新作映画公開まとめ　part１ (2021年1月～9月公開)

脚本家、監督、プロデューサーで、建築家のザハ・ハディドを叔母に持つタラ・ハディド監督のドキュメンタリー。弁護士を夢見る少女ハディージャとその姉のファーティマはモロッコの山奥で暮らすアマジグ族の姉妹。ある日、ファーティマが学校を辞めて結婚することになり、ハディージャは姉と離れることに不安を募らせていく。

夜間定時制高校を舞台に、全日制と違いさまざまな事情を抱える生徒らと向き合う教師の人間ドラマ。全日制と違い、外国人、高齢者、心を閉ざしている生徒など、事情を抱える生徒たちがいる夜間定時制高校に赴任してきた教師。彼は面談の際にある女子生徒を傷つけ、不登校にさせてしまう。

ブータン出身のパオ・チョニン・ドルジ監督の初監督作。教官に呼び出され、ブータンでもっともへき地にあるルナナ村の学校に行くように伝えられた若い教員。「オーストラリアに行きミュージシャンになりたい」という夢を抱きながらも、ルナナ村に行った彼は、村人と過ごすうちに自分の居場所を見つけていく。

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「そして父になる」や「万引き家族」の是枝裕和監督の下で映像制作を学んだ宮崎彩監督が脚本・編集も担当した長編第1作で、福田麻由子主演の家族ドラマ。さくら(福田)は、職場の保育園で園児の保護者と出会う。彼女は彼に離れて暮らす父の姿を重ねるようになるが、かつての父親に関するある記憶を思い出す。

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「海の彼方」の黄インイク監督の「狂山之海」シリーズ第2作。緑のジャングルに囲まれ「秘境」と呼ばれる沖縄西表島。10歳で父に台湾から連れられ、人生のほとんどをこの島で過ごした90歳の老女は、ただ一人で島に残り続ける。そんな彼女の人生最期に放つ静かな輝きを、歴史アーカイブや再現映像を交え描き出す。

スタジオドラゴンと制作会社 ASTORY が手がけた韓国ドラマを坂口健太郎主演でリメークしたテレビドラマの劇場版。2021年、高速道路でハイヤーが暴走し政府高官が交通事故死する。長期未解決事件捜査班は、この事故が仕組まれた事件である可能性を疑う。一方、2009年の東京でも政務官が相次いで交通事故死していた。

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山本英夫原作の同名カルト漫画を綾野剛主演、清水崇監督で実写化したサイコミステリー。記憶も社会的地位もなくした主人公が、頭蓋骨に穴を開ける禁断の実験「トレパネーション」を受ける。それ以来、男の左目には人間の心の歪みが異形として見えるようになり、自らの記憶に隠された衝撃の真実と共に狂った運命の歯車が動き出す。

ミニシアター公開ながら異例のヒットを記録した「音楽」の原作者で、天才漫画家・大橋裕之の初期傑作集を竹中直人と山田孝之、齊藤工が共同監督を務めて映画化したヒューマンコメディー。脚本を舞台演出家・劇作家の倉持裕が担当し、原作に収録された約30編の短編から多数のエピソードを織り交ぜて構成されている。

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農業や漁業といった第一次産業を応援するためにスタートした映画「種まく旅人」のシリーズ4作目。出演は、2作目に主演した栗山千明、平岡祐太ほか。大学卒業後、大阪で働く銀行マンが、病気で倒れた父のため故郷の金沢に戻る。彼は畑を引き継ぐか売却かの二択を迫られる中、戸惑いながらも作業を手伝う。

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「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015」準グランプリの企画を映画化。監督は加藤卓哉。出演は瀧内公美、神尾楓珠、市川知宏、SUMIRE、田中要次ほか。満たされない毎日を送る、東京・青山にあるアパレルショップの店長が、ふとしたきっかけからSNSの裏アカウントにハマっていく。

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「マンマ・ミーア！」のフィリダ・ロイド監督、本作で脚本も手がけたクレア・ダン主演のヒューマンドラマ。虐待をする夫から二人の幼い娘と共に逃げ出したシングルマザー。公営住宅は長い順番待ちの状態で、ホテルでの仮住まいの生活から抜け出せない彼女は、娘との会話から小さな家を自分で建てるというアイデアを思いつく。

江戸川乱歩の短編小説を現代にアレンジし、木下ほうかと中山来未共演で映画化した「赤い部屋」シリーズ第2作。一週間に一度訪れ、社長という社会的地位も肩書も忘れて過ごす秘密の隠れ家を持つ不動産会社経営者。ある日、彼はその場所で少女と出会い、彼女の不思議な魅力にひかれ、深い関係に落ちていく。

