェスへの出場を決めるジェニファー。開催が迫るなか、ジェニファーは自分とプリマジの出会い、プリマジに自分を導いた御芽河阿智彦、自分に続くプリマジスタたち、そしてリューメ、その全てに思いを馳せる。しかし裏腹に、阿智彦は、祈瑠、あうるに自身の野望の為に、プリマジを通じた新システムの稼働を急がせるのだった。

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プリマジを主催するオメガコーポレーション、そしてCEO、御芽河阿智彦。グランドフェスティバルの準備で忙しく走り回る阿智彦にスポットライトを当てたドキュメント番組が企画製作される事に。その番組の中で、プリマジとプリマジスタたちへの熱く、しかし慈しんだ思いを語る阿智彦。だが、番組収録で見せたその振る舞いは真実ではない。

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デュオ本番が翌日に迫り、練習をせねばとあせったれもんは、みるきの家に行く。焦って変な行動に走るれもんをよそに、店のあまりものでスープをつくるみるき。よく煮込まれたスープを、やさしい味とほめるれもんだったが、みるきは「この味はインパクトに欠けている」と評する。

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「デュオ期待値ランキング」で最下位になったみるきとれもんデュオ。みるきは、「二人のあいだに絆がないことが原因ではないか」と考える。れもんちゃんと仲良くなると意気込むみるきのもとに、れもんからデートのお誘いが。楽しいデートのはずが、ちょっとした行き違いからけんかをする。

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ひなあまねのデュオの完成度にすっかりびびってしまったれもん。デュオはできない、と言い始める。嫌気がさしてしまったきゃろんは、れもんに突然の別れを告げる。なんとか仲を収めようとするマスコットたちは、きゃろんを飲みにさそう。キャロットジュースでよったきゃろんから語られたホンネとは。

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新しい挑戦をしたいと語り合うひなとあまね。デュオにふさわしく、二人でないと魅せられないリフト技を習得するも、二人は納得がいかない。かつて誰もやったことのない新しい技を取り入れようと、二人はあうるも巻き込んで研究をする。たどり着いたのはあまりにも困難で危険すぎる技だった。周囲の心配をよそに練習を続けるひなとあまね。

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体調を崩し倒れたひなの元に、あまねとまつりがやって来る。あまねはひなに自分の好意を伝え、まつりはひなのために涙を流す。ひなはトレーニングを休み、いつもと違う一日を過ごすことに。目標のジェニファーばかり見ていたひなは、穏やかな日常の中で自分を見つめ直していく。

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ひなは“プリティーサンバカーニバル”で、太陽のサンバ女神に選ばれる。去年のサンバ女神・ジェニファーと対談したひなは、ライバルとして認められていなかった事に気付き、ショックを受ける。ジェニファーに勝つ事が目標だったひなは、プリマジをする意味すら見失ってしまう。

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まつりあうるのデュオを見たことで、「自分にはオリジナリティがない、自分は翠子先輩に作られた存在だ」と落ち込むあまね。思い悩むあまねに、水の精霊ウンディーネがある試練を与える。それはあまねが自らの心の中に深く潜り、自分と向き合う為の試練だった。あまねは自分の中の幻想の翠子と対話するうち、自らの「オリジナリティのなさ」を感じ、深く絶望する。

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