大泉洋さんはすごくステキな方だなと思っていました
――先日インタビューさせていただいたムロツヨシさんが「大泉洋さんを主役に迎えられて、福田監督がいつもよりも楽しそうだった」とお話されていました。賀来さんもそういったところを感じましたか?
意外だったのは、大泉さんが福田さんの作品は初めてだということ。出てらっしゃったイメージがあったので、それには驚きました。でも、福田監督との相性のよさみたいなものは現場でも感じました。本当に相思相愛な感じでした。
――賀来さんは大泉さんと共演するのは初めてですか?
僕はデビュー間もないころに1度だけご一緒させていただきました。大泉さん主演のドラマ(「the 波乗りレストラン」2008年日本テレビ系)に、ちょこっとだけ出させていただいて。そのときにまだ駆け出しのぺいぺいだった僕にも優しく接してくださって、すごくステキな方だなと思っていました。
――今回、大泉さんと共演して刺激を受けたことはありますか?
あらためて感じたのは、やっぱりカッコいいし、存在感がすごいなと。なのにフラットで自然体なんです。これまでいろんな主演の方を見させていただいてきましたが、大泉さんを含めて皆さんに共通しているのが自然体なのにオーラがあるということ。それは努力しても出せるものではないので、カッコイイなと思います。
――最後に、いろいろと世の中が大変なタイミングでの公開になりますね。読者にメッセージお願いします。
本当に何も考えずに楽しんでほしいです。今のこの時期に、映画館に行くのはどうなんだと言われたら何も言えないですけど、どんなときにも娯楽は必要だと思うんです。僕が前にやった「今日から俺は!!」のときも「これを見て元気になった」と言っていただくことが多かったんですけど、これもポジティブなエネルギーを与えてくれる映画だと思うので、こういうときだからこそ見てほしい作品かなと思います。
取材・文=馬場英美