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作家・東田直樹が13歳のときに執筆した「自閉症の僕が跳びはねる理由」を原作に、イギリスのジェリー・ロスウェル監督が手がけたドキュメンタリー。世界各地の5人の自閉症の少年少女たちの姿やその家族たちの証言を通し、自閉症と呼ばれる彼らの世界が普通と言われる人たちとどのように異なって映るのかを明らかにする。

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短編映画「あなたみたいに、なりたくない。」を手掛け、今作が長編映画デビューとなる川崎僚監督の人間ドラマ。独身主義の女性が子どものいない夫婦に卵子を提供するエッグドナー(卵子提供者)の登録説明会で従姉妹に再会し、彼女がレズビアンであることを知る。恋人に家を追い出されてしまった従姉妹は女性の家に転がり込む。

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「僕の彼女を紹介します」のチャン・ヒョク主演の歴史ソードアクション。かつては国王の懐刀として最強の武人と言われた剣客は、世間に背を向け、山奥で娘と二人でひっそりと暮らしていた。しかし、歴戦の古傷が彼の視力を蝕み、光を奪おうとしていることを心配した娘は、治療のためにと彼を都へと連れ出す。

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2019年に藤原竜也と鈴木亮平が、小学生を演じ話題となった舞台の劇場上映。作・演出は、劇団モダンスイマーズの蓬莱竜太が手掛ける。同じ団地に住む佐山鉄志(藤原)と田口圭一郎(鈴木)は、圭一郎が低学年で団地に越して来て以来の親友。しかしある事件をきっかけに、二人は対立し、次第に団地の王座をかけて争うようになる。

HappyElements株式会社(カカリアスタジオ)が制作・運営するスマートフォン向け、アイドル育成プロデュースゲームを原作に、2021年3月21日に行われた音楽イベントの模様を劇場上映。大型スクリーン投影用に高解像度設定で出力したアプリ内MVを中心に、合計10分強の完全新作MCパートを追加した内容で上映する。

福島伊達市とアニメ制作会社福島ガイナが組んだ戦国青春グラフィティ。戦国時代、敵に囲まれた伊達政宗は初陣に際し、伊達家ゆかりの梁川八幡神社に必勝を祈願する。すると氏神である龍が現われ、冥界の扉を開くという“冥龍眼”と16個の宝玉を手にする。だが、それを狙う謎の忍び集団の奇襲を受ける。

「ヒキタさん！ご懐妊ですよ」の細川徹監督の“小河ドラマ”第3作。関ヶ原の戦いに勝利し天下を取ったと思った瞬間、現代にタイムスリップした徳川家康(三宅弘城)。そんな中、「今までにない、リアルな時代劇を作ってやる」と燃える白川新太郎(松平健)は、家康から聞き出した生のエピソードを次々とドラマ化していく。

1974年に起こった連続企業爆破事件で世間を騒がせた“東アジア反日武装戦線”に焦点を当てたドキュメンタリー。東京・丸の内の三菱重工本社ビルで時限爆弾が爆発する事件が発生し、その後も爆発事件が続いた。その事件に関係する東アジア反日武装戦線の存在を知ったキム・ミレ監督が、彼らの思想の根源をひも解く。

「水曜どうでしょう」で人気に火が付き、今や俳優として活躍する大泉洋に当て書きされた塩田武士の小説を「紙の月」の吉田大八監督が映画化。主演の大泉のほか、共演は松岡茉優、佐藤浩市ら。大手出版社・薫風社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長が、社長の急死で権力争いが激化する中、廃刊の危機に立ち向かう。

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カプコンの人気ゲームを基に実写映画化したアクション大作。突然の嵐に巻き込まれ、この世界に存在するはずのない超巨大モンスターが暮らす新世界に着いた国際連合軍隊員たち。女性隊長は新世界で出会った謎の男とともにモンスターに立ち向かう。

「第73回カンヌ国際映画祭」に正式出品されたニル・ベルグマン監督の人間ドラマ。自閉症スペクトラムを抱える一人息子と暮らす元売れっ子グラフィックデザイナー。別居中の妻が息子の将来を案じて全寮制の特別支援施設への入所を決めるが、父との別れにパニックを起こしたことをきっかけに二人は逃避行する。

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ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション本を、クロエ・ジャオ監督がオスカー女優フランシス・マクドーマンド主演で映画化。リーマンショック後、長年住み慣れたアメリカ・ネバダ州の企業城下町の住居を失った60代女性が、キャンピングカーにすべてを詰め込んで、“現代のノマド”として過酷な季節労働の現場を渡り歩く。

「アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発」のマイケル・アルメレイダ監督、イーサン・ホーク主演の人間ドラマ。1884年、移民としてニューヨークへやって来て、憧れのエジソンの元で働き始めた発明家。あることでエジソンと訣別し独立した彼は、大財閥から莫大な資金を得て無線の実現に挑戦する。

