ペンディングトレイン―8時23分、明日 君とのあらすじ一覧
事実ではないことがネット上で拡散され、苦境に立たされる5号車の元乗客たち。原因不明の手の震えに苦しむ直哉(山田裕貴)や、あらぬ誹謗中傷で休職を余儀なくされた優斗(赤楚衛二)もまた、「こんな世界、もう終わればいい」と思うほど絶望の淵にいた。そんな中、物理学教授の蓮見(間宮祥太朗)は新たな事実をつかむ。
乗客たちは再びワームホールを出現させ、過去へ戻ることに成功。しかし、たどり着いたのは地球環境が激変する半年ほど前の東京だった。優斗(赤楚衛二)らが家族との再会を喜ぶ中、直哉(山田裕貴)は弟・達哉(池田優斗)との再会を果たす。やがて、元の生活へと戻った乗客たちは、間もなく地球に起こる出来事を必死に訴える。
嵐の中、5号車のトンネル内に突如謎の黒いひずみが出現。しかし、優斗(赤楚衛二)たちがたじろいでいる間に、そのひずみは消滅してしまう。乗客たちは再びひずみを出現させるため、加藤(井之脇海)の先導で過去に戻る糸口を探ることに。一方、直哉(山田裕貴)は紗枝(上白石萌歌)への気持ちに戸惑いを覚える。
優斗(赤楚衛二)らは、2026年に地球を激変させた大災害の経緯が書かれた航海日誌と、光る石に元の時代に戻るヒントがないかと思案していた。そんな中、玲奈(古川琴音)らが温水が出る川辺を見つけるも、6号車が自分たちの領土だと主張し、5号車は立ち入ることができない。すると、直哉(山田裕貴)が交渉役を買って出る。
紗枝(上白石萌歌)と玲奈(古川琴音)は樹海を歩く中で、死体を見つける。あぜんとする二人の前に6号車乗客の矢島(鈴之助)らが現れ、二人を捕まえようとするも、紗枝だけが逃げ遅れてしまう。逃げてきた玲奈から事情を聞いた5号車の面々は護身用の武器を作ることに。一方、直哉(山田裕貴)らは6号車へ向かう。
直哉(山田裕貴)らは、自分たちが乗車していた「5号車」と同時に未来に飛ばされた「6号車」の人々と遭遇する。その後、IT企業の社長で6号車のリーダー的存在だという山本(萩原聖人)の案内で彼らの居住場所を訪れることに。すると、山本の口からどうして未来の世界がこうなったのかなど衝撃の事実が次々と語られる。
森を探索していた加藤(井之脇海)が何者かによって刃物で刺されてしまう。直哉(山田裕貴)や紗枝(上白石萌歌)らは加藤の命を救うために乗客の持ち物の中から傷口の処置に使えそうなものを集め、米澤(藤原丈一郎)は、メモを元に森から薬草を調達してくる。そんな中、優斗(赤楚衛二)はつらい過去を思い出していた。
直哉(山田裕貴)が大切にしてきた美容師道具のハサミが入ったバッグが田中(杉本哲太)によって持ち去られる事態が発生する。問い詰めると田中は、帽子を被った怪しい人物を目撃し、護身用としてハサミを持ち出したと主張する。一方、優斗(赤楚衛二)たちは食料を調達しに向かうが、紗枝(上白石萌歌)の身に異変が生じる。
自分たちが電車ごと30年後の未来へ飛ばされてしまったと知った直哉(山田裕貴)たちは、極限状態をみんなで乗り切るため、紗枝(上白石萌歌)の提案でおのおのの持ち物を出し合い、平等に再分配することに。しかし、優斗(赤楚衛二)が食料と水を集め始めた矢先、飲み物が入ったカートを誰かが持ち去った痕跡が見つかる。
電車のワープで未来の荒廃した世界に放り出された乗客が、懸命に生き抜く。ある朝、美容師・直哉(山田裕貴)、体育教師・紗枝(上白石萌歌)、消防士・優斗(赤楚衛二)らは、それぞれの思いを抱えて電車に乗り込む。電車は閃光を機に激しく揺さぶられ、直哉たちが気づくと、目の前には想像を絶する光景が広がっていた。