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イギリスで生まれた人気アニメ「きかんしゃトーマス」の劇場版。トーマスたちが暮らすソドー島で、“未来の発明ショー”が開催される。彼らは発明家ルースから「機関車は史上最高の発明だ」とほめられ、ショーを盛り上げようと張り切るが、珍しい発明品に夢中になっている間に、ルースの空飛ぶエアカーの設計図が盗まれる。

「化け物と女」の池田暁監督が脚本、編集、絵を担当した人間ドラマ。2つの町は、一本の川を挟んで「朝9時から夕方5時まで」規則正しく戦争をしている。ある日、町で暮らす兵隊が向こう岸から聴こえてきた音楽に心ひかれる。そんな中、新しい兵器と部隊がやってくるといううわさが広がり、彼や町の人々の生活も変化する。

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小松昌平、益山武明、増元拓也、濱健人という4人の声優が出演する人気WEB番組を映画化。弱小の代理店・タートルクリエイティブが社運をかけて大型グッズ企画のコンペに参加することに。プロジェクトリーダーを任されたのは熱血漢の益山で、そのほかに3人のメンバーが加わって、プロジェクトが動き出す。

クリエーターの堀貴秀が7年の歳月をかけて完成させたSFストップモーションアニメ。環境破壊が進み地上が汚染され人類は、地下開発のため人工生命体マリガンを創造する。だが、自我に目覚めたマリガンが反乱を起こし地下を乗っ取る。1600年後、絶滅の危機にひんした人類は、独自に進化を遂げたマリガンの調査を開始する。

「あの日のように抱きしめて」のクリスティアン・ペッツォルト監督、「ある画家の数奇な運命」のパウラ・ベーア出演のラブストーリー。アレクサンダー広場に隣接するアパートで暮らし、博物館でガイドとして働く女性歴史家。恋人が別の女性に心移りし、悲嘆にくれる彼女の前に潜水作業員が現われ、二人は激しくひかれ合う。

女子高生が戦車を操り対戦する姿を描く人気アニメ「ガールズ＆パンツァー」の「最終章」の第3話。冬季無限軌道杯第2回戦が始まった。勝利のため、あらゆる「突撃」を駆使した戦法で迫り来る知波単学園に、大洗女子学園は大苦戦。ジャングル、そして夜戦という環境の中、追い詰められたみほらは逆転を狙う。

「仮面ライダーゼロワン」(2019年9月-2020年8月、テレビ朝日系)と「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」(2020年)のその後を描いたスピンオフ。人類滅亡のために集められたヒューマギアのテロ組織で、テレビシリーズでは人類と共存する道を選んだ滅亡迅雷.netの4人に悪意の影が迫り、新たな戦いが始まる。

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ロシア発のSFサバイバルアクション。宇宙船で謎の事故が発生し、唯一生き残った乗組員が、カザフスタンのソビエト秘密軍事施設に監禁される。そこへ政府や学会から疎まれ、追放されかけた女性医師が、軍の命令でやって来る。そして彼女は、生き残った乗組員の体内で生息する何かを目にする。

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映画「シャークネード」シリーズのアンソニー・Ｃ・フェランテ監督と主演のアイアン・ジーリングが再びタッグを組んだゾンビパニックムービー。孤島の静かな海で地震が発生。仲間と一緒に海に出ていた船乗りは、揺れが収まった直後、釣り竿に大きな獲物が掛かっていることに気付く。しかし、それは魚ではなくゾンビだった。

「ジョン・ウィック:パラベラム」のマーク・ダカスコス主演、ウィッチ・カオサナヤンダ監督のアクション。ゾンビに制圧された世界。わずかに残った人類が住むコミューンの支配を目論む仲間が殺りくを開始し、その混乱の中、ゾンビも乱入する。妻を殺された男は裏切り者たちやゾンビと戦いながら、娘と共に脱出を試みる。

「アド・アストラ」や「メッセージ」など、数多くの映画音楽を手がけた音楽家マックス・リヒターが企画した「眠り」をテーマとするコンサート「SLEEP」を追うドキュメンタリー。真夜中に開演し、終演時間は明け方までという、8時間以上に及ぶこのコンサートの全ぼうと裏側、さらに、リヒター自身の素顔にも迫っていく。

「ホースメン」のジョナス・アカーランド監督、ローリー・カルキン主演の音楽ドラマ。1987年のノルウェー・オスロ。ヴォーカルの青年と共に「真のブラック・メタル」を追求する全く新しいバンド・メイヘムの活動に熱中する19歳のギタリスト。ある日、ヴォーカルの青年がショットガンで頭を撃ち抜き、自殺してしまう。

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ヒップホップ黎明期を記録したトニー・シルヴァー監督の1983年製作のドキュメンタリーで、日本ではDVD発売されたものの劇場未公開となっていた作品。1970〜80年代のニューヨーク・ブロンクス地区で生まれたスプレーアートをテーマに、“ヒップホップ”として人々を魅了するカルチャーの生まれる瞬間が描かれる。

「熊笹の遺言」の今田哲史監督のドキュメンタリー。拳にバンテージを巻き、通常格闘技の禁じ手が許されることから“地球上で最も危険な格闘技”と言われるミャンマーの伝統格闘技・ラウェイ。その激しさから最後まで立っていれば、勇者としてたたえられる神聖な「最も美しい格闘技」に参戦した日本人ファイターの姿を追う。

2002年にロシア・モスクワで起こった劇場占拠事件を基に、アレクセイ・ペトルヒン監督＆脚本、イリナ・クパチェンコ主演で映画化したサスペンスアクション。モスクワの劇場がテロリストに占拠される。全世界が事件を報じ、政府と犯人の間では激しい駆け引きが続く。そして、特殊部隊突入の瞬間が迫る。

アレクセイ・テルノフ監督＆脚本、アーテム・トカチェンコとリュボーフ・トルカリーナ共演のロシア製ファンタジーアドベンチャー。舞台は現代のサンクトペテルブルク。時間の裂け目に飲み込まれ、パラレルワールドに迷い込んでしまった少女は、奇妙な案内人に導かれ、邪悪な魔女と戦うことに。

竹中貞人監督、藤田弓子、野澤しおり共演の輪廻転生ラブストーリー。若いうちに夫を亡くし、田舎町で1人暮らしをする老女の元に少女が訪ねてくる。少女は亡くなった彼女の夫の記憶を持って生まれてきたという。老女は生前二人で行こうと約束していた“逆さ富士”を見に行こうと言い出す。

テレビ朝日系で放送のアニメ「ヒーリングっど・プリキュア」の劇場版。のどからが身に付ける“ゆめペンダント”の力で心の中に思い描いた夢が映し出せる“ゆめアール”体験が流行する東京。そんな“ゆめのまち”で、彼女たちは不思議な力を持つ少女・ゆめアールプリンセス・カグヤと出会うが、夢を狙う謎の敵が現れる。

「映画ヒーリングっど・プリキュア ゆめのまちでキュン！っと GoGo！大変身!!」の短編同時上映作品として、プリキュアシリーズ18作目「トロピカル〜ジュ！プリキュア」を映画化。「ヒーリングっど・プリキュア」からダンスパーティの招待状を受け取ったまなつらは「ダンシングアイランド」を目指すが、思いがけない出来事が起こる。

研究技術員として働きながら「週末映画監督」として世界に挑戦してきた竹本祥乃監督の初長編となるヒューマンドラマ。小さな頃からの幼なじみで、高校音楽教師の門下生同士の男女。そんな二人を「阪神淡路大震災」、そして「局所性ジストニア」というピアニストとしての道を閉ざされかねない大きな試練が襲う。

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1995年3月20日にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件。事件の被害者のさかはらあつし監督が「地下鉄サリン事件とオウム真理教」に向き合い、撮影から完成まで5年を費やしたドキュメンタリー。通勤途中で被害にあったさかはら監督が、今なおオウム真理教の後続団体Alephを信仰する広報部長・荒木浩と対峙する。

沖縄戦を生き延びた住民たち、軍、県の関係者、その遺族への取材を通じ、これまで多くを語られることのなかった島田叡という人物の生涯と、語り継ぐべき沖縄戦の全貌に迫った長編ドキュメンタリー。佐古忠彦監督が新たに発見された資料を交え、知られざる沖縄戦中史に挑む。語りを佐々木蔵之介らが務める。

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1900年制定の法律により、精神障害者を小屋などに隔離した国家制度「私宅監置」。1950年に本土で禁止になったが、沖縄では1972年まで残っていた。沖縄でこの問題を追い続けてきた原義和監督が、1964年に東京から沖縄へ派遣された精神科医が記録した写真とメモを基に制作した、犠牲者の消息をたどるドキュメンタリー。

インド出身で日本に在住しているアンシュル・チョウハン監督のファンタジックな人間ドラマ。ソラ(円井わん)は、父と二人で暮らしているが、父子関係はすでに冷え切っている。ある日、彼女は急死した祖父が遺した第二次世界大戦中の日記を見つけ、その中に宝の存在を示す記述を発見。密かに宝探しを始める。

綾瀬はるかと西島秀俊共演で2017年10月〜12月に放送されたドラマ「奥様は、取り扱い注意」の劇場版。監督は「カイジ」シリーズの佐藤東弥。主婦たちの抱えるさまざまなトラブルを次々に解決する、元特殊工作員でちょっとセレブな専業主婦と、実は公安のエリートの夫が繰り広げた史上最強の夫婦ケンカのその後が描かれる。